ライダー達の真夏の祭典!!
“鈴鹿8時間耐久ロードレース”、略して“8耐”。
昨年は仕事の都合で行くことが出来なかったのですが、今年は無事に行ってきました。
ちなみに、今年で31回目となるこの8耐。
私自身は、仕事の都合でどうしても行けなかった年を除いて、中学生の頃からほぼ毎年のように観戦しているので、このうち半数を超える15~16回は観ていますね。
さて、今年はあいにく仕事の都合でスタートには間に合わず、サーキットに到着したのはスタートから1時間半後となる午後1時ごろ。
なので、残念ながらスタート直後のトップ争いは観ることが出来なかったのです・・・。
近年の8耐は、スタートから1時間の間でレースの大勢が決することが多く、今年もまさしくそんな展開。サーキットに到着した時には、既にHRC11号車(清成&チェカ組)の独走状態。
でも、ドラマはまだまだ残されていました。
まずは、2006年の優勝チームで今年もポールポジションを獲得し、優勝候補の一画に挙げられていたTSR2号車(伊藤真一&辻村組)が69周目の200Rシケインで転倒。(転倒したのは伊藤選手。その後、ピットには戻ったものの、マシン修復はならずリタイヤ・・・。)
そして、2時過ぎから雲が多くなり、天候の悪化が心配される中、2時半過ぎから雷
とともに雨が降り始めます。最初は、ヘアピンなどがある西コースから降り始めてきたのですが、徐々に雨は東コースへとうつってきます。
レインタイヤに交換するチームも出てくる中、トップを走るHRC11号車のC.チェカ選手は、ドライタイヤを履いたまま、ペースを落とし慎重に走っていきます。
そして、それを追い上げる昨年の覇者ヨシムラ34号車(秋吉&加賀山組)の“野性人”こと加賀山選手。
50秒ほどあった差をみるみる削り、ついにC.チェカ選手を抜き去りトップに浮上。しかし、ドラマはここでは終わりませんでした…。
西コースで降っていた雨は10分もしないうちにあがり、コースのほとんどがドライコンディションとなる中、1コーナー付近ではコース上を水が流れるほどの激しい雨。(雨粒
もすごく大きく、直径5mmぐらいはあったでしょうか。こんな大粒の雨ははじめて見ました。)
この難しいコンディションの中、トップを奪った加賀山選手は2位以下との差を拡げかかるのですが、鈴鹿の魔物が彼に襲い掛かりました。
なんと、1コーナー侵入時に雨にすくわれ、リアタイヤが大きくスライド!!
マシンを立て直すことができず、そのままスリップダウン。
すぐにコースに復帰し、レースを続行するのですが、これで優勝争いからは完全に脱落…。しかも、この転倒によるマシンへのダメージから、後に秋吉選手が2度の転倒…。
でも、その後も猛烈な追い上げで一時は7位まで落ちた順位を4位まで回復。この日、一番サーキットを湧かせてくれたのは、このヨシムラ34号車の2人だったと思います。
そして、僕が一番応援していたヨシムラ12号車(渡辺&酒井組)。
残念ながら、優勝の夢は叶いませんでしたが、8時間をトラブル無しで2位表彰台を獲得。しかも、酒井大作選手がファステストラップとなる2'08.416を記録。
本当に、成長著しいライダーですね。優勝こそならなかったものの、表彰式でも悔しさを滲ませるなど、これからの活躍が期待できるライダーです。
ヨシムラのレースの模様については、こちらのブログをご参照ください。
ヨシムラSUZUKI with JOMO 鈴鹿8耐現地レポート
さて、8耐も残り1時間を切ると辺りは薄暗くなってきます。
サーキットを走るマシンにライトが灯り始めると、ゴールは間近。

しかし、今年も暑かった鈴鹿の8時間。完走を目前にしたこの時間帯に、マシンが力尽きてしまうチームが…。悔しいだろうし、可哀想だけれども、これが8耐。
だからこそ、完走すること自体が素晴らしいことなんですよね。
でも、完走できたチームもリタイヤしてしまったチームも、本当にお疲れ様でした。来年も8耐に参戦して、来年も私たちに感動を与えてください。
そして、表彰式終了後に、サーキットに打ちあがる花火。暑い8耐ウィークを闘い抜いた選手やチーム関係者、そして観客たちを労わってくれます。

この花火を見ると、「今年の8耐(お祭り)も終わってしまったなぁ~」と思うと同時に、「来年も、また来よう!!」と思ってしまうんですよねぇ。
終わってみれば、HRCが横綱相撲で貫禄の優勝。
開幕前は、マシン開発が思うように進まず苦戦が予想されていましたが、やはりホンダワークスは凄かったですねぇ。でも、観客の立場からすると、ホンダワークスが強すぎるとレースが面白くなかったりもします…。
かといって、手を抜かれるのはもっと嫌。来年は、またヨシムラを筆頭に、この強いホンダワークスを打ち負かすチームが現れることを期待しています。
サーキット放送でも、藤原克昭選手(カワサキからWSS選手権に参戦中)が話していましたが、カワサキワークスが帰ってこないかなぁ…。せめて、チームグリーンだけでも参戦して欲しいぞ!!
8耐の公式リザルトについては、こちらでご確認ください。
鈴鹿サーキット公式ホームページ 8耐レースリザルト
そうそう、ブースには昨日の4耐で優勝を飾ったGSX-R600が、2006年の8耐優勝マシンとともに展示されてましたよ。

“鈴鹿8時間耐久ロードレース”、略して“8耐”。
昨年は仕事の都合で行くことが出来なかったのですが、今年は無事に行ってきました。
ちなみに、今年で31回目となるこの8耐。
私自身は、仕事の都合でどうしても行けなかった年を除いて、中学生の頃からほぼ毎年のように観戦しているので、このうち半数を超える15~16回は観ていますね。

さて、今年はあいにく仕事の都合でスタートには間に合わず、サーキットに到着したのはスタートから1時間半後となる午後1時ごろ。
なので、残念ながらスタート直後のトップ争いは観ることが出来なかったのです・・・。

近年の8耐は、スタートから1時間の間でレースの大勢が決することが多く、今年もまさしくそんな展開。サーキットに到着した時には、既にHRC11号車(清成&チェカ組)の独走状態。
でも、ドラマはまだまだ残されていました。
まずは、2006年の優勝チームで今年もポールポジションを獲得し、優勝候補の一画に挙げられていたTSR2号車(伊藤真一&辻村組)が69周目の200Rシケインで転倒。(転倒したのは伊藤選手。その後、ピットには戻ったものの、マシン修復はならずリタイヤ・・・。)
そして、2時過ぎから雲が多くなり、天候の悪化が心配される中、2時半過ぎから雷

レインタイヤに交換するチームも出てくる中、トップを走るHRC11号車のC.チェカ選手は、ドライタイヤを履いたまま、ペースを落とし慎重に走っていきます。
そして、それを追い上げる昨年の覇者ヨシムラ34号車(秋吉&加賀山組)の“野性人”こと加賀山選手。
50秒ほどあった差をみるみる削り、ついにC.チェカ選手を抜き去りトップに浮上。しかし、ドラマはここでは終わりませんでした…。
西コースで降っていた雨は10分もしないうちにあがり、コースのほとんどがドライコンディションとなる中、1コーナー付近ではコース上を水が流れるほどの激しい雨。(雨粒

この難しいコンディションの中、トップを奪った加賀山選手は2位以下との差を拡げかかるのですが、鈴鹿の魔物が彼に襲い掛かりました。
なんと、1コーナー侵入時に雨にすくわれ、リアタイヤが大きくスライド!!
マシンを立て直すことができず、そのままスリップダウン。

すぐにコースに復帰し、レースを続行するのですが、これで優勝争いからは完全に脱落…。しかも、この転倒によるマシンへのダメージから、後に秋吉選手が2度の転倒…。
でも、その後も猛烈な追い上げで一時は7位まで落ちた順位を4位まで回復。この日、一番サーキットを湧かせてくれたのは、このヨシムラ34号車の2人だったと思います。
そして、僕が一番応援していたヨシムラ12号車(渡辺&酒井組)。
残念ながら、優勝の夢は叶いませんでしたが、8時間をトラブル無しで2位表彰台を獲得。しかも、酒井大作選手がファステストラップとなる2'08.416を記録。
本当に、成長著しいライダーですね。優勝こそならなかったものの、表彰式でも悔しさを滲ませるなど、これからの活躍が期待できるライダーです。
ヨシムラのレースの模様については、こちらのブログをご参照ください。
ヨシムラSUZUKI with JOMO 鈴鹿8耐現地レポート
さて、8耐も残り1時間を切ると辺りは薄暗くなってきます。
サーキットを走るマシンにライトが灯り始めると、ゴールは間近。

しかし、今年も暑かった鈴鹿の8時間。完走を目前にしたこの時間帯に、マシンが力尽きてしまうチームが…。悔しいだろうし、可哀想だけれども、これが8耐。
だからこそ、完走すること自体が素晴らしいことなんですよね。
でも、完走できたチームもリタイヤしてしまったチームも、本当にお疲れ様でした。来年も8耐に参戦して、来年も私たちに感動を与えてください。
そして、表彰式終了後に、サーキットに打ちあがる花火。暑い8耐ウィークを闘い抜いた選手やチーム関係者、そして観客たちを労わってくれます。

この花火を見ると、「今年の8耐(お祭り)も終わってしまったなぁ~」と思うと同時に、「来年も、また来よう!!」と思ってしまうんですよねぇ。
終わってみれば、HRCが横綱相撲で貫禄の優勝。
開幕前は、マシン開発が思うように進まず苦戦が予想されていましたが、やはりホンダワークスは凄かったですねぇ。でも、観客の立場からすると、ホンダワークスが強すぎるとレースが面白くなかったりもします…。
かといって、手を抜かれるのはもっと嫌。来年は、またヨシムラを筆頭に、この強いホンダワークスを打ち負かすチームが現れることを期待しています。
サーキット放送でも、藤原克昭選手(カワサキからWSS選手権に参戦中)が話していましたが、カワサキワークスが帰ってこないかなぁ…。せめて、チームグリーンだけでも参戦して欲しいぞ!!
8耐の公式リザルトについては、こちらでご確認ください。
鈴鹿サーキット公式ホームページ 8耐レースリザルト
そうそう、ブースには昨日の4耐で優勝を飾ったGSX-R600が、2006年の8耐優勝マシンとともに展示されてましたよ。
