chilimiの部屋

大切なものすべて・・・

赤十字家庭看護講習④

2007-11-02 17:50:54 | 自分の事
第4回目 

今回は
1.杖歩行介助
2.視覚障害者への対応
3.衣服の着脱の介助
4.床ずれの予防
以上の4つを学びました。

1.杖歩行介助(片麻痺の場合)

○介助者は患側に立つ。
○階段を昇る時は、患側の後方(下段)に立って介助する。
○階段を降りる時は、患側の前方(下段)に立って介助する。

特にやりがちなのは、良い方の足で患側の足を引きずって歩くという事だそうです。
患側の足が前に出ないとリハビリにならないので、
介助者は常に気にして見ているという事が必要だと教わりました。

2.視覚障害者への対応

これは、実際に自分がアイマスクをして平坦な所と、階段を介助してもらい
歩きました。

○介助者は常に1歩から半歩先を歩く(予想しやすい)
○状況を伝える時、方向を伝える時は具体的に(あっち、こっちなどでは全く分からない)
※クロックポジション(時計の文字盤を思い浮かべて何時の方向と
方向を伝えると分かりやすい)

今回、正直怖かったという感想を述べる方がほとんどでしたが、
先生は友人の視覚障害者の方から
「こういう講習はしないで欲しい」
と言われた事があるそうで「なぜ?」と聞くと

「講習を受けた人の大半が怖かったという感想だけで終わってしまい、
私達、視覚障害者にあれも危ないこれも危ない、そんな所へ行ってはいけない
などなど言われ、正直、自分達は訓練を受けたり、努力して、少なくとも
講習を受けに来て、いきなり見えない体験をした人達よりよっぽどましだからです。」

との答えだったそうです。

全くその通りだと思いました。

1番大切な事は、何を助けて欲しいのか、ご本人に確認する事。

視覚障害者の方々は、介助者がいても点字ブロックの上を歩かせて欲しいと
思うそうです。
少しでも知る事が出来た事は本当に良かったと思います。

3.衣服の着脱介助

これはまさしく、脳梗塞で倒れた舅が現在やらされているリハビリです。
家に帰って来たら手伝う事も見越して、着脱のコツをしっかり聞いて来ました

原則 脱健・着患

これは、原則として衣服の着脱は、患側から着て、健側から脱ぐようにすると
いう意味です。

そして、脱ぐ時のコツ

患側の肩を少し抜いておく(脱がしておく)と
健側を脱いだ時に、患側が自然に脱げる。

健側の袖を太ももやお尻に挟んで脱ぐ。
(患側の手が使えないと引っ張れないので、挟むと簡単に脱げる)

これもやってみると、ちょっとの事なのに、びっくりするぐらい楽に
脱ぐ事が出来ました

4.床ずれ(辱瘡じょくそう)の予防

原因は
圧迫    自分自身の重み、布団の重み、ちょっとのしわもずーっと寝ている人
       には床ずれの原因になる。

摩擦、ずれ 無理に動かすと、皮と肉とでも摩擦が起きる。
        電動ベッドもずれに注意する。皮膚は思うほど強くない。

湿潤、不潔 排泄により、皮膚の湿潤や汚れが生じる。
        ビニールなどが直接皮膚に接触している場合にも起こる。

後、栄養状態が悪くなると起きるという事。
なので、口から食べれなくなると途端に起こりやすくなるそうです。
これには驚きましたが、祖母が口から食べられなくなってから、
どんなに体制を変えても、床ずれが出来たのを思い出しました。

◎床ずれの経過

 発 赤 初期の発赤を見逃さず、手当てをすることが大切である。
  ↓  (普通、20~30分で消えるので、消えなかったら用心する。
      起こりそうな所をよく見る)
  発赤が見つかったからといって、マッサージは床ずれの要因になるので、絶対にしない
この時点で気づき食い止める事が1番良い。


 水 泡 水泡は破らないようにする。
  ↓
 びらん 
  ↓
 潰 瘍 水泡が破けたり、皮膚がただれてしまったら、医師の指示を
  ↓  うける。     
 骨破壊

床ずれは介護者にとっても、非常に労力を要する事だと思うので、
体にかかる圧力を分散させる用具(電動で圧力を変えてくれるエアマットレスベッド)などを
上手く利用する事も、お互いの負担が少なくなる事だと思いました。


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