これは何でしょう❓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/33/4e3ee83907b7912404d2f4d1f23bed4e.jpg)
ご存知、アトラスキャリーです
中には当然、保護したネコがいます
その名は たろう
たろうちゃんは 一年ほど前から、本当に時々、顔を見せる男の子でした
私の自宅敷地内にある 餌場に来る子はみな、顔と名前がわかりますが、たろうちゃんは あまりにも姿を見せないために、その名を呼んでも無反応だった![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_shock1.gif)
それでも毎日毎日、姿は見えなくても
名前を呼び続けた結果、1mくらいの距離までは近寄るようになってきました
ただ、それ以上近寄ろうとすると、逃げてしまいます
私が餌場にいる間は、ごはんを食べようともしませんでした
餌場に来たての子はみな、周りを気にしながら食べています
何度も後ろを振り返りながら、敵が来ないか確認しながら、今しかないようにガツガツと![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_cock.gif)
そんな時、やさしく名前を呼んであげると、安心して食べることに集中するようになることをご存知ですか![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_2.gif)
『大丈夫よ、ママが見ていてあげるから、安心してお食べ』
そう呼びかけるだけで、私への信頼度は驚くほど上がるのです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/atten.gif)
保護活動を始めてから、ずっとそうしてきました
三週間ほど前、たろうちゃんは
私の車の下でうずくまっていました
近寄ろうとすると、いつものごとく さっと逃げ……ようとした その、右前脚がブラブラに![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_6.gif)
脚を地面に着けない怪我をしていました
保護したい、保護できない、悩んだ私はその日から、アトラスキャリーを餌場に置きました
しかし…それ以来、たろうちゃんは
来なくなってしまったのです
それから少し経ったある朝、いつものように洗ったトイレを 庭の物干しに干した時、突然
しゃらん
と、不思議な音がしました
かつて大型犬を飼っていた私には、耳慣れた懐かしい音……鎖が動く音です
音のする方に目をやると、槇の木の根元に チシャがいました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/f9/6fad4782564b127f6e3c3c33af6516ab.jpg)
困った顔で、にゃあ と鳴いたチシャ
チシャの右前脚は 不自然な方向に曲がっているじゃありませんか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/01/d2210b5e7a7603f616de4edd1056ec16.jpg)
チシャの右前脚は、このトラばさみに挟まれていました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/53/37b750320b90ad1aa99b120654f892fb.jpg)
運良く? ハサミ部分はギザギザではなく、外傷はないように見えました
すぐに外して、触りましたが、さして痛がる様子もありませんでした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/3c/540a81442af3274891bfff7279d93d9c.jpg)
血がついていないのは不幸中の幸い
可愛いチシャの毛だけ 残っていますね
チシャは災難に遭ってすぐに逃げて来たらしく、外してすぐに歩いたり、高い所にジャンプできています
ところで、チシャの怪我を確かめながら、ふと
あることを思い出しました
それは、以前に 同じ場所を怪我していた たろうちゃんのこと
さらに遡り、同じ場所のひどいキズが元で亡くなった トラちゃんのこと
三頭とも、全く同じ場所を怪我していました
その確証を得るには、たろうちゃんを保護して、病院に連れて行くしかありません
姿を見せないたろうちゃんを、どうやって保護すればいいのか
答はひとつ
まちぶせ
これしかありません
会えないと言うことは、私が餌場に行く時間以外でなければダメだということ
ふだん、やらない時間にやれば可能性はあるんじゃないか![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/light.gif)
そして、たろうちゃんに会えました
朝7時、餌場に行くと、たろうちゃんが脚をブラブラさせていました
驚くことに、私を見るや、可愛い声で鳴いたのです
保護する時のお助け、フライドチキンをレンジでチンして、置きっ放しにしておいたキャリーの前に置いて見ました
キャリーの中、入口、その前、そのまた中間、そしてそして、たろうちゃんの前と ヘンゼル & グレーテルの逸話のように、ちょんちょんと![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_wel.gif)
一心にフライドチキンを食べている、頭に手をやっても怒りません
頭を撫でても逃げません
私は素手で、たろうちゃんをキャリーに押し込めることができました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_2.gif)
すぐに、シーツでキャリーをくるみ
ネコの来ない場所に……獣医に連れて行くまでの2時間、たろうちゃんは とても静かに座っていました
(無理矢理に保護(捕獲)した場合、ネコは恐怖からキャリーの中で暴れるものです)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/bc/f0182de7240e5a22c79bcd40de301ec8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/cb/41db90bd6b02b90b2033f8cac8971249.jpg)
たろうちゃんのレントゲンです
右前脚の少し上、傷ついているのが はっきりわかりますね
思った通り、トラちゃん、チシャと
全く同じ場所が傷ついていました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_6.gif)
幸いなことに骨折はしていませんでしたが、腱の損傷がありました
そして、怪我をしてから時間が経っているために 化膿した膿が患部に溜まり、それが激痛の原因だそうです
そこで、患部を大きめに切開し、化膿した部分を切除して縫合、固定しました
手術に伴い、実施した血液検査はエイズ 白血病ともにマイナス
手術に耐えられる体調だったからこそ、実現できたのです
同時に去勢も行いましたが、術後の経過も悪くありません
およそ2週間、入院して経過をみることになりました
かつて、怪我をしていることを知りながら、保護できずに 死なせてしまったトラちゃん
あのとき、二度と同じ轍を踏まないという誓いを守れたこと、とてもうれしい![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_2.gif)
今回、トラばさみの恐怖と苦痛に耐えながら、必死に私のところに逃げてきたチシャ
全く触らせてくれなかったのに、信じられない変化で 保護させてくれた たろうちゃん
笑う人は笑えばいい
私は、天国にいるトラちゃんが そう仕向けてくれたと信じています
このトラばさみ、持ち主を確定するために写真を撮り、町内の回覧板に載せました
持ち主からは未だ、連絡がありません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/5b/76a3577e0f381d157e20458dbea8f64f.jpg)
私の住むあたりの地図です
ピンクでマークした地域は、私が片っ端から保護してきたところ
そして、ここ2~3年、93番あたり中心に、地域猫活動が始まっています
以前、記事にもしましたが、住民全員が地域猫に賛同しているわけではない状況を考えると、心よく思わない人の仕業かもしれない
保護活動と地域猫については、今までもこれからも 議論が続くことでしょう
そこには地域住民の利害とともに、行政の在り方も関わってくるだけに
ことは複雑です
ネコの嫌いな人の心情を慮りながら、一頭でも多く 助けられたらいいなと思います![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/clover.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/33/4e3ee83907b7912404d2f4d1f23bed4e.jpg)
ご存知、アトラスキャリーです
中には当然、保護したネコがいます
その名は たろう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heartss_pink.gif)
たろうちゃんは 一年ほど前から、本当に時々、顔を見せる男の子でした
私の自宅敷地内にある 餌場に来る子はみな、顔と名前がわかりますが、たろうちゃんは あまりにも姿を見せないために、その名を呼んでも無反応だった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_shock1.gif)
それでも毎日毎日、姿は見えなくても
名前を呼び続けた結果、1mくらいの距離までは近寄るようになってきました
ただ、それ以上近寄ろうとすると、逃げてしまいます
私が餌場にいる間は、ごはんを食べようともしませんでした
餌場に来たての子はみな、周りを気にしながら食べています
何度も後ろを振り返りながら、敵が来ないか確認しながら、今しかないようにガツガツと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_cock.gif)
そんな時、やさしく名前を呼んであげると、安心して食べることに集中するようになることをご存知ですか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_2.gif)
『大丈夫よ、ママが見ていてあげるから、安心してお食べ』
そう呼びかけるだけで、私への信頼度は驚くほど上がるのです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/atten.gif)
保護活動を始めてから、ずっとそうしてきました
三週間ほど前、たろうちゃんは
私の車の下でうずくまっていました
近寄ろうとすると、いつものごとく さっと逃げ……ようとした その、右前脚がブラブラに
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_6.gif)
脚を地面に着けない怪我をしていました
保護したい、保護できない、悩んだ私はその日から、アトラスキャリーを餌場に置きました
しかし…それ以来、たろうちゃんは
来なくなってしまったのです
それから少し経ったある朝、いつものように洗ったトイレを 庭の物干しに干した時、突然
しゃらん
と、不思議な音がしました
かつて大型犬を飼っていた私には、耳慣れた懐かしい音……鎖が動く音です
音のする方に目をやると、槇の木の根元に チシャがいました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/f9/6fad4782564b127f6e3c3c33af6516ab.jpg)
困った顔で、にゃあ と鳴いたチシャ
チシャの右前脚は 不自然な方向に曲がっているじゃありませんか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/01/d2210b5e7a7603f616de4edd1056ec16.jpg)
チシャの右前脚は、このトラばさみに挟まれていました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/53/37b750320b90ad1aa99b120654f892fb.jpg)
運良く? ハサミ部分はギザギザではなく、外傷はないように見えました
すぐに外して、触りましたが、さして痛がる様子もありませんでした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/3c/540a81442af3274891bfff7279d93d9c.jpg)
血がついていないのは不幸中の幸い
可愛いチシャの毛だけ 残っていますね
チシャは災難に遭ってすぐに逃げて来たらしく、外してすぐに歩いたり、高い所にジャンプできています
ところで、チシャの怪我を確かめながら、ふと
あることを思い出しました
それは、以前に 同じ場所を怪我していた たろうちゃんのこと
さらに遡り、同じ場所のひどいキズが元で亡くなった トラちゃんのこと
三頭とも、全く同じ場所を怪我していました
その確証を得るには、たろうちゃんを保護して、病院に連れて行くしかありません
姿を見せないたろうちゃんを、どうやって保護すればいいのか
答はひとつ
まちぶせ
これしかありません
会えないと言うことは、私が餌場に行く時間以外でなければダメだということ
ふだん、やらない時間にやれば可能性はあるんじゃないか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/light.gif)
そして、たろうちゃんに会えました
朝7時、餌場に行くと、たろうちゃんが脚をブラブラさせていました
驚くことに、私を見るや、可愛い声で鳴いたのです
保護する時のお助け、フライドチキンをレンジでチンして、置きっ放しにしておいたキャリーの前に置いて見ました
キャリーの中、入口、その前、そのまた中間、そしてそして、たろうちゃんの前と ヘンゼル & グレーテルの逸話のように、ちょんちょんと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_wel.gif)
一心にフライドチキンを食べている、頭に手をやっても怒りません
頭を撫でても逃げません
私は素手で、たろうちゃんをキャリーに押し込めることができました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_2.gif)
すぐに、シーツでキャリーをくるみ
ネコの来ない場所に……獣医に連れて行くまでの2時間、たろうちゃんは とても静かに座っていました
(無理矢理に保護(捕獲)した場合、ネコは恐怖からキャリーの中で暴れるものです)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/bc/f0182de7240e5a22c79bcd40de301ec8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/cb/41db90bd6b02b90b2033f8cac8971249.jpg)
たろうちゃんのレントゲンです
右前脚の少し上、傷ついているのが はっきりわかりますね
思った通り、トラちゃん、チシャと
全く同じ場所が傷ついていました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_6.gif)
幸いなことに骨折はしていませんでしたが、腱の損傷がありました
そして、怪我をしてから時間が経っているために 化膿した膿が患部に溜まり、それが激痛の原因だそうです
そこで、患部を大きめに切開し、化膿した部分を切除して縫合、固定しました
手術に伴い、実施した血液検査はエイズ 白血病ともにマイナス
手術に耐えられる体調だったからこそ、実現できたのです
同時に去勢も行いましたが、術後の経過も悪くありません
およそ2週間、入院して経過をみることになりました
かつて、怪我をしていることを知りながら、保護できずに 死なせてしまったトラちゃん
あのとき、二度と同じ轍を踏まないという誓いを守れたこと、とてもうれしい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_2.gif)
今回、トラばさみの恐怖と苦痛に耐えながら、必死に私のところに逃げてきたチシャ
全く触らせてくれなかったのに、信じられない変化で 保護させてくれた たろうちゃん
笑う人は笑えばいい
私は、天国にいるトラちゃんが そう仕向けてくれたと信じています
このトラばさみ、持ち主を確定するために写真を撮り、町内の回覧板に載せました
持ち主からは未だ、連絡がありません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/5b/76a3577e0f381d157e20458dbea8f64f.jpg)
私の住むあたりの地図です
ピンクでマークした地域は、私が片っ端から保護してきたところ
そして、ここ2~3年、93番あたり中心に、地域猫活動が始まっています
以前、記事にもしましたが、住民全員が地域猫に賛同しているわけではない状況を考えると、心よく思わない人の仕業かもしれない
保護活動と地域猫については、今までもこれからも 議論が続くことでしょう
そこには地域住民の利害とともに、行政の在り方も関わってくるだけに
ことは複雑です
ネコの嫌いな人の心情を慮りながら、一頭でも多く 助けられたらいいなと思います
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/clover.gif)
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