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二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

Just between the lines

2006-05-05 23:05:02 | その他映画
本当は、Good Night, Good Luckを観たいんだが、、、地元ではやっていない。

そこで、Producersを観た。

予想通りだった内容。予想通りでなかった自分の反応。おいらは、自分で思っていたよりも、ユーモアのセンスがなかった。がっくり。

う~ん。内容は、これから観る人のためにも置いておくとして。
好きな内容なんだ。しかめ面しなくてすむ、お笑いの世界。ブロードウェイ・ミュージカルの世界をハリウッドで描くんだから、そりゃもう、豪華絢爛の大騒ぎさ^^

好きなんだ、こういうの。ヒロインもかわいかったし、レビューも素敵だった。主役のおっさんが妙にツボにはまって、途中で、彼が「西田敏行」なんだと気づいたら、さらにおもしろくなった(意味不明でごめん)。

で、実は。そんなによくできた映画だったのに、のめりこめなくて、軽く落ち込んでいる。言うなれば、すごくよくできた人形劇を観ていて、それは当然「人形劇」なのだということを、ものすごく体感してしまって、辛くなってしまうような、そんな感覚。そんなことを言ってしまえば、物語なんぞは、全てそうなのだが。

そこで、ネイサン・レーン演じるおっさんがいい味を出してくれる。彼を観ていると、まだ何だか「絵空事」が「架空の物語」になるんだよなぁ、、、キャストが皆癖がありすぎるぐらいあってしかももっさりしている(わざとか?!)ので、ちょっとその辺が妙に現実臭を漂わせていて切ない。なんだかなぁ、、、隣に存在するかのような肌に感じる人間の現実感と、お話のぶっとび具合のそぐわなさが、ちょっとおいらにとっては強烈すぎたのかも知れない。

ネット記事に曰く
「2001年トニー賞において新作ミュージカルが受賞可能な13部門の内、なんと12部門で最優秀賞を受賞して史上最多記録を打ち立てたほか、ドラマデスク賞など数々の賞で記録を樹立。
“間違いなく史上最強のナンバーワン・ミュージカル★なのだ!!!”」

「この作品は、アメリカが誇る喜劇王メル・ブルックスの同名タイトルの1968年のアカデミー賞受賞映画を基にした 新作ミュージカルである。
運に見放された落ち目の舞台プロデューサー マックス・ビアリストックと、小心者の会計士 レオ・ブルーム。二人は手を組んで、究極のペテンに挑戦する。つまり、大コケ間違いなしの駄作をブロードウェイにかけ、必要な資金以上の資金を集め、そして余ったお金を懐に・・・というもの。彼らの「大コケ間違いなし」の作品とは?それは他でもない「ヒットラーの春」と題されたミュージカルなのだ。最悪のシナリオに、最悪のスタッフをそろえ、出資者たちから集めるだけの資金を集めて臨んだ初日。しかし、ショウは皮肉にも大当たりをとる・・・。払いきれない配当を出資者たちに約束したプロデューサー二人の運命は・・・?」

以下詳細は○ttp://www.tbs.co.jp/p-guide/event/producers/ を御覧あれ。

笑いにあふれた作品なのに、おいらが疲れた原因は、一言一言や演技の一つ一つに膨大な連想がついてきたということだろう。それは、創り手の意図したことか、おいらの過剰反応かはわからない。1つの動作に10の想起。1つの台詞に10の皮肉とカウンター。人種の問題から戦争からエイジング問題果てはアメリカの倫理観まで、、、そう、おいらはこの映画にしてやられてしまったのかもしれない。プロデューサーズが舌出して笑っているのが目に浮かぶ。やられたぜ。この作品の初演から年月がたっているから、今の時代ではやばいんじゃないの?ってことまで笑い飛ばしてるからなぁ、この映画。それすら、「当時のアメリカの風刺」として成り立ってしまう、この多重構造。

そんなわけで、、、プロデューサーズ、よかったです(心から)。いっぱい体力使いました。そして、おすぎがどうして「お薦め」にしてたのかもちょっとわかりました(笑)。

そうそう、連休中に英語の練習したい人はプロデューサーズお薦め。英語がわかりやすいよん^^(そんな奴はいるのか。。。とか追求しないように。。。)

ああ、「ナイロビの蜂」観たいなぁ、、、でも、観る前から疲れそうなのがわかる、、、おいらはもう年なのだろうか、、、(大人しく「コナン」でも観ておけ」ってか?^-^;)
コメント
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