昨日に続いて遍路一日一話。
【同行二人】
お遍路さんの三点セット、「笠」「杖」「札入れ」のそれぞれには「同行二人」と言う文字が書かれています。
「どうぎょうににん」と読むそうです。
お遍路はあくまで「修行(しゅぎょう)」であり、「行(ぎょう)」なのです。
その修行は苦しいものですが、そこには常にお大師さんが一緒に見守ってくださるとのことです。
「同じ行を二人で営んでいるということです」
だから、「杖」はお大師さんそのものなのです。
1日の行を終えてお宿についたら、杖の先はきれいに拭いて床の間に飾ります。