「わが家」のパーティの後、別の酒場に行き隣り合わせた女性と
なんとなく話をはじめ、そのうち話が弾み、
このひとの独特の雰囲気どこから来てるのかな・・・・
とふと感じたので、「仕事は何をなさってるの」と訊いたら
「言ってもいいのかな・・・・ソープです」と答えられ、
妙な間があかないよう、とっさに配慮したつもりだったのですが、
カウンターの中の人が慌てて咳をしたり、それはおかしかったのですが、
さばけた性格の人で、こちらの不躾な質問に率直に答えてくれて、
面白かったです。
訊くほうも訊くほうだと思いますが、滅多に会えない相手なので
「取材」したかったのと、ソープ嬢と聞いて話を途絶えさせるのも
妙なもので。
客により好みがあるだろうし、それにより仕事の内容が変わることがあるの?
と訊いたら「仕事の場に入ったら相手をそういう好き嫌いの視線では
見ません」ということでした。それ以上突っ込んだ質問もしたのですが、
魅力的な顔立ちの、背のスラリとした人でした。
なぜその仕事を選んだのかも訊きたかったのですが、それは失礼な質問の
部類であるような気がしたので、やめました。
ダメな男を好きになり、貢ぐへきがあるそうで、私の友人にもそういう
のがいるので、少々アドバイスさせてもらいましたが、男の好みって
そう簡単に変わるものでもないのですよね。
多分、懲りはてるまでゲスを好きでいるでしょう。
いい男をゲットしたら、お祝いにご馳走してあげるよ、と
言って別れたのでしたが、そういう時が来ればいいと思います。
しかし、いるんだよね・・・・ダメでバカで品のない男が好きになる女って。
私に対する印象を「色気が半端ない」と漏らしてくれて、それはとびきり嬉しかったです。
だって、年重ねるごとに不細工に崩れて行く時、男を見るプロみたいな女性にそういう感想を漏らして頂いて。
・・・・・あれ? 私もダメ男に見られたのかしら?
それぞれの人生を、ちらっと感じて
心がほんのり、和らぎました。
ある意味プロ意識を持った方なのですね。
世の中には、課された仕事をせずに、他人のお金で贅沢三昧のセレブ生活を満喫している輩もいますが(いえ、決して『とある高貴なご家庭』のことを当てこすっているわけでは…)、それに比べれば、いかなる職業といえども、自分の力でプロとして働いているのですから。
そんなに魅力的な女性でしたら、きっとすごくドラマティックな人生を歩んでこられたのでしょうね。
多いので、記してみました。
袖と袖が触れ合って、すれ違いだけのご縁でも
幾つもある前世の一つで結んだ御縁・・・・という
仏教に根ざした、日本的な言い回しです。
プースケさん
いろんな人が生きていて、いろんな人がその人を
必要としています。ソープがなければ女性に
縁がない男もいます・・・・。
ひよさん
プロ意識、たしかにそうですね。
どの世界でも、素人は困ります。
プロに徹していただかないと。