日本に侵略戦争をした歴史などない。
それを言ってくるのは中国と韓国のみであるが、まことにおかしな
話であり、韓国は日本と戦争などしたことはないし、日本と
一緒に戦っていたのであり、日本陸軍には朝鮮名の高官がいた。
中国に関して言えば長い話になるので、いずれ機会を見て。
「歴史認識」は国により異なる。「認識」なので。ただ「事実はひとつ」である。
事実の解釈が認識であるが、その事実を歪めては認識も何もない。
侵略戦争など、日本はしたことがない。まずそこからスタートしようではないか。
戦争直前の御前会議の内容(こちらは事実に属する)を調べてみたが、何をどう読んでも侵略の意図などありはしない。天皇陛下にいたっては、平和を希求するお心を切々たる
和歌に託して臣下に披露されており、何とか平和の道を選ぶわけには行かぬのか、
と。対する臣下は、いや絶対に戦うべきですと積極的に言うもの一人もなく、
深くうなだれた沈黙。突入すればおそらく負けるであろう戦に対して
苦渋の色が読み取れるばかりである。
日本側からいくら侵略ではないと言い張っても、言い繕いだと思われても困るので
今日は二人の外国人、それも敵国アメリカ人の証言を挙げておく。
他ならぬ占領軍の親玉、マッカーサーが「侵略ではない」と断定していることすら
知らない日本人がいるのではないか?
日本が対米戦争に踏み切った理由について、連合国軍総司令部(GHQ)最高司令官だったマッカーサーいわく、
「主に自衛(安全保障)のためだった」
1951(昭和26)年、米議会での証言である。戦後6年目のこと。このマッカーサー証言が、東京都立高校独自の地理歴史教材に記載されたことを私は知らなかったが、一筋の光明が差した思いである。
何という一方的な史観ばかりが、日本の教科書には記載され日本の子供たちの耳に毒液のごとく注ぎ込まれて来たことだろう。
その一方に偏った史観の代表格である「はだしのゲン」に対して私も、「正論」誌上で真っ向から異論をぶつける場を与えられた。微力ではあるが、今後変わっていく小さなきっかけにでもなってくれたら、ありがたい。精一杯ほとんどすべてのことは、いろはの基礎ばかりではあるが書き抜いた。むろん、20枚程度の小論で全てを網羅はできぬけれど。
「正論」における小論文内では、御前会議とヘレン・ミアーズの「アメリカの鏡」を例に、侵略戦争ではなかった可能性ついてに触れた。
『アメリカの鏡・日本』は、アメリカ人女性学者ヘレン・ミアーズ(Helen Mears)著Mirror for Americans: JAPANの邦訳タイトルである。
開戦前から日本の研究に訪れ、連合国軍占領下の日本ではGHQの諮問機関「労働政策11人委員会」のメンバーとしていた人だから、付け焼き刃の浅い論ではない。終戦3年後の1948年アメリカでの出版で、日本擁護論であるわけだから、大変な勇気であろうし、またアメリカも食えない国だが、こういう異論を受け容れるキャパは有している。
概要は以下の通り。
●日本軍による真珠湾攻撃以来、我々アメリカ人は、日本人は近代以前から好戦的民族なのだと信じこまされた。しかし、前近代までの日本の歴史を振り返ると、同時代のどの欧米諸国と比較しても平和主義的な国家であったといえる。
●開国後、近代化を成し遂げる過程で日本は、国際社会において欧米先進国の行動に倣い、「西洋の原則」を忠実に守るよう「教育」されてきたのであり、その結果、帝国主義国家に変貌するのは当然の成り行きだった。
●以後の好戦的、侵略的とも見える日本の行動は、我々欧米諸国自身の行動、姿が映し出された鏡といえるものであり、東京裁判などで日本の軍事行動を裁けるほど、アメリカを始め連合国は潔白でも公正でもない。
●また日本が、大戦中に掲げた大東亜共栄圏構想は「法的擬制」(本書中にしばしば登場する言葉で、「見せかけ」、「建て前」と類義)であるが、アメリカのモンロー主義同様、そのような法的擬制は「西洋の原則」として広く認められていた。さらに戦前・戦中においては、国際政治問題は「道義的」かどうかではなく「合法的」かどうかが問題とされていたのであり、戦後になって韓国併合や満州事変も含め、道義的責任を追及する事は偽善である。
●実際に戦前・戦中の段階で、日本の政策に対して人道的懸念を公式表明した国は皆無であり、自国の「合法性」を主張する言葉でのみ日本を非難し続けるのは不毛であるとする。
ーーーーーーーーーー以上ーーーーーーーーーーーーーーー
マッカーサーの証言と、ヘレン・ミアーズの著書を日本人は腹に入れて、おきたい。
一方的な言い分に振り回されてはならない。自らのみならず、日本を将来背負う
子供たちの心を暗く歪めてしまう。現代は情報戦である。
子供たちに悪しき情報のみを手渡してはならぬ。
まさにマッカーサーの証言を知りませんでした。
はだしのゲンを担任から勧められ、クラス中でブームかのように読んでいた世代ですが、日本は非難されて当然であり、反省すべきであると長らく思いこんでおりました。
教科書もそうです。
若いころ読んだ本にも天皇とマッカーサーのやり取りの部分では天皇を貶める言葉が列んでおり、ますます自国を誇れない気持ちは固まっていきました。
日本の天皇と皇室の存在そのものを学ぶ機会もなく大人になった世代ではおりますが、身近な周りを見渡すと、親族には戦死したものもいれば、天皇や日の丸を大事にしていた環境もあり、どうにも腑に落ちない温度差を感じてはいました。
いまさらながら、その違和感は根底から違うのではないかと思い始め、情報を得る過程でこちらのブログにたどり着きました。
思い込まされることや情報の偏重には本当に驚愕しています。
これからも楽しみに読ませていただきます。
>まさにマッカーサーの証言を知りませんでした。
やっぱり。これほど端的な証言者もいないのにね、敵軍の大将なんだから。
>はだしのゲンを担任から勧められ、クラス中でブームかのように読んでいた世代
頭痛がします。ほとほと「正論」に反論を書いておいてよかったです。誰かが一回はきちっと、やっておかねばらぬことでした。
>若いころ読んだ本にも天皇とマッカーサーのやり取りの部分では天皇を貶める言葉が列んでおり、
何だったのでしょう? 天皇は「自分が死ぬ覚悟だから、部下たちを助けてくれ」と言いにいらしたのですが? それでマッカーサーは感銘を受けたとそれが事実なのですが?
余談ですが、だから天皇陛下が靖国神社を参拝しないのはA級戦犯が祀られているから、というのはないですね。
「助けてやってくれ」と命乞いにいらしているわけですから。
自らが参拝することで政治外交問題化するのを避けているのだと思います。でなければ勅使の派遣もないだろうし、宮家の神饌料もお許しにはならないはずです。
私もまた、何を考えることもなく、教えられる通りに思い込んでいた者です。
あることをきっかけに学び始め、状況を全て納得するのに3年間かかりました。
まだまだ、自虐史は蔓延り、または好戦的な日本と思ってる方が沢山います。
真実を伝えてくれるメディアも皆無です。
話は変わりますが、昨日イプシロンを(宇宙のゴミになるだけ)と言ったMCがいましたが、そんな人間が堂々と発言出来る今の日本のマスコミは、真っ当な道に戻るのでしょうか。
旅行会社が渡航自粛を促す国と日韓友フォーラムを開いているという事を、何の危惧も無く声高に垂れ流すマスコミ。
毎日ニュースを聞くのが憂鬱であり、腹立たしくもあります。
マッカーサーの証言も、去年の一件以来勉強し直して知りました。南京大虐殺も、慰安婦の真実も、尼港事件も、関東大震災の時の大火災も、朝鮮総連の成り行きも、日本に現在住んでる特アの方達の真実も……数えたキリがありません。
はだしのゲンも、悪いのは全て日本であるという、残忍で非道な内容に対して論議すべきだと思います。
はだしのゲンも、悪いのは全て日本であるという、残忍で非道な内容に対して論議すべきだと思います。
井沢さんの活動に期待しております。広めたいと思ってます。
それでも、少しずつ真相を知り始めている人々はいますね。
私は今が精一杯です。テレビを舞台に書いている人間ですので、本来は慎むべきことなのです。視聴者には色んな思想の人がいるので。
でも見るに見かねて・・・・というところです。
誰もやってくれぬので。
私程度の知識でものをいうのも僭越なのですけどねえ・・・・。「正論」など保守論客が書くべき舞台で、本来私ではないと思うのですが・・・・。
本当に誰も言ってくれない。
消されるからかもしれません。
テレビでも私程度に喋る人があまりいません。これでも10分の1程度に抑えて喋っているのですが。
コメンテーターを見ていると情けなくなります、嘘ばかり、一定方向に誘導する意見ばかり。
たまにマシな人がいますかねえ・・・・。
ぽちゃこさん
>特攻隊の話、楽しみにしています。
特攻隊を書くわけではなく、普通のラブストーリーに特攻隊員の手紙を置こうかと構想しているだけのことです・・・・。
井沢さん、お身体に十分気をつけて下さい!
そのような事も考えず、安易なコメントすみません。このブログに出会えた事だけでも救いです。
いえいえ。出来る範囲でやって行きます。
ただ、節度を知らぬ性格なので、つい走って
しまうのです。
自らにブレーキをかけないと。
私の政治や歴史への関心など、ここ近年なのですが、短い学びでも容易に知れることが、よくもまあこう周到に覆い隠され、虹曲げられて伝えられているものだと思います。
ぽちゃこさん 追記
>実際は退くに避けずただひたすらに『国を護る』だけだったのだという事を子供達に話す人がいなければと思います
これを話す人もいないので、場違いな私が発信しているわけですが・・・・
テレビで喋ったらおそらく袋叩きでしょう。
京都の御所などを見て塀の低さに驚き、江戸文化を知っては何故サムライたちは貧乏なのか、と驚き、徳川埋蔵金はどこにあるのだと興味を持たれ、クーデターが無血で行われたなど、ワタクシゼンゼンイミワカラナイ だそうで。
そんな文化・歴史に根ざした日本人が、我々の祖先が今、不当な侮辱を受けていることに、心の底から怒りを感じます。