涙なしのダイエット

数十年来のヘビースモーキングをピタリと止めたぐらいだから

意志は弱くはないと思うのだが、ダイエットがきついなあと

一工夫してみたら、これが上手く行って体脂肪が落ち始めている。

一日おきに、蕎麦一食にするのである。ただし、副食として

豆腐と納豆、めかぶはいくらでも。

あと、置き換えダイエット用のきなこ味のパウダーを豆乳に

溶かして飲むのもOK.　豆腐には麻の実オイルをかけ軽く塩を振り、

ごまと、黒ごまをすったものをかける。

翌日が普通食だが、一食。お腹が減ったら、豆腐と納豆、海藻は食べる。

甘いものが欲しくなったら、酵素ドリンク。これが強烈な甘さなので

十分補える。

たまに会食が入り、美食はその時できるので、ストレスはない。

蕎麦が飽きたら、玄米のおにぎり２つ。おかず少々。それで、一日分。

あと、エレベーターとエスカレーターはなるべく使わない。

ベッドから起き上がる「ついでに」楽々腹筋。

年内にはスッキリしそうだ。

なんて、ダイエットって楽なんだ。

私はダイエット本も書ける。・・・・・って一行で終わりそうだが。

いわく「食べるな」。

愛想がないが、しかしダイエットの極意ってこれだろ？

食べるな。

そう言えば、イタリア語でレストランは「タベルナ」と言わなかったか。

ローマで「ビラ・タベルナ」というレストランに入ったことだある。

痩せたら誂えた着物がぶかぶかになりそうだが、その時は昔のように

お腹に巻物をすればよい。

 

・・・・と偉そうに書いた矢先、アボカドのアンチョビソースかけが食べたくなって

レストランへ寄ってしまった。

アボカドのお代わりを言ったら、もう一生お代わりと言い続ける気がするので

ぐっとこらえて、代わりにポテトフライのアンチョビあえを頼んだ。

ワインを２杯。

ダイエット本はやっぱり書けないな。

ちなみにアボカドのアンチョビソースかけは、たぶん自宅で作れる。

大きめのアボカドを２つに割って、そこにたっぷりのオリーブオイルで

熱したアンチョビソースをかけるのである。

アボカドも熱しているようであるから、フライパンかレンジで出来るのではないか。

アンチョビはフィレをみじん切りしてある。

ところで、アンチョビはびん詰のフィレを買ったが、大き過ぎて

私にはつまらない。どうもみじん切りに小さくして、しかもパンやピザと

組み合わせたのが、味も食感も私は好きなようである。

ピザも、アンチョビのトッピングを２倍にしたのを頼んだら、ツーマッチだった。

アンチョビが好き、というのは正確な言い方ではなく、みじん切りのアンチョビを

ピザか、さっくりした薄切りフランスパンに載せて食べるのが好き、と言い換える。

ヘアヌードが味気ないのと同じで（そうか？）、アンチョビがあるかないか、形は

見えず、味はちらっ、ちらっとあるのがよい。

しかし、これでダイエット中とは、我ながらどの口で言うた。

しかし、ダイエットを意識しただけで、やや痩せはしているよ。