【寄稿】太極旗に見る韓国人の創造性はどこに消えたのか
朝鮮日報 2月7日


私は太極旗(韓国の国旗)が実に誇らしい。オリンピックで韓国選手が金メダルを取り、愛国歌(韓国の国歌)と共に大きな太極旗が掲揚されるときに感じるあふれんばかりの誇らしさは言うまでもないが、国際的なイベント会場にずらりと掲揚される数多くの国旗の中で、ことのほか目立つ太極旗を見るたびに感じるひそかなプライドもまた並のものではない。デザイン専攻ではなかったが、早くからデザインの重要性に目を向けた私にとって、太極旗は世界のどの国旗よりも圧倒的に優れたものに見える。

太極旗には、洗練されたデザインと奥深い哲学が共存している。
乾坤坎離(けんこんかんり)の四卦(しけ)は、均衡と変異の絶妙な組み合わせだ。もし太極を中心に、同一の棒状の文様を四隅に整然と描いていたら、均衡の美は得られただろうが、変異の多様性は期待できなかった。韓国の太極旗は、英国旗の息詰まるような均衡感や日の丸の生意気な野心とは次元が違う。
            
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これを梨花女子大の教授が言っているらしいのですが、太極旗が
オリジナルですか?
元は中国の易学の八卦から来ています。
誇らしいとするのも、ちょっと違うのではないですか?
そもそも太極旗には安定性がなく、その時々に形を
変えて来ています。教授がいうように、デザイン性に抜きん出ているなら、
李氏朝鮮以来、なぜそう変えるのでしょうね。
「プライド」を持てるのも不思議です。
かつては中国の属国旗であり、そのように記載されていたのを
お忘れでしょうか。
 
 
 
 太極旗が考案されたのは1883年です。この時期、李氏朝鮮は
清王朝の冊封体制に服属していました。
 
それゆえ、1886年に清の李鴻章によって編纂された『通商章程成案彙編』に
収録された太極旗は、清国の国旗、軍旗、商船旗の後に位置づけられていて、
同時に「大清国属 高麗国旗」と明記して掲載されています
 
太極旗は、朝鮮が清から従属国として扱われていた歴史の凝縮でも
あります。