井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

韓国のプライド「漢江の奇跡」が教科書から消えた

2019年04月29日 | 歴史・政治

韓国の人々が朝鮮戦争後の急速な経済発展を「漢江の奇跡」と
称していて、内情を知る日本人はしょせん日本が半島に残した
インフラと知識がベースの
経済発展と近代化であろうに、と
失笑していた。

1965年の日韓基本条約・日韓請求権協定により韓国は
日本から5億ドルに及ぶ経済援助を受けた。
本来は慰安婦や、徴用工に渡される筋合いのお金だった。
しかし、当時の朴正煕大統領はそれを発電所などの
インフラ投資に使ってしまったのだ。
それを知らされていないので、いまだ韓国は日本に
補償しろと言い立てている。日本にしてみれば
知ったことか、であるが、説明は続けなければ
ならない。あったことが、なかったことに、
なかったことが、あったことにされる厄介な国相手なのだから。

 

日本の目覚ましい戦後復興は世界が「奇跡」と認めているが
韓国の「漢江の奇跡」は典型的「我褒め」のレベルである。
自力ではないのだから。独立と称するそれも棚ぼたでしか
なかったように。

その韓国の人々の誇りである「漢江の奇跡」が韓国の
国定教科書から削除された。
漢江の奇跡が日本という他力による発展であったことを
自省したからでは無論ない。あの国には自省はない。

削除は文在寅政権の「積弊清算」によるもので、
つまり保守政権の下で定着した制度や政策、慣習などを
見直し修正するという姿勢による。
政権が変われば、又復活して自画自賛を始めるだろう。

復活したとしても、漢江の奇跡の原資は日本の経済援助に依る、
と韓国の 教科書に書かれることは、ほぼ永遠にないだろう。

1948年の国連総会においては、北朝鮮は合法的政府としては
認められてはいなかったという記述も消された。
昨年は、「朝鮮戦争の端緒は北朝鮮の南進に依る」という
記述が抹消されている。

新たに追加されたのは、朴槿恵前大統領を獄中に
追いやったロウソクデモのことである。

これほど金正恩委員長に気兼ねしながら、「役立たずの
仲介者」と文政権は罵られ、北朝鮮との合同イベントに北の姿はなく
韓国だけでやった、という寒々しさ。

この韓国が日本を歴史修正主義やら、歴史を直視しない
国であるとして糾弾する。

一国の発展はインフラや、自動車パソコンの製造力のみに
依るものではない。精神的成熟が伴わぬと、
国家としての発展はいずれ行き詰まる。

余談だが、指原莉乃が卒業した。卒業というより、グループの枠から
自ずとはみ出すぐらい存在感が大きい人だった。平成最後の
アイドルという位置も「持っている」からだろう。
これは自分でも意外だが、彼女の卒業で平成が終わることを
実感している。