井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

インバネスとボ-ラーハット

2014年12月27日 | 日記

インバネスが欲しくて三越の和服売り場に出かけた。

もうサイズが不揃いになっていて、普通のウールのインバネスを求めるつもりが

カシミアになってしまった。普通ウールの倍価格である。

今頃冬物を求めに来るのが下手なのだ。

しかし流行り廃りがないので、一生もの。体型の変化にほぼ影響を受けない。手入れが良ければ孫子の代まで伝えられる。購入するときは息を整えねばならないが、結局さして高い買い物ではないことは、和服と同じである。

夏の和服に帽子が好評だったので、冬の帽子も求めた。

「ボーラーハット」で頭部が丸く、山高帽の一種であり英国発祥。

ダービーハットとも言うそうだが、これにインバネスを羽織ると
まるでシャーロック・ホームズだ。
ワトソン役は向井理くんに頼みたい。
求めたボーラーハットはウサギの毛で織ってあるそうである。

写真を写すのが面倒なので、ネットで拾ったイメージ画像で

およそこんなの。

 

インバネスだと和服にブーツでもよさそうな。

明治大正、和服にインバネス、革靴は普通の風俗であったように
記憶しているが、どうだったろう。

洋服にも着られる。

買い物には、ちょっと用件もあったので、着付け「衣香」の糸賀文音さんに
お付き合い頂いた。私が小説中の人物に和服を着せるとき、相談に乗って
頂く方で、「花嫁の父」(小説タイトルは「ゆきの、おと」)でも
お世話になったが、「わが家」でも着付けに関して教わった。

「わが家」より

 

鯛子の母親は着物で店に立っていたので、鯛子も着物は仕込まれていて、友子のまとっているのは千草鼠に南蛮船と小花、白銀の青海波の帯は本綴素早く見て取り、それに白い草履も趣味のいいことと感心している

笹島式着付け教室 衣香のきものめしませ 藤沢(湘南台)

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