2004年2月
ドクターと会う日がやってきた。
パパとママと hoku の3人で行く。
広い部屋に連れて行かれしばらく待つ様に言われる。
部屋では、ぎゃぁ~ぎゃぁ~と泣き叫び嫌がっている子、
静かに座っている子、その様子をみて
(パパ… hoku はこんなにひどくないから違うよね…)
と目で語るわたし。
パパも(hoku は違うよ…)と同じ様に目でうったえてきた。
しばらくして 名前を呼ばれて別室に連れて行かれる。
マットが真ん中にひかれてあり、おもちゃが色々置かれてある。
hoku は部屋に入ると、すぐに靴を脱ぎ おもちゃへ突進!
その様子をおばあちゃんドクターがじっと観察しながら hoku に話しかける。
「おなまえは?」「どこの保育園に行ってるの?」「積み木は好き?」「電車は好き?」
簡単な質問ばかりをしている。
hoku はドクターの顔を見ないで(恥ずかしがりやだから目を見れないと思っていたら、
これが自閉症の特徴の目が合わせられない だったのだ…)
おもちゃで遊びながら次々と質問に答えていく。
少ししたら hoku を外して親と話をしたいとドクターが言うので
案内をして来た女の人が「あっちの部屋にも沢山おもちゃあるよ!」と
言いながら hoku を部屋から連れ出した。
今までの生い立ちやどうしてこの相談に来たのか、今 気になることなどを話していく。
ドクターの答えは
「病院を紹介します。詳しく調べてもらって下さい。今ははっきりとした事は言えません。」
と言う事だった。
この時ははっきりとした診断が出なかった事で パパは
「やっぱり、hoku は普通なんだ。」といい様に解釈していた。
わたしも そう思いつつも hoku の異常な行動を考えると
やっぱり普通じゃないのかも、おかしいから病院を紹介したんだ…
と色々考え込む日々だった。
3月末に病院へ行く予約をする。