映画 英雄の証明

2012年03月01日 | 映画・本
英雄の証明



2011年  イギリス
監督:レイフ・ファインズ  出演:レイフ・ファインズ、ジェラルド・バトラー、ヴァネッサ・レッドグレイヴ


お正月以来 やっっとこさ… 時間に余裕ができる状態になった、こやぶんです。

こやぶんが小学生だったみぎり、何故か好き好んで見てた番組がある―
NHK教育で日曜日の21時から放映のシェークスピア劇場
ただし 途中でTV消されたけどね(=要は『寝なさい!』って事)、結構見てた(相変な小学生だった)。

かと 云って こやぶん、演劇好きではないのだけど(観劇もほとんどしないしね)。

BBC&英国スタッフ&演劇人によるシェークスピア原作のコリオレイナスを現在風にアレンジした本作は、
こやぶんは 密かに楽しみにしていた作品だった。

「コリオレイナス」はシェークスピア作品でも人気がある劇ではない(日本では滅多に上演せず)
劇の舞台がローマで、当時の共和制ローマについて知識がないと― 少し内容がつかめないからね。
 ※元老院は知ってても、執政官護民官平民の関係が判らんと、意味不明になる可能性がある。
  塩野七生著「ローマ人の物語」を読めば― 簡単に理解できるかと。(モデルはマリウスかしら?)。


話を戻して… 

本作中に度々割り込むBBC風のBreaking News(ニュース速報)のTV画面に現代的な戦闘場面などと、
含蓄が詰まったシェークスピア調台詞のギャップに― こやぶん 椅子から落ちそうになりました。

映画として撮影していますが、舞台特有の劇的緊張&役者の演技の醍醐味を堪能出来ます一品です。
ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身のレイフ・ファインズやヴァネッサ・レッドグレイヴも迫力満点。


映画特有のメッセージ性は皆無、舞台として見るならば一つの完璧な世界へ引き込む力がありますね。


ただ 残念なのは、終盤の○ード○イ的なタンクトップ軍勢を宣伝にしてしまった事ではないでしょうか?
これでは 客が来ないよ(残念)


こやぶん評価 ヴァネッサ・レッドグレーブの鬼気迫る形相はアクションより凄い!



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