御礼

昨日一昨日二日間の目白コレクションにおきましては、多くの方々にお出掛けいただきまして、
心より御礼申し上げます。
初日の土曜は台風の影響も心配していたのですが、お足下の悪い中でも時間前から沢山の方々にお並びいただき
大変盛況な開場となりました。

次回は来年五月の予定。
また楽しんでいただけるような品を仕入れられるよう努めます。

ありがとうございました。

　　　山法師のブース　こんな感じ。

拓本 迦陵頻伽

中尊寺　大長寿院経蔵　螺鈿八角須弥壇 (国宝)は、中尊寺創建当時の壮麗な漆芸と金工装飾に彩られた平安時代後期の代表作。
その格狭間には美しい声で鳴くという迦陵頻伽 (かりょうびんが)。
上半身は有翼の菩薩形、下半身は鳥という想像上のその姿はひらり、ふわりと軽い佇まいに見えます。
しもぶくれ…とでも言いたくなるような子供顔のお顔の可愛らしさは、やはり中尊寺、時代を強く感じさせます。

中尊寺　螺鈿八角須弥壇　格狭間　迦陵頻伽　　拓本軸部分

＞ご売約となりました。ありがとうございました。
　

料理教室

本日『お料理教室』というものに初めて参加しました(！)
下井草にあるprome(プロム)という緑の雰囲気が良いカフェで月に一度行われている教室です。
以前よりたまに車で通る早稲田通り沿いのお店でしたので気にはなっていたのですが、
寄らせていただいたのは初めてでした。

数回前の目白コレクションがきっかけで、お付き合いいただくようになった田上委久子さんのお料理教室が
家から近い場所で受講できるというので楽しみに出掛けたのでした。
先生のお名前は田上(たのかみ)、とお読みします。

デモンストレーション形式の教室で教えていただくお料理は、＜きのこを中心、和の献立＞という回で六品。
秋らしい＜きのこ、根菜、和＞を満喫できるお品をお勉強し、美味しく満喫して参りました。
どれも身体にやさしく、季節感と滋味に富んだお料理でした。田上先生のお人柄でしょうか。
あっ…やさしいだけでなく柚子胡椒がピリッ！という品もありました(笑)、先生。
先生、読んでないことを願います。(笑)

　　　　　　　　　　　　　　　　
蕎麦団子汁　豆腐の蒸しもの　　　薬味と油揚げの焼き味噌　　　　 金時豆のおろし和え　

いただくのに集中し、撮り忘れた根菜の柚子胡椒煮(爽やかにピリッと)も含め、どれも日本酒が進みそうです。
近々、我が家の食卓に登場することでしょう。
季節の食材を調理し、季節を感じる器に盛り付け、頂く…。日本の四季の良さって食卓に表れますね。

9,10月は「新豆腐」の季節ですね…等、のお話も楽しく、ためにもなってしまう三時間でした。

※新豆腐　新しく採れた大豆でつくった豆腐。甘い風味があり、特に賞味される。秋の季語。
…恥ずかしながら、初めて知りました。

年内にクリスマスメニュー、お正月の献立の会もあるようです。
www.prome-garden.com 　　 ご興味のある方はぜひ。

編笠

　

高温焼成でくにゃ～とゆがんだ刷毛目の鉢の姿。
『編笠』などという洒落た呼び名で言い表し、うつくしいものと捉えられる日本人の感性って凄いと感心させられます。
大胆に勢い良く刷毛を引いてムラを残した感じというより、あつくたっぷり施された白泥がしっとり美しく、品の良い風情です。
菓子鉢にお勧めのサイズです。　本日頂戴した秋の味覚「栗きんとん」を。　直し等が無く、状態はとても良いです。
　　　　　　　　　　　　　　　
刷毛目　鉢（編笠）　　　高　10ｃｍ　　径　20.5ｃｍ　(最大部分で)　　　＞　　ご売約。ありがとうございました。

泥塔

塔がお好きな方もいらっしゃるかと思います。
私も五輪塔が好きなのですが、ここのところで数個まとめて仕入れることが出来た五輪塔。
六波羅蜜寺出土の泥塔。

　　　奥の２点ご売約済み。　

型づくりの小さな五輪塔ではありますが、並べてみると一つ一つその姿、様子の違いが楽しく、
朱彩の残るもの、堂々とした風情のもの、火輪（屋根部分）の反りのきれいなもの…と
どれが良いということとは別に、それぞれの個性が魅力で好みの差？選び難い感じがします。

六波羅蜜寺の泥塔は、清盛の娘・徳子が天皇の御子を懐妊した折に平家の人々が男子の誕生を願って奉納したとも言われております。
泥塔も色々ありますが、なんだか手元に置いておきたい可愛らしさがこの小さな五輪塔にはある気がします。

六波羅蜜寺　　泥塔　　 鎌倉時代初期　　 ※上写真の一番手前の品。　＞　ご売約となりました。ありがとうございました。