たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

小粒ながらピリ辛・立処山(たとろさん)

2012年01月08日 | 登山
1月7日

県内の山は結構登ったつもりでしたが地図を開いてみれば登りこぼしの山が未だ未だ数多い

そこで今日はその一つ西上州中里村の立処山に足を向ける事にしました



粉砂糖をまぶした様な雪が薄っすらと残る畑地がスタートです



人間って勝手だなァと言う猪や鹿の声が聞こえてきそう



防護柵を潜った直後から早くもつづら折りの急登が始まりました

頼りにしたい木も少なく小石に滑り落ち葉に足をとられ誰かの歌の文句では有りませんが

一歩進んで二歩下がる」そんな状態がずっと続きます





鍾乳洞入口の案内板を見た辺りからはロープが備え付けられてはいるものの

左手の握力が弱い私はやはりズルズル・・・

写真もこの通りブレてしまいました





約1時間後、稜線に登り上げると今までの道が嘘の様です

山頂直下まで伸びる道は一変、穏やかな道に変わりました

石灰岩の積み重なる岩場を一登りで着いた山頂の眺めは360度

幾重にも波打つ西上州の山並みの向こうにノコギリ歯の両神山が日差しのせいか穏やかな姿で

横たわっていました

眼下に目を向ければ戸数僅かな集落は今日の暖かな陽光にいかにも長閑そう

しかし日照時間は10時~3時までの僅か5時間とか



時間は未だ10時半、お弁当を開くには早過ぎる時刻です

ここでは展望を楽しむに留めこれから白水の滝に向かう事にしました



下りは登り以上に厳しいもの

石車に乗り滑ったら4~5Mは止まりそうにない急坂です

鍾乳洞入口で一息いれながら置いてある記帳ノートを開くとそこには

「立処山はオッカネー、鍾乳洞までの道はビビる」と言う登山者の文が・・・

確かに岩をトラバースする道は幅が僅かに20センチ有るか無いか

しかも谷側に傾斜している上に例の細かい石がここにもゴロゴロです

逆に下から登り上げた方が良いかも知れない・・・と





下で待機している私は鍾乳洞方向を指示しますが声が届かない様で洞の上の岩に登り上げてしまいました

しかし、そこには何時 置かれた物か石祠が一つ置いて有ったとか





1枚岩の下りに手こずりながらも何とか探し当てた鍾乳洞は

1M位下は真っ暗な穴が下へ伸びる竪穴だったそうです



ここで思わぬ時間を費やして下山が12時25分

立処山は白ペンキを流した様な岸壁を見せ太陽を背に堂々とそそり立っていました




さて次の目的地、白水の滝に車を移動します



林道を進むと前方に要塞の様に立ちはだかる叶山が見えてきました

うん?左の丸い岩は韓国で登った馬耳山そっくり









叶山の山懐から湧き出る水が幾条もの流れとなって美しい景観を見せる白水の滝







この道は幾度となく通っていますが神流鮎神社から丸岩が有る河原に下りたのは初めて

この丸岩は日本武尊が東征の折に休憩したという云われが有ります

対岸に流れ落ちる滝は氷つき手が凍える程の寒さを感じながらも冬の川を楽しんだ後は

ビラせせらぎの湯で冷えた体を温めました(600円)







温泉近くの蛇木の滝



間物沢の対岸に味わい深い家並に目が止まり、はいチーズ







鬼石に有る万福寺・県の重文に指定されており門の彫刻は素晴らしく

写真はその中の今年の干支「龍」





神流川で写した流れの一部を龍に見立ててみましたが無理が有ったでしょうか










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水沢山の御来光

2012年01月01日 | 登山
新年おめでとうございます

ブログを初めて一年が経ちました

今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます






何と美しい輝きなのでしょう

ヘッドランプの灯りを頼りに登った水沢山頂からの御来光です

2011年を振り返れば暗いニュースばかりが飛び交った一年

今年こそは明るく輝かしい日本となるよう願わずにはいられませんでした












そして・・振り向けば朝日を受け神々しい姿の上越国境や草津白根の山々が








折角なので榛名湖に足を延ばしました

ダイヤモンド富士ならぬダイヤモンド二ツ岳です




冬の沼の原




薄氷が張る湖面に影を落とす榛名富士

様々な思い出が駆け巡ります






車を停め湖畔をそぞろ歩けば、こんな時でしか見られない造形も











帰りがけ立ち寄った水沢寺

何時の事だったか「おみくじ」を引いて大凶という最悪のくじを引いた私

巫女さんが慰める様に「これ以上、下は有りませんから・・・」













こちらは、おちびちゃん宛ての年賀状





窓から見る元日の市街地・笑顔を絶やさずに今年も頑張りましょう
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