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なかなか勝てない馬がいる。今日もその馬が走る。
がんばれ、と声が出る。
まなざしは、ゴールの先を見つめている。

考えて、考えて、考える

2022年02月09日 13時08分23秒 | 読書・文学


「死ぬまで努力」―。数多くの修羅場を乗り越えてきた名経営者と、異次元の強さで成長を続ける若き天才棋士。どうすれば強くなれるのか、勝負の前の心の整え方、逆境の越え方、時間の使い方、日常の学びから人生の目標…。八二歳と一九歳。ビジネスと将棋。年齢も活躍する分野も大きく異なる二人。その二人の真摯な対話から見えてきたのは、人間の強さの本質、そして考え抜くことのおもしろさと喜びだった

第1章 「強くなる」ために何をするか(生身の人間からしか得られないものがある
勝つ楽しさ、負ける悔しさを知って強くなる ほか)
第2章 「勝つこと」がいちばんじゃない(「夢中になれること」に巡り合えた幸せ
見込みのある子どもは、先達にはわかる ほか)
第3章 学びの本質(遊びのなかで集中力を養う
大人の背中が教える「行動規範」 ほか)
第4章 自主自立の生き方(卒業直前に自主退学を決断
棋士の勝負どころは二十代半ば ほか)
第5章 AIとこれからの世界(AIと人間の直感
価値観の変動で新たな可能性が開けた ほか)

藤井聡太、初の対談本で自らの19年間を語る。異次元の天才棋士と「死ぬまで努力」の名経営者、同郷の異色の対談で語られる学び方、心の整え方。勝つ楽しさ、負ける悔しさを知って強くなった少年時代。悔しさを乗り越え、負けをとことん分析することで、さらに強くなっていった奨励会時代。将棋に出会った幼少期から、学校に行くことの意味を考えながら通った高校時代、趣味の話、コロナ禍での日常生活、将棋ソフトの使い方、ふだんの研究方法、対局時の心構え、棋士になって変わったこと、これからの目標・・・・・。14歳2ヵ月で最年少棋士となって以来、次々と最年少記録を塗り替え、驚異的な勝率で勝ち続ける19歳の強さの源が見えてくる。

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