「言ってたよね。
世の中には生きていてはいけない人間がいるって」
「確かに、どんな人間でも命の重さは同じ、
生きている価値が必ずあるのかもしれない。
でもそんなことを言えるのは、
死ぬほどの恐怖を味わったことがない人間だからよ。」
燃え盛る炎から離れて私は腰を下ろし、
盛大な焚き火だからといってはしゃいではいけない、
燃えてるのは薪だけではないのだと、
しきりに自分に言い聞かせていた。
世の中には生きていてはいけない人間がいるって」
「確かに、どんな人間でも命の重さは同じ、
生きている価値が必ずあるのかもしれない。
でもそんなことを言えるのは、
死ぬほどの恐怖を味わったことがない人間だからよ。」
燃え盛る炎から離れて私は腰を下ろし、
盛大な焚き火だからといってはしゃいではいけない、
燃えてるのは薪だけではないのだと、
しきりに自分に言い聞かせていた。