プラマイゼロ±

 某美少女戦士の内部戦士を中心に、原作、アニメ、実写、ミュージカル等問わず好き勝手にやってる創作、日記ブログです。

お姫様抱っこ

2012-07-03 23:59:12 | 小ネタ





「お?美奈?」
「あっ・・・・・・まこちゃん、まだ残ってたの?もう文化系の部活は帰ってるかと」
「いや、ちょっと教室に忘れ物が・・・それよりあんたこそどうしたんだよ、部活の時間なのに渡り廊下で・・・いや」
「いやって・・・え、なに?」
「あんた、今あたしのこと一瞬避けようとしただろ」
「・・・・・・ほほほ、なんのことかしら」
「とぼけるなよ。気づかないとでも思ったのか?」
「・・・そんなこと、ないわよ。じゃああたし急ぐから」
「待て!あたしが何かしたのか!?はっきり言えよ!」
「別になにもな・・・っ痛!」
「えっ・・・・・・あ、あんた、足首・・・」
「・・・ちょっと部活中にひねっただけよ。だから・・・今から保健室行くの」
「え・・・ちょっとって、すごい腫れてるじゃないか!一人で歩けるのか!?」
「別に平気だもん。だから放っといて」
「放っといてって・・・放っておけるわけないだろ!」
「ちょ、まこちゃ・・・」
「腕とかならまだしも、足なんて、今自分で歩いたらひどくなるに決まってるじゃないか。早く冷やして動かさない方がいい」
「ちょっと、下ろして!自分で行くから!」
「あーもう暴れるなっての」
「学校でお姫様抱っことか何考えてるのよ!人に見られたらどうするのよーばかー!」
「普段はどうでもいいところで抱っこして―とか言うくせに、何でこういう時は反抗的なんだよ!怪我人は大人しくしてろ」
「どうでもいい時だから抱っこしてって言えるんじゃない!もう!」
「変なところでツンデレ発揮するなよ・・・まったく。痛いなら素直に誰かに甘えなきゃ」
「だって・・・地球守るセーラー戦士が、部活で足ひねるとか鈍くさすぎじゃない」
「誰もそんなこと思わないよ。運が悪ければ誰だって怪我するんだから」
「でも・・・よりによってまこちゃんに見られちゃうなんて・・・」
「別にちょっと怪我したくらいで・・・むしろこういうときは素直に頼ってくれた方が嬉しいんだぞ?」
「・・・だって、普段頼ってばっかりだし」
「そんなことないよ。リーダー、いつも頼りにしてるんだよ?」
「・・・まこちゃん。あたし、最近毎日アイスとか食べてるから、重いかも」
「そんなことないよ。軽いって」
「部活の途中で抜けてきたから、汗くさいし」
「そんなことで相手を嫌だなんて思わないよ、あたしは」
「でも、でも。あたし」
「あんたも大概頑固だね。あたしにこういうことされるのが嫌なら、隠すんじゃなくて次から気を付けたらいい話だろ?」
「むー・・・」
「美奈?」
「(何この人女たらし・・・こんな露骨なシチュエーションにこの愛の女神のあたしがときめくなんてこと・・・)」
「なんだか顔も赤いぞ。具合も悪いのか?」
「な、なんでもないわよ!ていうかずいぶんお姫様抱っこ手馴れてるじゃないのまこちゃん。こういうこと慣れてるんじゃないの?」
「んー、慣れてるというか、意識はしてる」
「・・・え、マジで日頃そんなこと考えてるの?」
「レイのおじいちゃんとかもう年だし・・・お父さんとかももう少し先だけど、いつか介護必要じゃないかって思うとちょっと日常で意識してちゃってるかな」
「ロマンスのかけらもない意識の仕方!!ていうか所帯じみすぎでしょあたしのときめき返してよぉぉ!!」










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 一応まこレイオチ。でもまこ美奈も好きですよ(笑)先週古本屋でヴィーナスアンソロジー見つけたのですが、その中で好みのまこ美奈があったものでつい。

 いつだったか、ブログで小松さんが安座間さんのことを「好みのタイプの美女」と言ってたのが忘れられません・・・

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