プラマイゼロ±

 某美少女戦士の内部戦士を中心に、原作、アニメ、実写、ミュージカル等問わず好き勝手にやってる創作、日記ブログです。

初夏

2011-06-28 23:56:02 | 小ネタ





「ちょっと…美奈!なんなのよこれ!?」
「えっ何!?レイちゃん急に」
「私のっ…携帯!」
「携帯?あ、これ……こないだレイちゃんが席外した時にあたしが待ち受け画面変えてあげたやつじゃない」
「なっ…なに人の待ち受け勝手に変えてるのよ!?」
「だってレイちゃんの携帯って買った時からずっとそのままだったの前から気になってたし今どきの女子高生としてそれは……………って、あたしが待ち受け変えたの一昨日なんですけど!?それまでずっと気づかなかったって、今まで携帯見もしなかったってこと…?れ、レイちゃんほんとに今どきの女子高生?」
「そういうことを言ってるんじゃないわよ携帯なんて連絡が出来たら待ち受けなんてどうでもいいし!そんなことより、あなた、人の携帯勝手にいじるなんてどういう了見してるのよ!?」
「えっ………べ、別にあたしたちの間に見られて困るようなものなんてないでしょ?それに、レイちゃん普段はあんな態度なくせまこちゃんへのメールは絵文字顔文字満載のキャピキャピな文面だったら面白かったのに、とかそんなこと思ってるだけでチェックはしてないわよ」
「人のメールにくだらない想像してるんじゃないわよ!」
「ええ~、レイちゃん機械音痴だからもしかしたら自分で変えられないだけで、ほんとは待ち受けくらいいじってもって思ってるかと思っただけなのに」
「確かにあなたに見られて困るものなんて入ってないし待ち受けだってあなたが勝手に変えようが正直どうでもいい!だからって………だからってこれはなんなのよ!?」
「ええっ、駄目なの?まこちゃんのスク水で柔軟開脚中のセクスィーショット」
「いっ………いつこんなの撮ったのよ!」
「こないだうちの学校でプール開きして初授業だったから。まこちゃんと初めて一緒に学校で水泳の授業受けたけど、まこちゃんてほらダイナマイトボディじゃない?学校指定のスク水似合わな過ぎて異様にエロいっていうか………つい。二日も何も言われなかったからてっきり喜んでくれてるもんだと思ったのに」
「喜ぶわけないでしょ何てもの撮ってるのよ!」
「か、仮にも自分の彼女の水着姿でしょ?何てものって…その言いぐさはまこちゃんかわいそう」
「勝手に水着姿撮られる方がよっぽどかわいそうよ!いいからさっさと消しなさい!」
「ああ、自分じゃ消せないのねレイちゃん…えーでも、それ結構あたし的に自信作なんだけど気に入らない?うーん、じゃあ、いきなり待ち受けはハードかと思ったけど、もうちょっと過激なこっちにしようかしら?プールサイドに腰かけて耳から水抜こうと小首傾げて胸の谷間がズキューンなとことか、泳いだ後こっそり水着のはみケツ直してバキューンなとことか…」
「だからあなたは授業中に一体何やってるのよ!」
「え、ほら、あたしもアイドルになったらこういう撮影をされる可能性もあるじゃない?被写体がどういうことをすれば魅力的に映るかってのを客観的な立場としても考えて……これでレイちゃんも喜んでくれたら完璧だと」
「だからって勝手に撮影することないでしょ!だいたい、水着写真だったら…亜美ちゃんに頼みなさいよ」
「あっ…亜美ちゃんなんて無理よ!ていうかあたしが撮りたくない!」
「えっ…………亜美ちゃんじゃなくてあなたが却下するわけ?」
「亜美ちゃんのスク水なんて今更珍しくも面白くもないわよ!だいたい、夏は、それでなくても水泳オタクの亜美ちゃんが文字通りプール漬けになるサイテーな季節なのよ!?あたしとデートするより水着でいる時間の方が圧倒的に長いくらいなんだからっ…………ううっ………に、にくい」
「(私の携帯さえいじってなきゃ普通に同情できるのに…………)」
「こんにちは、レイちゃん、美奈」
「あ、亜美ちゃん!」
「亜美ちゃん……………いい所に。ちょっと、来て早々悪いけど私の携帯の待ち受けどうにかしてほしいんだけど」
「え、レイちゃん何かあったの?」
「いいから……なんでもいいから、私の携帯の待ち受け適当な画面に変えてもらえるとありがたいんだけど。ついでに今の画像消して」
「ええっ、ちょ、レイちゃん!亜美ちゃんに見せちゃだめー!」
「うるさいわね!二度とこんなことしないで!」
「待ち受け?レイちゃん、美奈に何か携帯いじられたってこと?」
「まあ、そんなとこね……とにかく、お願いするわ」
「えっと…待ち受けの画面を変えればいいのね……………………って、これ………まこちゃんの」
「美奈が勝手に送ってきて勝手に変えたのよ。私の趣味じゃないから」
「…………え、あ、そうよね。レイちゃんが自主的にこういうことするってこと…ないわよね」
「だからとっとと消してほしいのよ」
「えっと……レイちゃん」
「何、亜美ちゃん。変えるのは本当携帯に入ってる適当な画像でいいから」
「ええっと……その、レイちゃんがいらないなら…この写真、私がもらってもいいかしら?」
「Σ亜美ちゃん!?」
「ちょちょちょ亜美ちゃんそれは聞き捨てならないわ!まっ…まこちゃんの水着写真なんて、レイちゃんじゃあるまいしいったいあなたがナニに使うのよ!?」
「え、美奈…その、まこちゃんの水泳フォームってすごくきれいだから、私も参考にしたくて………べ、別に深い意味があるわけじゃないのよ」
「まこちゃん別に水着着てるだけで泳いでる写真じゃないじゃない!ってああ、亜美ちゃんの目はなんだか泳いでるし…………!みっ、水着写真が欲しいならあたしのあげるわよ!ていうかあたしのスク水グラビア写メ送ったでしょ添付してメールで!」
「(自分のも撮ってたのかこいつ……というか私がまことの写真をナニに使うと思って…………そして亜美ちゃんがまことの写真をなぜ欲しがるのかほんと分からないナニに使う気なのか…………)
「え…そ、そんなの来てないわ」
「嘘っ!?だってあたしの携帯には送信済みって」
「あ………私の携帯って有害な可能性のあるものは届く前に自動的にハネるようになっているから、多分それで」
「ちょっとまこちゃんのスク水写メは自主的に欲しがるくせに本命のあたしの写メは有害物扱い!?どういうことよ!?」
「そ、そんなこと言われても…私が自主的にハネたわけじゃなくて、携帯のシステムが勝手に」
「その設定はあなたが自分でしてるんでしょうがぁぁ!」
「二人とも……痴話喧嘩はせめて私の待ち受けをなんとかしてからにして」
「待ち受けがどうしたって?」
「Σまこと!?」
「な、なんだよレイ。そんなに驚かなくてもいいだろ。いつもは声かける前に気付くのに…よう、みんな。遅くなってごめん」
「……べ、別に、ちょっと他のことに気を取られてただけよ」
「ああ、美奈と亜美ちゃん相変わらず喧嘩してるもんなー。ところでレイ、待ち受けって」
「な、なんでもないわよ!」
「そういえばレイの携帯の待ち受けって無愛想だよなー。ちょっといじってやろうか?こないだ植物園行ったときにきれいなカサブランカを写メしておいたんだ。それなら…レイも気に入ると思うよ」
「ちょっ…か、勝手に携帯触らないで!見ないで!」
「もう、別に変なとこ見ない………よ………………………うわぁ、あああああ、うああああああ」
「まこと、違っ…!私が自主的にやったわけじゃっ…」
「…………………………………………レイっ!なんてもの待ち受けにしてるんだいつ撮ったんだ!消して!今すぐ消して!(泣)」
「でっ…できればやってるわよ!私が撮ったんじゃないし私が設定したんじゃない!」
「なっ……なんでこんな、スク水なんてっ………趣味悪い!」
「…………………は?」
「あたしどう見てもスク水似合ってないだろぉ!」
「はい?」
「普通の水着ならともかく……もう!は、恥ずかしい、じゃないか!」
「…………あの、まこと」
「なんだよっ?」
「似合ってない水着の写真だから……嫌、なの?際どいからとか水着だからとかじゃなくて」
「べ、別にレイがあたしの写真持ってくれるのは、その、全然かまわないっていうか…ちょっと嬉しいけど!でも、もっと………マシなのに…して……………レイ?なんで震えて」
「(この人の、外見に合わない年相応の真っ当すぎる乙女思考が、ものすごく心配だけど…この面子といるだけに新鮮すぎて泣きそう……………)」








         ******************

 まこちゃんって絶対スク水エロいと思うんだ。でも本人は単に似合わないから恥ずかしいくらいにしか思ってないのがいいです。
 あと、割と胸に注目行きがちなまこちゃんですが、アニメ変身バンクで一瞬だけハミケツちらりしてるのに毎回悶絶してます。お尻もいいんだ!

 美奈といい水野といい、危険人物がやたらそばにいるだけにレイちゃんの苦労は尽きない…
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