ぱこぱこぱこぱこぱこぱこぱこぱこぱこ・・・・
「こんばんは、マーキュリーちゃんこんな夜中にも精が出るわね~。残業で音速タイピング!」
「・・・ヴィーナス」
「お、一応オフタイムで私室にいるとしても、仕事中のマーキュリーちゃんが一回呼んだだけで、振り向いてはくれなくとも反応くれたのは珍しいわね?ちょっと集中切れてたの?」
「そりゃ疲れてるけど・・・誰かさんが書類を中々回してくれないおかげでね、私がこんな時間にこんな場所で頑張らないと仕方ないのよ」
「あらー、マーズとジュピターってばほんっとう書類仕事駄目だもんね~」
「それ以上に仕事熱心なリーダーのせいだけどね。あなたが最後よ、さっさと、3日前提出期限だった前の会議の報告書出して」
「え・・・あ、そ、それ、もーちょっと待ってくれるとありがたいかも・・・」
「・・・ヴィーナス、こんなこと続いたら今度は減俸するわよ、軽く9割くらい」
「ちょ、それ困るっ!ごめんなさいっ!」
「出来るなら今すぐ取り掛かって・・・と言いたいトコだけど。最初書類を出しに来たんだと思って聞かなかったけど、そうじゃないならこんな時間に私の私室まで何しに来たの?何か大切な用事でも?」
「えー、その、確かに大切な用ね。この頃触れ合ってないマーキュリーちゃんと久々に愛の確認でもしようかしらと・・・」
「私が振り返る前にこの部屋から消えなさい。凍らすわよ」
「ちょ、そっけなさすぎよっ!まさに氷の如く冷たいんだから・・・」
「・・・シャインアクア・・・」
「わーっストップ!ごめんなさい!」
「氷の如く冷たくて悪かったわね。だったら尚更そんな私に構わないでさっさと仕事しなさい」
「(冷たいって言ったのちょっと根に持ってるわね・・・意外と分かりやすいのね)まあ、でも、ほら、マーキュリーちゃん疲れてるかしら~と思って」
「そうね、あくまでも誰かさんのおかげでだけど、ずっとパソコンの前にいるから肩が少し凝ってしまって・・・」
「あら大変。じゃあこのあたしが・・・」
「揉んであげる~とか言って体に触ったらツララで刺すから」
「(さ、さすが知性の戦士、あたしを熟知している・・・この、彼女の肩のすぐ後ろに持ってきたこの手は一体どうしたら・・・)や、やーねぇそんなエロ親父みたいな真似しないわよぉ~」
「そう、ならいいけど。じゃあこのあたしが・・・何?」
「あ・・・あ、え、えっとぉ・・・そ、そのぉ~疲れてるだろうと思って・・・ちょ、ちょっと甘いものを・・・」
「あら、何かくれるの?」
「ええ、渡すからいい加減こっち向いてその可愛い顔見せてくんない?人と話すときはちゃんと相手の目を見るって教えたでしょ?」
「・・・確かに、あなたにそう教わったけど・・・ちょっと保存するから待って」
「(じれったい子ね・・・)」
「・・・はい。で、何をもらえるのかしら?」
「(何も持ってないわよ・・・でも疲れた顔してるわね・・・)んー、じゃあ結構甘めで行く?」
「・・・じゃあって何?」
「こーゆーこと」(がしっ)
「・・・は?」
「愛の女神の甘~い愛のキッスを・・・」
ばごっ・・・・・・・・・・・・・・・・・ぱこぱこぱこぱこぱこぱこぱこぱこ・・・
「ありがとうヴィーナス、拳骨を振り下ろすと言う単純な肩の運動をすることで肩こりがすっきりしたわ。流石は有能な上司ね。用は済んだだろうからもう帰っていいわよ」
「・・・んもうマーキュリーったら・・・恥ずかしがりやさんなんだから・・・っ(ガクッ)」
「・・・マーズ、マーズ」
「どうしたの、ジュピター」
「マーキュリーさんの部屋ににやにやしながら頭から血を噴いて白目剥いて気絶してる人がいて怖いよぅ」
「・・・ジュピター、それは大人の都合よ」
「???大人になったらみんな白目剥いて血を噴いてにやにやしながら気絶するのか?・・・もしや、それが生理?」
「・・・ジュピター、今日は私と一緒に寝ましょう」
「・・・?うん・・・」
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ヴィーマキュ・・・?難しいなぁ・・・アニメだとまた違ったことになりそうですが(亜美ちゃんも原作とアニメでキャラかなり違うと思うので・・・)
ちなみに当サイトの捏造四守護神の年齢差、ヴィー>マキュ>>>マーズ>ジュピ。「人の話すときは相手の目を~」のくだりは、人見知りのカタマリだったマキュの殻を破ったのはヴィーだったという設定。いずれ何かしらの形で書きたいです。
前世設定も固まったら出したいです。
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