3月10日に広島新球場を書いてからさっぱりの「球場マニアのBallPalkご紹介シリーズ」
究極の自己満足企画
その2は西武ドームです。
全席を交換した甲子園ほどではないですが、西武ドームもここ2年間で大改装をしています。
2008年はアジアチャンピオンになったライオンズですが、2007年は観客動員リーグ最下位という、全盛期を知る人間からは信じられないガラガラ状態でした。
これも、ロケーションの悪さが理由のひとつでしょう。
やっぱり神戸の山の中にフランチャイズがあったブルーウェーブは、あまりの不便さに思わず他の球団を買収して大阪に移っちゃった くらいですから。
西武鉄道ですからこのことはどうにもなりません。
それに春先や秋口は寒い風が入ってくるくせに、夏場は風が抜けないために"サウナ・ドーム”とまで悪口を言われている欠陥ドーム
後付けした屋根部分はまだ償却が済んでいないし、改修もままなりません。
そこで築30年のスタジアムの近代化を図ったワケです。
座席表で見ると、赤色のダッグアウトテラスとその上の部分“L’s Dining(エルズダイニング)”
緑色のフィールドビューシートの部分がリニューアル部分ですね。
イメージイラストです。
リニューアルポイントは以下のとおりです。
1.内野席物販エリアを新設
今まで内野指定席だった部分を掘り下げて、選手サロンやロッカーを整備するほかに、“L’s Dining”という大規模な飲食品販売スペースを作りました。
なにしろ通路が最後列の後ろにしかないという致命的な構造の西武ドーム。
前部に座るともうタイヘン。トイレに行くのも軽登山状態(マジです) 。
そこでわざわざクレーンで大きく掘って、スペースを作り出すという荒ワザを行った次第。
工事中の写真を探してきました。
座席を撤去して、穴を掘っていますね
↓完成形はコチラ。
2.フィールドシート新設
フィールドビューシート、床がレンガ色をしているのが定員5名のダグアウトテラスという席です。
日本ではスカイマークスタジアムが初めて設置したグラウンドにせり出すシートのことです。
簡単に作れるわりに高い料金設定にできたり、
ファールグラウンドが狭くなって、バッター有利になる
などの理由で、千葉マリン、福岡ドーム、東京ドームと一種流行になっています。
やっとこここも追随したワケですね。
ジブンもスカイマークスタジアムでフィールドシートで観戦したことがあります。
ネットがなくてグラウンドにとても近いために、迫力がほかの席とは全く違います。
いつファウルが飛び込んでくるかわからないワケですから。
野球を見る姿勢が全く変わってきます。
今年からは札幌ドームにも設置されますね。
東京ドームも今あるエキサイトシートの前に2列追加して、4列化して座席数を増やしています。
3.ホームチームのダッグアウトを3塁側に移動
通常ご存じのとおりホームチームは1塁側ですが、ここは1塁側のほうが駅から遠いので、今回のリニューアルを機に3塁側に移してしまいました。
物販スペースなどの階下には、選手用の施設が整備されました。実はこの点が選手にとって大切な点です。
以下、DAKY(ダーキー)こと木田優夫選手(スワローズ) blogからの抜粋です。
これを読むと、ちょっとだけ古い球場の設備がPoorなのがよくわかります。
ジブンはずいぶん前になりますが、1塁側のロッカーやマッサージルーム、監督室などを見せてもらったことがあります。
そのときはさすがプロの設備はリッパだと思ったものです。
ビジターチームにはかなりひどい状況だったのですね。
ロッカーは、去年までは人数分もなかったのですが、改装後は、選手用、監督・コーチ用、裏方さん用の3つに分かれていて、充分な数と広さがあります。
風呂場も、去年まではシャワーしかなく、しかも、誰かがシャワーを浴びるとロッカー中に湯氣が立ち込める状態だったのですが、今は、湯船もある立派な浴室になりました。
更に、今まではなかった食事用のサロンも造られ、去年までの様にスウィング場に食事が並べられる事はなくなりました。
野球をする環境を整える事は、本当に大切な事です。やれば出来るんです。
販売済みシーズンシートについて、1塁⇔3塁の位置交換をさせなければならないワケですので、営業部の苦労は並大抵のことではなかったでしょう。
このような例は他にもあります。
札幌ドームのファイターズもホームが3塁側です。
これは3塁側のほうがスコアボードが見やすいという理由からです。
ドジャースタジアムも観客の便利さを優先して3塁側にドジャースが座ります。
今年からグッと大人っぽくなったユニフォームに変更したライオンズ。
球団経営にも真剣さが感じられるようになりました。
空気のきれいな郊外の緑の中にあるくせに中途半端な屋根をかけて、おまけに人工芝ではBallPalkとしてはいつまでもパッとしないままでしょう。
残念ですけど
究極の自己満足企画
その2は西武ドームです。
全席を交換した甲子園ほどではないですが、西武ドームもここ2年間で大改装をしています。
2008年はアジアチャンピオンになったライオンズですが、2007年は観客動員リーグ最下位という、全盛期を知る人間からは信じられないガラガラ状態でした。
これも、ロケーションの悪さが理由のひとつでしょう。
やっぱり神戸の山の中にフランチャイズがあったブルーウェーブは、あまりの不便さに思わず他の球団を買収して大阪に移っちゃった くらいですから。
西武鉄道ですからこのことはどうにもなりません。
それに春先や秋口は寒い風が入ってくるくせに、夏場は風が抜けないために"サウナ・ドーム”とまで悪口を言われている欠陥ドーム
後付けした屋根部分はまだ償却が済んでいないし、改修もままなりません。
そこで築30年のスタジアムの近代化を図ったワケです。
座席表で見ると、赤色のダッグアウトテラスとその上の部分“L’s Dining(エルズダイニング)”
緑色のフィールドビューシートの部分がリニューアル部分ですね。
イメージイラストです。
リニューアルポイントは以下のとおりです。
1.内野席物販エリアを新設
今まで内野指定席だった部分を掘り下げて、選手サロンやロッカーを整備するほかに、“L’s Dining”という大規模な飲食品販売スペースを作りました。
なにしろ通路が最後列の後ろにしかないという致命的な構造の西武ドーム。
前部に座るともうタイヘン。トイレに行くのも軽登山状態(マジです) 。
そこでわざわざクレーンで大きく掘って、スペースを作り出すという荒ワザを行った次第。
工事中の写真を探してきました。
座席を撤去して、穴を掘っていますね
↓完成形はコチラ。
2.フィールドシート新設
フィールドビューシート、床がレンガ色をしているのが定員5名のダグアウトテラスという席です。
日本ではスカイマークスタジアムが初めて設置したグラウンドにせり出すシートのことです。
簡単に作れるわりに高い料金設定にできたり、
ファールグラウンドが狭くなって、バッター有利になる
などの理由で、千葉マリン、福岡ドーム、東京ドームと一種流行になっています。
やっとこここも追随したワケですね。
ジブンもスカイマークスタジアムでフィールドシートで観戦したことがあります。
ネットがなくてグラウンドにとても近いために、迫力がほかの席とは全く違います。
いつファウルが飛び込んでくるかわからないワケですから。
野球を見る姿勢が全く変わってきます。
今年からは札幌ドームにも設置されますね。
東京ドームも今あるエキサイトシートの前に2列追加して、4列化して座席数を増やしています。
3.ホームチームのダッグアウトを3塁側に移動
通常ご存じのとおりホームチームは1塁側ですが、ここは1塁側のほうが駅から遠いので、今回のリニューアルを機に3塁側に移してしまいました。
物販スペースなどの階下には、選手用の施設が整備されました。実はこの点が選手にとって大切な点です。
以下、DAKY(ダーキー)こと木田優夫選手(スワローズ) blogからの抜粋です。
これを読むと、ちょっとだけ古い球場の設備がPoorなのがよくわかります。
ジブンはずいぶん前になりますが、1塁側のロッカーやマッサージルーム、監督室などを見せてもらったことがあります。
そのときはさすがプロの設備はリッパだと思ったものです。
ビジターチームにはかなりひどい状況だったのですね。
ロッカーは、去年までは人数分もなかったのですが、改装後は、選手用、監督・コーチ用、裏方さん用の3つに分かれていて、充分な数と広さがあります。
風呂場も、去年まではシャワーしかなく、しかも、誰かがシャワーを浴びるとロッカー中に湯氣が立ち込める状態だったのですが、今は、湯船もある立派な浴室になりました。
更に、今まではなかった食事用のサロンも造られ、去年までの様にスウィング場に食事が並べられる事はなくなりました。
野球をする環境を整える事は、本当に大切な事です。やれば出来るんです。
販売済みシーズンシートについて、1塁⇔3塁の位置交換をさせなければならないワケですので、営業部の苦労は並大抵のことではなかったでしょう。
このような例は他にもあります。
札幌ドームのファイターズもホームが3塁側です。
これは3塁側のほうがスコアボードが見やすいという理由からです。
ドジャースタジアムも観客の便利さを優先して3塁側にドジャースが座ります。
今年からグッと大人っぽくなったユニフォームに変更したライオンズ。
球団経営にも真剣さが感じられるようになりました。
空気のきれいな郊外の緑の中にあるくせに中途半端な屋根をかけて、おまけに人工芝ではBallPalkとしてはいつまでもパッとしないままでしょう。
残念ですけど