イチバン好きなスポーツ記者、阿刀田寛さん。
今日の記事もスパイスが聞いたコメントでした。
サッカーに詳しい人たちの中では、このヒトの記事に批判があるそうです。
正しく状況を伝えてないって。
でも、いっちゃなんですけど日経ですからぁ。
普通はスポーツ欄なんかあんまり見るヒトいないと思います。
そこにこんなニヤリとできるスポーツ記事があるなんて。
ジブンは彼の記事を、
「大人のエンターテイメント」
と読んでます。
2009.9.1-付 日経
日本vsガーナ 4-3で日本の逆転勝ち。
(前略)
ガーナ陣内の右深くで中村俊輔-岡崎がダイレクトパスをやりとりする。
右に寄せて左に散らす---とみせて、
中村俊輔の選択は縦のスルーパス。
中村憲剛が防御線を追い越して駆けてきた。
パスの巡回運動に勘所を抑えた走りを絡める攻めは日本の精華。
この精密画の仕上げの一筆を、中村憲剛は左に外してしくじった。
だがゴール近くでのシュートという、運と直感と度胸の世界へ日本の選手が何度も踏み分けていたのは、オランダ戦より前進といえるだろう。
(中略)
ガーナはワールドカップ予選突破を決めて中2日。
ガス欠になった相手を日本は終盤のゴール量産でうっちゃった。
勝ったことに値打ちはらうが、あまり高く見積もれない。
ガーナが精気みなぎる時間帯に目を向けたい。
(後略)
今日の記事もスパイスが聞いたコメントでした。
サッカーに詳しい人たちの中では、このヒトの記事に批判があるそうです。
正しく状況を伝えてないって。
でも、いっちゃなんですけど日経ですからぁ。
普通はスポーツ欄なんかあんまり見るヒトいないと思います。
そこにこんなニヤリとできるスポーツ記事があるなんて。
ジブンは彼の記事を、
「大人のエンターテイメント」
と読んでます。
2009.9.1-付 日経
日本vsガーナ 4-3で日本の逆転勝ち。
(前略)
ガーナ陣内の右深くで中村俊輔-岡崎がダイレクトパスをやりとりする。
右に寄せて左に散らす---とみせて、
中村俊輔の選択は縦のスルーパス。
中村憲剛が防御線を追い越して駆けてきた。
パスの巡回運動に勘所を抑えた走りを絡める攻めは日本の精華。
この精密画の仕上げの一筆を、中村憲剛は左に外してしくじった。
だがゴール近くでのシュートという、運と直感と度胸の世界へ日本の選手が何度も踏み分けていたのは、オランダ戦より前進といえるだろう。
(中略)
ガーナはワールドカップ予選突破を決めて中2日。
ガス欠になった相手を日本は終盤のゴール量産でうっちゃった。
勝ったことに値打ちはらうが、あまり高く見積もれない。
ガーナが精気みなぎる時間帯に目を向けたい。
(後略)
確かに、サッカーファンには受け入れられないかもしれませんが、私のような・・・はとっても格調高い取材記事にドラマが甦ってくるような感動を覚える文章にスポーツ面にも興味がわきました。 仰るとおり、「大人のエンターティーメント」と存じます。
ご指摘のとおり阿刀田氏は作家の阿刀田高氏の子息だそうです。
ホント独特な文体ですが、ユニークな比喩には思わず「ニヤッ」としてしまいます。