まさとん。のダイビング&ツーキニング

ダイビングやスポーツバイク、野球、本、映画、ゆるいエロネタなど
で固めた(?)アラフィフのひとりごと。

陰のヒーロー、木村拓也。

2009-09-04 | 野球・スポーツ
今日のジャイアンツ(G)はスワローズと延長12回、今シーズンのセントラルリーグ最長ゲームを戦いました。



もつれた今日のゲームは結局3-3の引き分け でしたが、Gのヒーローは文句なくキムタクこと木村拓也でした。



このヒトはピッチャー以外全てのポジションを守ったことがあるユーティリティプレーヤーで、今日はついにキャッチャーとして12回の守備についたのです

用具はすべて他のプレーヤーの借り物。

カラダをカバーするレガースはサイズが全然合っていません

 →肩パッドの位置がズレズレです。

しかも1イニングでピッチャーが3人

そのたびに木村は必死にサインの打ち合わせにマウンドに行きます。

最後に出てきた野間口貴彦の150km/hのストレートもきっちりキャッチしていました




彼はジャイアンツにトレードで来てからキャッチャーを守ったことはありませんでした。

ゲームで守ったのも10年ぶり(!)とか。

もちろんもうキャッチャーの練習なんかしていません。

一応ルーキーのときはキャッチャーだったそうですが、今の登録はもちろんセカンドです。

彼はもう37歳ですが、去年はセカンドのレギュラーだったくらいです。

オリンピック(確かシドニー)でも内野手として出場していましたっけ。



ジャイアンツはウネギイヌ顔(失礼)の阿部慎之介がここのところファーストに回っています。

そのため、先発キャッチャーは鶴岡一成でした。

二人目の加藤健が延長11回にアタマへのデッドボールで退場してしまったのです。

阿部はもう交代していてゲームに出ることができません

もうキャッチャーがいない状態

メジャーリーグでは時たま見かけるシーンですが、日本では延長しても4イニングですのでとても珍しいことといえます。




ハラ監督は以前から「困った時のキムタク」と言っていたそうです。

それも、どこでもそつなく守るキムタクへの信頼感がそう言わせていたのでしょう。

でもハラ監督は、1イニングをきっちり守って帰ってきたキムタクをグラウンドに出て迎えていました。

まるでホ-ムランを打った選手を迎えるときのよーに。





彼のリードで最終回を0点で抑えて引き分けに持ち込んだGはマジックナンバーを19に減らすことができました。

背番号ゼロ、プロ生活19年目のベテランの野球センスと運動神経の高さに脱帽したゲームでした





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