家族で「ハジメマシテ！」 @ 竹鶴酒造（竹原）

いやはや…
玄関先で少しだけ立話でもできれば十分！と思ってたのに…

すっごい満喫させていただきました(>_<)！

というのは 竹鶴酒造 さん。


はい、竹原 に行ってきました。

3年前に友達と蔵見学して以来だけど、
まさかまさか、マイカーで来れるコトになろうとは。
（神戸からオムツ休憩入れながら4時間）


ということで、今回はなんと！
相方とムスコも一緒の ”家族旅行” の一環。

今回は（「も」？（笑））計画段階から入念に・・・

普段なら相方は私の蔵見学には付き合ってくれず、
いつも「車ん中で寝てるから一人で行ってきて。」という失礼なヤツなので、
とある "釣り" をしてみた。

というのは…


マッサン。

最初に「広島のどっかに観光しに行かね？」と言いだしたのは相方なので、
ここぞとばかりに。

「広島の竹原って知ってる？
　歴史的な町並みの保存地区の観光地だし、
　ほらアレ！マッサンの舞台になった酒蔵があるんだよー！
　今、ちょーHOTな場所だよー！」

って、確信犯（笑）。

要するに、
当初は、変に警戒して尻込みするから
"竹鶴酒造の蔵元さんに会いに行くのが目的" とは言ってない。

んでも、私が手土産を用意してるのを見て、
「ん？なに、それ？」と。

そりゃ勘づくわな、と思いつつも、まだ
「実はねー、東京の頃からの女友達が竹鶴酒造に嫁いだの。久々に会えるの♪」
（↑別にウソついてはいない。）

少しだけ怪しそうな顔をされたけど「へえ、そう。」と。

よしっっ！！（心の中で思いっきりガッツボーズ）


しかも竹鶴酒造のある場所がまた相方の逃れようのない場所。

竹原町並み保存地区 のど真ん中にあるから、
道の駅に車を停めてベビーカーでぶらぶら進みながら、
「あ、ここ、ここ！立派な建物～！」なんて言いながら近寄っていく。


すると、ちょうどタイミング良く、
"東京からの女友達" 扱いにしてしまった（ごめんなさーい）蔵元の奥さまが
「久しぶりです～～！！」と、出迎えてくださいました！
※「奥さま」といっても私より若いでーす！


会うのは、まだ鳥取に居た時以来だから、すっごい久しぶり！
この日は敏夫社長もいらっしゃいましたー♪

みんなのSNSの写真なんかで2人の姿は見てたけど、
こうして揃った姿を実際に拝見すると、なんだか変な感じー。

いや、、変な…って変な意味ではなく（笑）、
まだ2人の顔を見ても、
頭の中の回線が「竹原」と「若桜」に分かれてしまう、というか。

それくらい、”奥さまの実家” ではお世話になったからなぁ。。。


さてさて。
入ってすぐにある資料室に通してもらってお茶タイム。


確か以前は入口に何も書かれていなかったけど、
今は"マッサン効果"で観光客の増加のためか
「ここは入れません」というような注意書きが。
そいえば、軒先の酒林もなかったような・・・？！

それにも関わらず、敏夫社長いわく
「それでも入って来る方もたまに居るんですよ。
　ここまでならいいんですが、
　蔵の奥の方まで行っちゃう人もいましてねぇ。。。」と（笑）。


でも、「いやーー、もう、、、たいっへんですわ」といいつつも、
やっぱり何だか嬉しそうにケータイで写真を見せてくれる。

とととと敏夫社長！メガネとったらなんて美男子になるんですか？！？！
陽子ちゃんの着物姿もすんごいステキだし、
いいなーー、2人してかっこいいーーー。
蔵の皆様もかっこいいーーー。



純粋に「すごいなー」って思っちゃう。
こうしてドラマに出られて、全国区で知られる存在になったんだもんなぁ。

おかげで相方も連れてこれたし。（← ここ重要）

って言いながら、実は・・・
すんません、マッサン観てませんでした（汗）。

去年はムスコ0歳児で、朝にテレビを見る余裕もなく、
たまにNHKをつけててマッサンが流れることはあれど、
竹鶴酒造や蔵元さんが出演した回に偶然当たることもなく。。。

なので、
撮影時の写真とか見せてもらえて、すっごい嬉しくなっちゃいました♪


ここでお話しをしておいとましようと思ったら、
「旦那さんは竹鶴の蔵見学、初めてですよね？
　もし良かったら酛摺り場と木桶でも見ていきませんか？
　杜氏を呼んできます。」

って、えーー！石川杜氏 もいらっしゃってるんですか！
なんて素晴らしい(>_<)！

相方も陽子ちゃんにニッコリ言われてまんざらでもない様子。
「あ、ありがとうございます。」って（笑）。

かくして、
ムスコの蔵見学は1歳8ヶ月にしてデビュー！

普段と違う空気感を、身体で感じ取ってるのかな？
解き放った瞬間から、タタタター！と物珍しそうに指差しながら走っていく。


石川杜氏が奥から出てきてくださって、これまた嬉しい再会。
相変わらず大きな方だなぁ。。。
大きいというのは身体でだけじゃなく、存在感というか佇まいというか。


甑や麹室を見せてもらったり




ここが 木桶 のある部屋 。

「ムスコ君が側に行くと、木桶が余計に大く見えますね（笑）」って。

撮影では、時代の設定上、右にあるような今の現代的なタンクは写せない。
ということで、木桶を他からも貸してもらいセットしたそう。
しかも、こんな大きなタンクの移動も全部杜氏がやったとか…

すっごい。。。NHKさん、働き者のいい蔵元さんで撮影できましたねぇ。

もちろん、この木桶は撮影のためのものなんかではなく、
竹鶴酒造さんが数年前から使用しているもの。

木桶があるだけで、やっぱり蔵の雰囲気が全然違う気がする。
「あぁ、日本酒の蔵だなぁ」と感じるというか…
杜氏も、こういう雰囲気って蔵人のモチベーションのためにも大切です、と。


2階に上がって、酛摺り場 へ。


ここの広さに、ムスコのテンションもマーックス！！

すたこらさっさーーー！

と、あっという間に広々とした酛摺り場の奥にある桶まで駆け寄って行って、
さっそく興味深々に指差しながら「がうわ！！」「がうわ、がうわ！！」
（↑ いつも言ってる宇宙語だけど、たぶん「これは？」って意味と思われる）


そんなムスコは相方にしばし任せて、
杜氏と陽子ちゃんから、ここでの撮影の話なんかも色々聞かせてもらえました。

が、やっぱり思う。

NHKさん、
ほんっといい蔵元の指導で、いい撮影できて良かったですねぇ。。。


この酛摺り場で、石川杜氏とムスコのツーショットを記念にパチリ。

杜氏…無理やり抱っこさせてすみませんでした（汗）。
もう重いし、イヤバウワー（抱っこ拒否で仰け反る）されると、
余計大変でしたよね。。。


ムスコはこの酛摺り場がそーーとーーー気に入ったのか、
「きゃっはー！」と言いながらはしゃぎ廻って楽しそう♪

お約束で・・・相方がいちいち「あ！こら！」と（笑）。

しかし、こやつに付き合っていたらキリがないため、
お話しもたっぷり出来たし、さあ下に降りようかとムスコを抱っこした途端・・・

ギャン泣き。

「いやぁぁぁぁーーー！ここにもっと居たいーーー！」
と、部屋を指差しながら大粒の涙がボロボロと。

そ～～に気に入ったの？！（笑）
えーっと。

そしたら、もうちょっと大くなってからここで働かせてもらう？
（って、そんな優秀な造り手になれれば、の話ですが）


そんなこんなで、
最初は蔵元の奥さまと久しぶりにお話しをするだけでいい！と思っていたのに、
本当に楽しい蔵見学をさせていただけました。

相方もちゃんと付き合ってくれてよかったぁ♪


重ね重ね、竹鶴酒造のみなさま、ありがとうございました！


またどこかお酒の会でお会いできるのを楽しみにしています！


★☆ 注意 ☆★
今回は ”日本酒のご縁” による特別なもので、
一般的な蔵見学はやっているわけではないので悪しからず…