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日々学んでいること、考えていること、いろいろとね。

嬉しいこと

2007-12-09 17:50:08 | 日記
塾で担当しいる生徒さんで、
数学を指導し始めてそろそろ1年経つ高校2年生の男の子がいます。

週2日で授業をみているのですが、
先日の定期テストで90越えの点数を取ってきて、
本人はもちろん喜んでいましたが
私自身も自分がテストで点数を取ったときよりも嬉しかったです。

もともと週1日での担当だったのですが、
担当をはじめた当初は正直に言って、
数学の成績は芳しいものではありませんでした。

しかし、何度か授業をしてその子の数学を解く姿勢を見ていると、
どうやら勉強の仕方が少々下手なだけで、
単純なごり押し計算力はあるし、
これは伸びるんじゃないかと感じ始めました。

塾で1人の子を複数の講師で担当することは珍しくありませんし、
適材適所は必要だと思いますが、
私としては同じ教科を複数でみるのにメリットをあまり感じません、
どころかデメリットばかり感じるので、
室長やその子、更に私の週の日程にも無理をきかせて日程を調節し、
週2日とも私が数学を担当させてもらいました。
(私が常のごとく忙しくなってるのはこれによる)

そこからは私の培ってきたものすべてをつぎ込むように授業をしました、
もちろん、すべての授業でそうしようとしてるわけですが、
私が1番数学と向き合っていた時期が高校2年のときだったこともあり、
(そこで理系としての数学力ができたと思っている)
一つ一つ成長する姿が過去の自分と重なりどこをどう指導していけばよいか
明確なビジョンが持てて授業がしやすいのは確かです。

これらかもまだ定期試験やら、
先にはセンター試験、2次試験と結果が求められ続けますが、
ひとつ、大きな結果(ここで重要なのは今までできなかったことができたということにあると思う)
を得たことが彼にも自信を与えるだろうし、
私自身にも自信を与えてくれました。

もちろん、その大きな結果は彼の頑張りに依るところが大半で、
私の自信とは自重すべきものがありますが、
そういった生徒の成長を素直に自身の成長と捉えることが、
割りに合わないこのアルバイトも(何度コマを減らそうと思ったことか)
もうちょっと頑張ってみようかなと思うのには十分心を動かしてくれます。


少々現金ですが、(^^;
今日はそんな塾講師の嬉しかった話でした。