~の 代わり

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鬼滅96話 ああもう辛い!

2018-02-07 | 鬼滅の刃(WJ)感想

節分の日、アカザさんがエライ事になってましたね(笑)公式がだんだん遊びはじめてる!


96話 何度生まれ変わっても(前編)


ある意味鬼滅の真骨頂というべき話が始まります!そう、彼らの背景、これまで、だけど、根底では決して『許される』ものではなく、そして『許してもらえない』物語。
とりま、表紙の竈門兄妹が可愛いです。禰豆子ちっちゃいのにちゃんとおんぶしてるし!

お互いに文句を言いあう鬼兄妹。どうせ最期ならもっと気が利いた事言えばいいのに、いや、最期だからこそ、なのか。でも、これはちょっと、いや?
優しさの塊、炭治郎にはそれが解っていました。妹に対して言ってはいけない言葉を口にしそうな(してるけど)鬼いちゃんの口をそっと塞ぐ炭治郎。
「嘘だよ。本当はそんなこと思っていないよ」
君たちのしたことは誰も許してくれない、だからせめて二人だけは、お互いを罵り合ったらだめだ。
今わの際、死にたくないお兄ちゃんと泣いて崩れた堕姫。その瞬間、鬼いちゃんは彼女の人間の頃の名を呼びます。
「梅!」
そして彼らが鬼になる前へと、話は飛んでいきます。

案の定、鬼いちゃん酷い生い立ちでした。炭治郎に言ってた罵詈雑言は、全て自分も言われていた事だったんですね。
美貌が全ての価値基準である遊郭で、鬼いちゃんの扱いは底辺のそのまた底辺。虫を食べるなんて造作もない事だったよう。
でも、そんな鬼いちゃんにも自慢があった。美しく生まれてきた妹。そして自分は腕っぷしの強さに気が付き、取り立て屋の仕事をしていたようです。良い方向に人生が行くような、そんな気がしていた頃もあったと。

が、それは儚く塵と消えてしまいます。梅は客である侍の目玉を簪で突いて失明させたので、報復にと生きたまま焼かれてしまったと。
ああ、だから禰豆子の炎にあんなに恐怖したんですね。
虫の息の妹を腕に、怒り叫ぶ鬼いちゃん。が、そんな彼も背後から袈裟懸けに。
件の侍。そしてそれを依頼したであろう置屋の女将。
鬼いちゃんはあっという間にその女将と侍を斬り伏せると、瀕死の梅を抱いて遊郭をさまよいます。でも、誰も助けてくれる『人間』はいなかった。

どうしたどうした、と声をかけてきたのは、鬼。食事に勤しむ、上弦の陸の鬼でした。
お前らに血をやろう、あの方に選ばれれば鬼となれる。
鬼になったことに後悔はない、何度生まれ変わっても必ず鬼になる。取り立てる妓夫太郎になる。と、それを受け入れた鬼いちゃん。で、次回。


奇しくも同じような雪の日に。同じように命消えそうな妹を背負い、助けを求めた『兄』
片方は妹を助けるために鬼狩りとなり、片方は妹もろとも鬼になってしまった。
鬼兄妹の前に現れたのは、人間でなく、助けてくれたのは、鬼だった。
人を憎んで罪を憎まず、とはよく言いますが、こうして鬼の背景を描かれると、これまでやってきた戦いも、ココロの底からジンときてしまいます。でも、決して同情ではなく。後編も二人の行く末を見守りたいです。



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