BLEACH (WJ) 371 本当に王だった

夏休み、終わりましたね・・・
そして閣下もどうやら終わりのようですが・・・。

とりあえず、今週のブリは

閣下が塵となって消え行くまで・・・の閣下の人生の走馬灯をメモリアル・ブックにしてお届け
初回は従属官達の私生活密着レポと閣下の優雅な一日を追ったＤＶＤ付き。
ナレーションは閣下の従属官人気ナンバーワンのジオ君です

なーんてね

ハッチによって己の『老い』たる力に屈し、崩れ行くバラガン。
その今際の際にて彼の脳裏に浮ぶのは・・・

『 Kingdome of Hollows 』

時は昔、遡る事何時のことでしょうか？
虚圏の月の下、沢山の虚を従えて、玉座に座るバラガン。
なんだか退屈されているご様子です。

と、なにやら轟音と共に、僕の一人が打ち崩れて行きます。
何事だと色めき立つ虚達。

その瞬間、バラガンの目前に現れたるは・・・例の反逆三人組
死覇装姿に、例のメガネが健在という事は・・・？

彼らは例の出奔前に、既に虚圏に出入りしていたのですねえ。
用意周到な計画だった訳だ。

バラガンの前に立つ藍染サン。
退屈で堪らなかったバラガンは、その闖入者に驚く事無く、むしろ退屈紛れになると歓迎？ムードです。

「ようこそ、我が城・・・虚夜宮へ」
命名者はバラガンだったんだね、虚夜宮。

屋根もないのに、何が城だと茶々を入れる東仙を諌め、己の斬魄刀『鏡花水月』を
すらりと抜く藍染サン。
そしてバラガンに問い始める藍染サン。

今の現状に満足しているか？
あるべき世界と違うと感じてないか？
更なる高みに昇りつめようと思わないか？

「手を貸そう、私に従え、そうすれば更なる力を・・・新たな世界を与えよう」

そんな藍染サンを大笑いし、「蟻が！」と罵倒するバラガン。

儂こそが虚圏の王、私以上の高みは無い、儂が切り開く未来以外のモノはありえない。
バラガンの僕達が一斉に三人に襲い掛かります。
が、解号と共に藍染の周りには一瞬にして肉塊と化した僕達の姿が。
驚くバラガン。

そんなバラガンを尻目に、骸骨に黒衣のその姿は死神とよく似ていると、
冷たい瞳と共に淡々と言葉を続ける藍染サン。

「ほざけ！」
藍染に向かうバラガン、そして彼の追想は終焉を迎えます。
その最後に向かうは、藍染への終わり無き殺意でした。

今や『老い』続ける自らの肉体（骨体？）の最後の力を振り絞り、
その大鎌を投げつけるその先に居たのは・・・
自分へと何の感情も抱かず、その朽ちる様をただ見ているだけの藍染サンでした。

おまけに、その鎌も途中で塵となって消えていく・・・不憫。


散り逝くバラガンの中で、ハッチが己のとった方法を懇切丁寧にネタバレ中。
上手く行ったからね。

まあ、ハッチの解釈を簡単に説明すると・・・
我々の胃袋のようなモンですかね。
『肉を溶かす胃酸によって、何故人は己の胃袋を溶かしてしまわないのか・・・』
それでもって、ハッチはその防御が無いと踏んだバラガンの内部へとその力を入れ込んだ。
・・・という事です。

朽ちる事無く残ったバラガンの王冠。
そう、彼もまた死を恐れ、それを遠ざけようとする小さな一つの命だった。


それを見つめる残りの十刃、スターク＆ハリベル。
何も動じない藍染の背に遣る瀬ないなあと独りごちるスターク。

「弔い合戦ていう、ガラじゃねえんだがな・・・」
眼下に控えるラブ＆ローズを見つめるスタークで・・・次回！！


次はスターク戦？
残った二人のこのまますんなりなバトルより、何か他から介入されたり、しちゃったり、云々あると楽しいのだが。
あんまり消えて欲しくない。どのキャラも・・・というのが正直な気持ちだったり。