ママは弱視 子育て日記

弱視ならではの視点での雑感ブログです
弱視をご存知の方にも そうでない方にも
気軽に読んでいただければと思います

自宅待機の週末

2012年01月23日 | 日記
木曜日の夜、鼻水が止まらないと上の娘が訴えてきましたが、熱もなく、鼻風邪かと思っていました。翌日の金曜日も鼻水は少し出ていましたが元気に保育園に行き、夕方は大の仲良しのお友達と6時までにぎやかに遊んでいました。
ところが、お友達と別れると咳が出始め、夜はかなり辛そうに床につきました。この時点でも全く熱はなく、疲れて軽い風邪にでもかかったのだと思いました。
翌日の土曜日は朝から「しんどい」の連発。咳もひどくなり、だらだらと過ごしていました。熱は37℃ちょうどしかなく、咳止めを買いに行こうとしていましたが、「市販薬よりちゃんと診てもらって処方してもらった方がよい。それに有り難いことに今は無料と言う恩恵にあずかれるし。」と、いつもすいている病院へ出かけました。なるだけ自分の力で治せる体になって欲しいですし、咳止めをもらえれば充分と思っていましたが、先生はさっさとのどの粘膜を採取して検査され、新型インフルエンザと判明しました!!まさに想定外のことに唖然としてしまいました。
年末のA型インフルエンザでの一家殲滅をもう一度味わうのかと思うとぞっとしてしむのでした。
ですが、薬が効いたせいか、翌日の日曜日の今日はすっかり元気になって妹と終日遊んでいます。感染するとすぐに発症するとのことですが、誰もうつった気配もありませんし、これなら軽くすみそうです。

・・・今日はKさん宅での焼き肉を楽しみにしていましたが、自宅待機となり、子ども達はとても残念がっています
私たち夫婦は、出かけられないこの機会に、網戸や窓ガラス掃除をしました。何しろ、弱視のわったしにも明らかなほど、網戸が汚れていたもので。なので、ブラシで洗って水で流してとかなり大変でした。でも、すっかりきれいにできました。
ガラスを磨き終え、「どう、きれいになった?!」と、張り切って子ども達に尋ねると、「この黒いのなに?」とか「ふいた跡がついてる。」と、ダメだしばかりくらってしまいました。弱視にはまったく見えない汚れもしっかりチェックされてしまうのですよね。
お陰で子どもに見てもらいながらきれいにできましたけど。




「兄弟児」のTV番組を見て思ったこと

2012年01月12日 | 日記
昨日の午後、教育テレビで「兄弟児」をテーマとした番組が再放送されていました。「兄弟児」とは、「障害児の兄弟」を指す言葉です。その「兄弟児」という呼び方はあまり好きではないのですが、とても興味があり、昨年見てはいたのですが、もう一度真剣に見ました。二回目にも関わらず、やはり涙なしでは見られない内容でした。

「障害児」や「障害児とその家族」というとらえ方はよくありますが、「兄弟」という観点は忘れられがちです。でも、幼い時から障害を持つ兄弟中心の生活を強いられ、さみしい思いをつのらせる・・・親の大変さを知るが故、誰にもその不満を吐露できずに大きくなり、その上、世間の冷たい視線を知るが故、世間の目におびえ誰にもその不安を吐露できず、また、障害のある兄弟を将来支えられるかという重荷を背負い込み・・・自分は結婚できるのあという思いにさいなまれ・・・。そして、無意識のうちに心身を病んでしまうことも。本当に本当に辛い立場だろうなと想像できます。
わたしは目が悪いだけですが、兄や弟がいますので、視力低下してからいろいろ考えさせられました。兄弟はわたしのこと友達に何と話すのかな。自慢できるような妹なら話すだろうけど、話したくないだろうな。などと思っていましたし、兄の友人などが家に遊びに来るのがとてもイヤでした。何しろ、挨拶しても誰が誰だか見分けがつかないし、 何度も会っている人なのかどうか全くわからず、とにかくヘマしないようにしなければとばかり思っていました。
そして、結婚が視野に入るようなお付き合いになったら、わたしのことは問題になるだろうなと思っていました。
自分が弱視という理由で子どもの縁談が破談になった。と、涙ながらに話して下さったMOさんのことが現実問題としてわたしの中にありました。たまたま視力が悪くなる遺伝子を受け継ぎ、表面化したのがわたしの役回りで、イヤなくじを引いた被害者みたいな感覚なのに、自分の存在で他の兄弟を不幸にしてしまうのかも知れないと思うと、わたしの存在意義なんてどこにあるのか・・・自分の子どもにも辛い思いをさせるかも知れないなら、子どもを産む資格なんてないと結論づけてしまうのでした。そうなると、もう、どこにも希望を見いだせず、不幸のどん底みたいな気持ちでした。
でも、MOさんのことを夫に話すと、「そんなことで破談になるような縁談なら、結婚しないですんで良かったと思うよ。」と、あっさり言っていました。そうなのかも知れないのですが・・・。
そして、兄や弟が実際どのようにわたしのことを告げたのか聞いたことはありませんが、二人とも望んだ人と結婚しました。そして、今となっては良き理解者でもあります。
わたしはなんと恵まれていることか!!
このブログをもし読んで下さったなら、この場を借りて、本当に感謝の気持ちを伝えたいです。
「わたしの姉妹になって下さって本当にありがとうございます!!」


今さらですが、「兄弟児」と呼ばれる孤立しがちなみなさんが、同じ立場の人がいることを知り、仲間とつながって少しでもラクになられることを願わずにはいられません。
そして、我が家においては、「弱視の母親を持つ子」として、娘たちはいろいろ感じたり悩んだりするでしょう。今から杞憂はしたくないのですが、独りで抱え込まないように、同じ立場のこどもとの交流もさせてやりたいなと思います。
何はともあれ、一番大切なことは、わたしなりに愛情かけて一所懸命育てることにつきるのかも知れません。


デジカメって最高!!

2012年01月10日 | 日記
デジカメって本当に優れものです。多くの人がその手軽さや便利さを実感しているでしょうが、特に弱視者はその思いが強いでしょう。
何しろ、ピントを合わせなくてもボタンを押せばきれいに写るんですから。しかも、フイルムのように撮影枚数を気にする必要もなく、どんどん撮れます。(いったい何歳?って思われそうですね。)そして、最近は液晶画面も大きくなって、被写体が何となく把握できるようになりました。
とにかく、どんどん撮って、後で上手く撮れたのだけ残せる。と言うのは誰もがしていることでしょうが、加えて、わたしの視力では見えないみんなの顔・表情を自分のモニターで確認することもできるのですから、弱視にはこれ以上のことはありません。モニターなら拡大も自由自在、それに誰に遠慮することなく、思いっきり顔を近づけられますしね。

今回の年末年始、何と弱視のわたしがカメラマンのようにシャッターを押しまくりました!!

自宅に帰ると夫がDVDに編集してくれて、親戚一同の顔を拝見。
子ども達は誰に似ているかな?などとじっくり見たり、
両親、祖父母は歳をとったなあ~と再確認したりしました。

デジカメって最高です。




年末年始

2012年01月10日 | 日記
インフルエンザや夫の体調不良で帰省を危惧していましたが、28日から4日まで帰省しました。
両親、祖父母、兄家族、弟と我が家で総勢15名、内、一歳から中学二年生までの子どもが6人で大賑わいでした。
中二の甥っ子は身長が175㎝もあり大人並み、一歳の甥っ子もすでに13㎏、3歳の姪っ子も17㎏ほどあり、皆で体重を量り合っていると、標準的な我が家の娘達がミニサイズに思えました。
驚いたのは中二の甥っ子と小六の姪っ子が幼い一歳と三歳の弟妹の面倒をよく見ることでした。中学生の男の子が一歳児をあやしたり、叱ったり、お風呂に入れたり、いつでもパパになれそうな感じなのです。義姉が「土日が待ち遠しい!」というのもよくわかりました。
我が家の6歳の娘は、これまた面倒見の良い小六のお姉ちゃんにべったり!ど、同時に、大きな一歳児を抱いたりあやしたり、三歳児のトイレに付き沿うなど、お姉さんぶりを発揮していました。この間まで面倒見てもらっていたのに、もう、お世話する側になっていたのには驚き、ほほ笑ましく思いました。
従兄弟は、兄弟とはまた違った関係で良いものだとつくづく思いました。
愛媛の自宅に帰ってからも、楽しかった年末年始のことを話しています。

・・・・ですが、体調不良で寝てばかりいた夫はリンゴ病、上の子はおたふく風邪になりました。
夫には、「餅つきくらいで全身筋肉痛なんて!」と、心ない言葉をかけていたことに反省。
集まった大人に感染してないことを祈るばかりです。