ムーミンパパの気まぐれ日記

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Crescent Moon

2010-01-10 | review
 別にブルースやジャズが嫌いというわけではないけれど、基本的に洋楽より邦楽の方が好きである。フォーク、ロック、J-POP、演歌。ジャンルはなんでもいい。要は自分の感性に合っていればいいのであって、それだけが好き嫌いの基準となっている。だから、アイドルだろうがなんだろうが、自分がいいと思えばそれでいいと思うし、高名な音楽評論家が何を言おうが、ミーハーと言われようがそんなことは関係ない。芸術を生業にして生きているわけではないのだから、自分以外の感性なんか気にする必要はないのであって、そもそも芸術なんていうのはそんなものだと思っている。
 いきなり妙な力の入った話になってしまったが、邦楽がいいと言うのにはもう一つ理由がある。それは日本語でなければ意味が分からないからである。アレンジや何やらが重要でないとは言わないが、大雑把に言って歌が持つ力の半分はメロディで残りの半分は歌詞=言葉である。英語やフランス語の名曲もたくさんあるのだろうが、歌詞の意味が分からない、というか、歌詞自体を聴き取れない私にとってはどうしてもその魅力が半減してしまうことになる。それに、例え意味が分かったとしても、母国語が持つ民族の感性や文化的な土壌をバックボーンにした歌詞が持つ魅力にはどうしても敵わないのではないのだろうか。とりわけ日本語が持つ豊かな抒情表現は世界の言語の中でも特異な地位を占めているのだから、歌詞によって歌の力に大きな差が出るのは文化的必然とも言うべきものであろう。個人的に一番好きな歌手が中島みゆきというのも、こうした歌詞が持つ力というか言霊の魅力にひかれているからなのは言うまでもない。
 とまあ、あれこれと偉そうに言っておりますが、要するに語学の才能がないからということだけなのかもしれないけどね

 そんな私の最近のお気に入りは、絢香の「三日月」。他の曲はよく知らないので、彼女のアーチストとしての実力はよく分からないけれど、この曲は女性の持つ繊細な想いをとてもよく表していて心に染みてくる。残念ながら、病気のために昨年末でいったん音楽活動を休止しているようであるが、必ず復帰してまた綺麗な歌声を聴かせてもらいたいものである。

三日月
 作詞 絢香
 作曲 西尾芳彦/絢香

ずっと一緒にいた 二人で歩いた一本道
二つに分かれて 別々の方歩いてく

寂しさで溢れたこの胸かかえて
今にも泣き出しそうな空見上げて
あなたを想った

君がいない夜だって
そう no more cry もう泣かないよ
がんばっているからねって 強くなるからねって
君も見ているだろう
この消えそうな三日月
つながっているからねって 愛しているからねって

冷えきった手を 一人で温める日々
君の温もり 恋しくて恋しくて

どれだけ電話で 「好き」と言われたって
君によりかかることはできない
涙をぬぐった

君がいない夜だって
そう no more cry もう泣かないよ
がんばっているからねって 強くなるからねって

今度いつ会えるだろう それまでの電池は
抱きしめながら言った あなたの「愛してる」のひと言

君がいない夜だって
そう no more cry もう泣かないよ
がんばっているからねって 強くなるからねって
君も見ているだろう
この消えそうな三日月
つながっているからねって 愛しているからねって

三日月に手をのあした 君に届けこの想い


 それにしても、これって2006年にリリースされた曲だったんですね。今頃になってお気に入りだなんて、どんだけ時代から遅れているだって感じですな。ま、おじさんだからしょうがないんですけどね・・と、開き直る今日この頃でした

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2 コメント

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Unknown (ハハ)
2010-01-10 11:15:44
遠く離れていても
夜空をみあげれば
あなたと同じ月を見ることができ
あなたと同じ月の光をあびることができます。

月がきれいですね。
I love youを
漱石はそう訳したとか。

だから月のきれいな晩は
月がきれいです
とメールを送ってしまうのね。
返信する
>ハハさん (ムーミンパパ)
2010-01-12 12:18:59
ハハさんロマンティックですねえ。
女性はいくつになっても乙女だし、
男性はいくつになっても子供です
返信する

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