ムーミンパパの気まぐれ日記

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TOKYO2020

2021-07-26 | column
 様々な議論が行われたオリンピック東京大会が開幕した。新聞やネットニュースには様々な言葉が並ぶけど、なにはともあれ大会の開催に向けて準備を進めてきた現場のスタッフの皆さん、この日のために研鑽を積み重ねてきた選手の皆さんに対して賛辞を送りたいと思う。私自身はいつだってテレビ観戦だし、地元開催だからと言ってチケットを持っていた訳でもないので、やれ祝祭感が無いだのかんだの言われても、「ふ〜ん」くらいの感想しかない。もし中止になっていたらいたらで、手のひらを反して「選手が可哀想だ」とか「これまでの経費をどぶに捨てた」とか大騒ぎするに決まっている。だから、そんな議論に付き合う気は毛頭無いのだが、個人的に違和感を感じることはいくつかある。
 まずは、海外からの選手団にコロナ陽性者が出るたびに、それ見たことかと大々的に報じられることである。彼らだって、なりたくてなったわけでは無いのに、外国選手団はさも危険な病原体かのような報じ方に辟易する。これってある種の外国人差別なんではなかろうか。しかも、どうもアフリカ系の選手団にはより風当りが強いように感じるのは気のせいなのだろうか。
 次に、なんで事前の壮行試合が有観客で行われて、オリンピック本番は無観客なんだろうか。オリンピックは海外からの観客が多いとか、東京と地方との人流が増加するとか、それなりの理屈はあるのかもしれないが、それなら国内客とか地元客に制限すれば済むはずである。そもそもプロ野球やJリーグは人数制限をしながら開催を続けてきたのだし、なんでオリンピックだけ?という素朴な疑問が拭えない。しかも、そんなこととは関係なく、都内のあちこちの盛り場では人出が増え、路上飲みが横行していることを考えれば、何をかいわんやという気分である。
 そして、最も根源的な疑問としては、なんで欧米諸国に比べて圧倒的に陽性者数も死者も少ないのに、日本の医療体制はひっ迫してしまうのかということである。これは医者の数が少ないのか、それとも多くの医者が効率的に業務を行っていないのか、どうやら日本の医療体制に致命的な問題があるように思われてならない。しかも、この問題は医療過疎と言われるような地方ではなく、東京で起きているのである。さらに言えば、コロナのせいで感謝が減り、病院経営が厳しいから何とかしてほしいとの声が聞こえてくることである。その医療資源はどうしてコロナ対策にシフトできないのであろう。ハード改修が難しいというのは理解できるが、人材はシフトできるはずだし、問題の発生から既に1年以上が経とうとしているのだから、それなりの対応はできたはずである。
 議論に付き合う気は無いと言いながら、あれこれ書いてしまったが、ともあれ、東京大会に参加している全ての選手の皆さんが全力で戦うことができるように祈るだけである。メダリスト達が口々に「こんな状況の中で開催されたことに感謝している」とコメントすることに痛々しさを感じている。君達は余計な気配りなどしなくていい。ただ、おのれのこれまでの精進を信じ、堂々と勝負してくれればいいのである。それ以外のことは、大会運営に関わる偉~いオジサンやオバサンに任せておこう。
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