フィリピンの田舎暮らしは

フィリピンに住みつき15年
目にした事や身を持って体験した事を
このブログを通して皆さんに伝えたいと思って居ます。

掘立て小屋の屋根ティクラッド葺きは1年で駄目だった。

2014年12月31日 05時19分51秒 | 日記
2010年に建てた我が庭の掘立て小屋は雨の多いビーコルでは1年で駄目に成ってしまった。



そこで、今度はAnahawと言う葉を使って屋根を葺く事にしました。

アナハウと言う葉は日本のシュロに似た葉っぱで南国では此れで屋根を葺きます。

シュロ(棕櫚、棕梠、椶櫚)は、ヤシ目ヤシ科ヤシ属との事だそうです。

常緑の高く育つ木で排水良好な土地を好み乾湿、陰陽の土地条件を選ば無い耐火性、耐潮性も併せ持つ強健な樹との事です。
生育は遅く管理が少なく済むため手間がかからない樹の様です。



写真がアナハウと言うシュロに似た葉っぱです。
此れで屋根を葺く事にしました。



アナハウは一束/葉っぱ100枚で6束程用意致しました。
当地では一束/190ペソ~250ペソ位で売って居ますが屋根葺きの手頃な物を用意するのが大変でした。





古いテクラッドの屋根を全部落として新たにアナハウを1枚・1枚屋根の先端から屋根の天辺に止めて行きます。
止める(編む)のは太いナイロン糸(釣り用)で当地ではTAMSE(タムセ)と言ってます。







こんな感じでアナハウで屋根を葺いて行きました。












結構、当地の屋根を葺ける工事人は仕事に慣れて居る様で結構スムーズに仕事を進めていました。











此処までは1日半位で屋根を載せて来ます。





屋根の裏側はこんな綺麗な感じでアナハウが止って居ます。









装飾のクリスマスライトを取り付けて見ました。





こんな仕上がりで屋根葺きは2日で終わりました。
今回の屋根葺き材料はお手伝いさんの実家のサンミゲール島からバンカー(小船)で運んで来ましたので
割高に成り当地で買うより高く付きました。
それと彼らが見積もったアナハウが足りず屋根の天辺をトタン板でカバーする羽目に成りました。
此れが後で長持ちしない原因に成り次回2回目屋根葺きに成りました。
何してもフィリピンは自らの経験が物を言います。
相手に任せると足元を見られ上手くは行きませんですね。
特に、フィリピン人は日本人の様に誠意とか物事の常識とかが通用しません。

次回も2回目の屋根葺きを投稿させて頂きます。






我家の掘立て小屋はこんな建て方から

2014年12月28日 05時01分36秒 | 日記
我が家はフィリピン・ルソン島南部のビーコルと言う地方に住まいを構えています。
ビーコル地方は太平洋に面し場所で1年を通して台風の影響を受け易い場所で台風の産地と言っても過言では有りません。
そんな場所に居を構え今年で5年目に成りした。

現在の家の土地は何度かの台風や風水害から被害を受け2008年に最終の埋め立をし現在に至ってます。
土地は砂漠の様な常態で木々は無くスコールや暑い太陽から1年中曝されて居ます。
そんな訳で庭造りは緑を増やす処から始まり雨や暑さからの避難小屋が必要に成りました。

2010年にはこんな掘立て小屋を造りました。

掘っ建て小屋(ほったてごや)とは、礎石などを用いず、柱を直接土中に埋め込んで建てる小屋の意味なんですね。
それに粗末な家に対して使われる言葉にも成って居ます。





庭に穴を掘り4本柱を立てそこからスタートです。
勿論、私の指示に従って柱の位置そして高さ大きさなどを決めて行きました。

材料は太さ15cm程の丸太を仕様・・・梁や屋根の骨組みは椰子の木材(ココランバ/角材)を使用しました。
使用のココランバは・・・・!!
2×2/ツーバイ2(5cm×5cmで長さ4m)・2×3/ツーバイ3(5cm×8cm×長さ4m)・2バイ4(5cm×10cm×長さ4m)が
標準で使用されて居ます。






こんな感じで角材を使用用途に併せ使って掘立て小屋の骨組みを造って行きました。



透きとおったビニール菅は水を入れて水平測定して各柱に梁を打ち付ける水平位置を決めるのに使っています。






ココランバの屋根の骨組みが出来たら竹を割った当地の名前でBALA(バラ)を取り付けて行きます。
このBALAに今度は椰子の葉に似た葉っぱで作った屋根葺き材料TIKLAD(ティクラッド)で屋根を葺いて行きます。




ティクラットをこんな感じで屋根に載せ止めて行きます。



こんな感じでティクラッドを屋根に載せ屋根代わり致します。
此れは出来合いで売っているので買って来ますが結構値段は高いです。





保々、こんな感じでティクラッドで屋根葺きを施工します。



完成したKUBO(掘立て小屋)です。
此処まで来るのに工事人3人で1日半程度の作業です。







続いてクボの床工事はセメント仕上げにして貰いました。
南国は直に床が土ですと赤蟻(人に噛み付く)が住みつき大変な事に成ります。
そんな訳で害虫から身を守る工夫は大事です。




こんな感じで3日も有ればKUBOは建てられます。



床もこんな感じで家を建て時に余ったPタイルを利用してチョットアクセントを付けました。



完成したクボのです。
炎天下の直射日光からの逃げる休憩・・・そして急に雨が降り出した時の避難にそして・・・蒸し暑い時の昼寝
の場所に・・・・結構、風が吹き抜けて涼しい憩いの場所に成ります。

このクボの総工事費は日本円で5万円も掛かって居ません。
ただ、フィリピン・ペソと日本円の為替レートにより時には倍近くになる事も有ります。

今年は円安の影響を諸に被り海外暮らしは地獄を味わって居ます。
矢張り海外暮らしには円高が一番ですね。

如何でしょうか・・・・結構、フィリピン田舎暮らしは貧乏暇無しの生活が此処にはあります。









フィリピンの芝(カラバウ)との格闘は大変だ。

2014年12月22日 05時14分04秒 | 日記


我が住まいの地、フィリピン・ルソン島南部は一年を通して雨が多く蒸し暑い陽気です。
そんな気候なので草木の成長には適しています。



我が庭は近くに流れて居る川の氾濫で土地を流され4トントラックで400台分の川砂で埋め立てた土地ですが
埋め立てから8年近く経つと今ではこんなに緑に覆われています。
芝はフィリピンではカラバウと言う水牛の名前の芝を植え育てて居ます。



このカラバウと言う芝は根の付きが良いのと育ちが良いのが特徴ですが・・・・育ち過ぎると刈り取るのに
骨が折れます。
5年前に手押しの芝刈り機を買って使ってましたが駄目に成り、昨年、日本に帰った時に電動の草刈機を買い
ましたが芝が硬く使い物に成りませんでした。

そこで今回 思い切ってエンジン付きの芝刈り機を買いました。
歳なので腰に無理が来るのは判ってますがフィリピン田舎暮らしでは自らの身体を動かさなければ
全てが先に進みません。
これがフィリピン暮らしの辛い処です。



我が家には芝刈りに使用するハサミも4丁程用意してますが直ぐに切れなく成って仕舞います。



昔、一度 草刈機を使った事は有りますが勿論、お遊び程度なのでテクニックは全然有りません。
そんな訳で最初は手で刈った芝でコツを掴むのに練習をしました。



我が庭は川砂で埋めた土地なので石ころが多く草刈の刃に石が当たり結構危険な使い方に成って仕舞います。
勿論、芝を刈った後には石ころを拾い安全の確保に注意しますが・・・・結構、気を使う作業に成りました。



何でもチャレンジは大事ですね。
フィリピンは日本の国の様に草刈機を持って居る家は殆ど有りません。
農家でも貧乏なので草刈はイタックと言う蛮刀を使って草刈をします。
ハイウエー管理しているDPWHと言う政府機関の工事人は草刈機を使って路肩の雑草を刈っています。



我が庭は1.200㎡の敷地に家を建てて居ます。
庭の空いている場所はカラバウを植え泥濘に成らない様にしていますが芝刈りは日常作業の一つに成っています。



今日で2日目の作業ですか歳を考え1時間が限度です。
勿論、南国の直射日光はこんな作業の時でも気温が30℃を越して居ます。
日本では各地の大雪ニュースが飛び込んで来て居ますが此方はこんな袖無しのシャツ1枚で大汗です。



遣れば何とか成りますね。
徐々に草刈機に慣れコツを掴めば老いぼれの健康維持の軽作業になります。
まだまだ頑張れば遣れそうです。

南国の暮らし・・・庭に育ったマンゴや椰子の木・・・果樹栽培も楽しみの一つです。
フィリピン田舎暮らしではマニラに住む仲間達とはチョット違う自然との掛かり合いが此処には有ります。
如何でしょうか・・・・・!!



フィリピン産(ベニ山芋/UBE)は紫芋とは何処が違う

2014年12月14日 12時40分53秒 | 日記
我が家のお手伝いさんが市場でUBE(ベニ山芋)を買って来ました。

フィリピンでこのUBEは庶民の食べ物として広く利用されています。



ハロハロの餡子代わりにUBEを使ったたり・・・日本の羊羹の様に柔らかく固めたお菓子なと
そしてパンの中身やケーキなどにも利用しています。
サツマイモの様に甘みは無くとろろ芋の様に食感は粘りが有ります。
日本では見掛けた事は有りません。
今回は茹でて擂り鉢で柔らかく擂って芋キントンの様にしました。
食感は結構行ける感じで・・・・幅広い調理が出来そうです。




写真は茹でたUBEを皮をむいた物です。



写真は擂り鉢でUBEを擂った物です。




フィリピンの呼び名はUBEと呼ばれています。

和名:ダイジョ

科 : ヤマノイモ科 Dioscoreaceae
属 : ヤマノイモ属 Dioscorea
種 : ダイジョ D. alata
学名Dioscorea alata L.
和名 ダイジョ、ダイショ(大薯) 他

英名 Ube, Purple Yam, Water Yam, Violet Yam, Greater Yam

ダイジョ(大薯、ダイショ)は、ヤムイモ(Dioscorea 属の食用種)の1種の芋類。

学名 Dioscorea alata。シンショ(参薯)、デンショ(田薯)、オキナワヤマイモ(沖縄山芋)、タイワンヤマイモ(台湾山芋)、ウベ (フィリピン語:ube)、パープルヤム (purple yam)、ウォーターヤム (water yam) 。

ダイジョはヤマイモの同じ種類と誤解されますが、ヤマイモ(ヤマノイモ、D. japonica)は同属別種なのですね。
紫色のものはベニヤマイモ(紅山芋)、ベニイモ(紅芋)とも呼びます。
紫色の色素はポリフェノールの一種でアントシアニンで、ムラサキイモと同じ様です。

ただし、ムラサキイモはサツマイモの紫色の品種で、ダイジョとは近縁では無い様です。
なお、呼び分ける場合はダイショをベニイモ、サツマイモをムラサキイモと呼ぶ様ですが混用されて仕舞う事も有る様です。

サイジョの原産は西アフリカとの事です。

アジア、オセアニアなど、世界中の熱帯地域で広く栽培されて居るそうです。
世界的にはヤム類の中でも主要な栽培種であり、ヤムイモの世界生産高の大部分はダイジョによって占められるそうです。
日本では沖縄県で広く栽培されるほか、九州・四国などでもわずかに栽培されて居る様です。


参考に・・・・!!

紫イモ ( むらさき芋、紫芋 )

紫イモとは、サツマイモの仲間ですがイモの中身は紫色をしています。
紫イモにはβカロチンやビタミンB1、ビタミンC、カリウム、マグネシウムなどの栄養素がたくさん含まれていますが
注目すべきはサツマイモより多くのアントシアニンが含まれていることです。

アントシアニンはブルーベリーなどに豊富に含まれている紫色の色素、ポリフェノールの一種で、抗酸化作用が強いことで
注目されている成分です。

特にアントシアニンには目の健康維持と肝機能の向上に大きな効果を発揮するそうです。
そのほかにも強い抗酸化作用があるため、老化防止や生活習慣病予防などにも良いとされている様です。

最近は紫イモチップスや紫イモ酢など、さまざまな加工食品が登場しており、手に入れやすい食品となっていますね。
特に目が疲れやすい人はお菓子などで食べると良いと思います。








台風の猛威は時には・・・・!!

2014年12月12日 08時48分27秒 | 日記
台風産地に直結しているフィリピン・ルソン島南部の当地。
今週も台風22号が近くを通り抜けて行きました。
12月に入っても台風は発生するので目が離せない常態が続いてます。


台風22号の被害は真夜中の3時・・・・緊急起床"・・・横殴り風雨により窓から雨水の侵入。
コンピューター設置ヶ所の浸水で急いでコンピューターを移動する始末。
深夜の夜間作業発生でした。
庭は落ち葉や折れた枝等が散乱・・台風が過ぎ去った後片付けが大変でした。


7月に当地を襲った台風は我が庭に育つ果物の木を壊滅的な被害を齎せました。






種から育てたジャックフルーツは今年6年目で6mを越す高さに育っていました。
育った20数本の木からは1年に200kgを超える実の収穫が出来ました。

自然と言うの時にはこんな木々を根こそぎ駄目にしてしまいます。
今回はそんな被害に有ったジャックフルーツを投稿させて頂きました。





こんなに沢山の実を付けていたジャックフルーツは気圧930hPa前後の猛烈な強風に遭えば殆どの木は幹の中間で
折れて仕舞います。
勿論、一年を通してジャックフルーツの木は葉っぱ生い茂って居るので強風には弱いです。





折れても直ぐに葉っぱが出る木と枯れて仕舞う木が半々位です。
此れだけ被害に遭った木に実が生るのは数年先を見守ら無ければ成らない可も知れませんね。

台風のメッカに暮らす私には自然との共存が大事ですが時にはこんな仕打ちも受け入れ無くては
成りません。

如何でしょうか!!

大事に育てたマンゴを野鳥に食べられた

2014年12月05日 05時11分02秒 | 日記
頭に来ますね。
前回は庭に生っているイエローマンゴの実りを投稿しましたが
1週間もしない内にそのマンゴが野鳥に食べられて仕舞ったのです。
そんな訳で今回は残ったマンゴのもぎ取りを投稿させて頂きました。

ネットを架け野鳥に食べられない様にしていたのにネットを外す頭の良い野鳥です。
1個丸々を食べつくして居るので可なり大きい野鳥では無いかと思います。

早朝、犬を庭に話している時に気が付きました。
大事に育てて居たのですが自然はこんな落とし穴が待って居ました。

早速、物置小屋から磯用の玉網を用意致しました。
魚もい無いのにこんな玉網も使い方次第で便利なのですね。





野鳥に食べられて仕舞ったイエローマンゴです。
残った2個は無事です。







玉網は5mの長さなので高い場所に生って居る果物でも傷めずに網の中にもぎ取れます。

イエローマンゴが玉網の中に入ったら下に思いっ切りしっぱります。
簡単にマンゴ程度は玉網で取れます。



如何でしょうか・・・・本当は木の上で黄色く成る完熟まで待てば最高の味で食べられるのですが・・・野鳥は
待ってくれません。
仕方が無いですが今回は早めに取って仕舞いました。



実はこんな大きさまでに育って居ました。
完熟のイエローマンゴを食べたかったのですが次回への楽しみへと今回は諦めました。
本当に南国は果物を育てる事はそんなに難しい事では無いのですが台風や野鳥から守る事が自家栽培の一番重要
な処の様です。



何でも試す事が必要な南国の果物栽培

2014年12月01日 11時48分15秒 | 日記
我が家には2008年に種から育てたイエローマンゴが有ります。
砂と砂利ばかりの荒れた土地でしたが今では大きく育ち7mほどの高さの木に育って居ます。



7月に当地を襲った台風9号でジャックフルーツの木は全滅状態に成りましたがこのマンゴの
木はそんなジャックフルーツに囲まれて居て被害を受けませんでし。

10月の始めに何気なく上を見たらこのマンゴの木に小さな実が4つぶら下って居ました。
当地は雨の多いビーコル地方と地球の歩き方(ガイドブック・フィリピン版)に載っている様な場所です。

そんな訳で余り雨が多い場所には適さ無いのかイエローマンゴは当地には見当たりませんでした。

そこで試しにイエローマンゴの種を埋め育てて見ました。
6年目の今年に漸く待望の実が生りました。


写真は10月始めに初めて気がついたイエローマンゴの実です。


写真は11月の始め頃にはこんな大きさに実は大きく成っています。


写真は11月末のマンゴです。・・・・鳥に食べられない様に網を被せました。


何しても、フィリピン人の性格は自分で試さない無いで他の人の言う事や噂などを信じて仕舞う人種なのですね。
この辺は10年フィリピンに住み感じた事なんです。
一つの果物作りでも庭や土地が有っても無関心で他人の実った果物を盗むのが得意な性格の様です。


まぁー、彼らの事はどーでも良い事で自らの手で育てれば納得することも有ります。
この辺は経験を沢山積みましたので騙されて元々と言う気持ちでチャレンジを致しました。



この写真に写って居るイエローマンゴ5年目の木ですが来年に実が生れば楽しいなぁーなんて思って居ます。

今年全滅したジャックフルーツはこの2年間は1年に200kgを超える収穫が有りました。
この果物に代わってイエローマンゴそして椰子の実が来年からは期待出来ます。

勿論、この他にGUYABANOやグアバ・パイナッブル・パパイア等と庭に育った果物が食べられます。

南国は土地さえ有れば素人にも簡単に果物が育てられます。

如何でしょうか・・・・!!