サバスの3人のインタビューがGuitar World誌の7月号に掲載されることになりました。トニーが治療のことを語っているので取り上げてみます。以下、記事抜粋。
2011年の終わりにアイオミが初期のリンパ腫と診断されたことについて:
アイオミ:医者に宣告を受けた時に、俺の世界はすっかり変わってしまったよ。血液のガンのリンパ腫?終わったな、無理だ、って思った。
診断を受けた後、すぐに治療を始めなくちゃならなくて。すっかり参ってしまったんだ。治療を受けながら思ったよ。”俺はやり抜けるのか?”って。それから、”もちろんやりぬくさ。死にたくないし、まだやりたいことがあるんだ”って思った。
みんな俺が仕事を辞めるだろうと思っていた。だけど俺は医師に聞いたんだ。「仕事をしてもいいかな?」って。彼は言ったよ。「いいよ、ちゃんと気をつけてくれればね」だから俺はスタジオに入って少しギターを弾いてみた。するとすぐに疲れて座り込んでしまったんだ。そんなに頑張るなってみんなに言われたよ。
オズボーン:俺たちはみんな彼の周りに集まっていたけど、「大丈夫か?大丈夫か?」なんて言わなかった。ただそこにいた。もちろん彼は疲れているようだったけど、さながら行軍をする兵士みたいだった。誰よりもたくさんのリフが彼から出てきた。俺たちは誰も、「こんなんじゃまだ具合を悪くしてしまう」なんて言わなかった。俺たちは一緒に育った兄弟だ。家族が病気になったも同様なんだよ。
オズボーン:俺たちはみんな彼の周りに集まっていたけど、「大丈夫か?大丈夫か?」なんて言わなかった。ただそこにいた。もちろん彼は疲れているようだったけど、さながら行軍をする兵士みたいだった。誰よりもたくさんのリフが彼から出てきた。俺たちは誰も、「こんなんじゃまだ具合を悪くしてしまう」なんて言わなかった。俺たちは一緒に育った兄弟だ。家族が病気になったも同様なんだよ。
バトラー:俺たちはみな死んでいく運命で、永遠にここにはとどまれないということなんだ。トニーと俺はロニー・ジェイムス・ディオと一緒にHEAVEN & HELLのツアーに出たけど、6か月後にロニーは死んでしまった。あんなことになるとは俺たちは微塵も思わなかった。トニーがガンになったとき、間違いなく彼の心にはあの時のことがよぎったはずだ。治療を始めたら彼がどうなるか、俺たちには分からなかった。だからトニーがやれる限り、俺たちは何が何でもアルバムを仕上げようってことになったんだ。3週間曲を作って、その後彼は治療に行き、みんな三週間休みを取った。でもこのスケジュールは彼のプレイに何の影響も与えなかったんだ。それどころか彼の励みになって、ガンのことを忘れさせたんじゃないかと思う。それが出来うる最善の策だったんだ。
2012年初頭のバンド再結成の折に、契約に同意できないとしてビル・ワードが身を引いた件について:
アイオミ:ショックだったよ。俺たちは弁護士を通じて、”ここが気に入らない。あそこが気に入らない"って彼が言ってるというのを聞いた。俺たちはちゃんと解決したくて長いことビルを待っていたんだ。でも自分が病気の宣告を受けた後は、冗談じゃない、って思ったよ。俺たちはどんどん進まなきゃならなかった。俺は来年は死んじまうかもしれないんだ!だから彼にメールをしたのさ。「ビル、これ以上は待てない。もうやらなくちゃならない」ってね。
ニューアルバム"13"に向けて、RAGE AGAINST THE MACHINEやAUDIOSLAVEのブラッド・ウィルクを採用したことについて:
アイオミ:できるんだろうかって思ってたよ。あっちは全く違うファンキーな音楽だったからね。だけど数日リハーサルをやってみて、(プロデューサーの)リックが正しかったと確信したよ。ブラッドは凄くいいプレイヤーで、すぐに馴染んだ。俺たちは、型にはまったやり方じゃなく、違うことをやろうとする彼のスタイルが気に入ったんだ。ジャズっぽくて自由で、ビルみたいだったのさ。
1978年にのNever Say Die!”以来のレコーディングで不安を感じていたかどうかについて:
オズボーン:そりゃあすさまじいプレッシャーだったよ。'Paranoid'や'Master Of Reality'を真似たような見え透いた曲は作りたくなかった。でも結局のところ、心の赴くままに任せるしかないし、'手放して神に委ねる'しかないんだ。俺が手を抜いているのか、いいメロディを作れるかいいヴォーカルテイクを録れるかは、俺がよく分かってるのさ。
年を重ねて、お互いの融合に成功してようやく独自の色を出せることを互いに理解したのでしょうね。サバスという名前を捨てても構わないほどに。
サバスはオジーありきで作られたバンドだとも思います。
ロニーがオジー期の曲を歌っているのは、いつ見ても違和感がありました。
トニー自身がサバスなので、彼は何事もなければ一生サバスだけを貫いたのでしょう。ロニーの葛藤に応えて、バンド名を変えたことは、トニーにとって大きな変革だったんじゃないでしょうか。
ロニーのいるバンドは、Black Sabbathではないんだろうと思います。
最高でした。これがBlackSabbathだと誰もが
確信したライブでした。
Ronnieには私にとって最高のボーカルですが、
BlackSabbathは、はやりOzzyとIommi、Geezerが(ほんとはBillも、、、)いるのがBlackSabbathなんだろうなと感じました。
Ronnie、Iommi、Geezerのユニットは、Heaven&Hellという全く別のバンドだということも同時に感じたしだいです。
そしてSabbathよりもH&Hのほうが今は伝説になっているのだとも思いました(ToT)