maggieの小さなシアワセ

まったく走っていない日々。次のレースは・・・。

「ラブリー・ボーン」

2005-12-09 00:31:01 | 読んだ本
「ラブリー・ボーン」アリス・シーボルド著


最近、イヤな事件が立て続けに起こって、この小説のことを思い出してしまいました。

天国にいるスージーの目線で進むお話です。
14歳のスージーが、近所の男に殺され捨てられてしまう。
みんな必死になってスージーを探すのだけれども、見つからない、、。

お父さんは半ば狂ったように犯人を捜し、お母さんは悲しみのあまり家を出て行ってしまいます。
大事な家族がひとりいなくなっただけではなくて、家族全体がばらばらに。
なんだかほんとに悲しくて、ここらへんは読んでいて辛かったです。

でも、この家族は再生していきます。
小さかった妹と弟の成長していく姿とか、そしてまた一緒に両親が暮らし始めて、心の底からよかったって思いました。

最後、泣いてしまいましたよ。

犯人が最後どうなったったかはあえて書きません。
この作者もつらい経験をされてるんだそうだ。

栃木の犯人が一刻も早く捕まりますように。
こんな犯罪が二度と起きませんように。

追記。
高崎の事件の被害者のお母さんの手記を読みました。(抜粋されたもの)
言葉では言い表せません、、、。