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**PRINCESS * MARIE**

宝塚歌劇団の誇る名花、花總まり
想い出は永遠に・・・。

「炎にくちづけを」レオノーラ 1

2005-11-16 17:20:32 | **宙の観劇日記**
『炎にくちづけを』を初めて観た時・・・ただただ驚くばかりで何の感想も出てきませんでした。
それでもハナちゃんのレオノーラだけは最初から共感を抱ける人物でした。
「ジプシーがかわいそう」と主張してくれるのはレオノーラだけでしたから。
何が正義かなんてわからない作品だけれど、少なくともレオノーラだけはあるべき世界を捉えていたと思えます。

そんなレオノーラちゃん、登場シーンからキラキラお姫様です。(女官だけど。)
名アリアその1。キラキラと恋を歌う麗しの乙女、レオノーラ。
本当にレオノーラの周りに“”が見えます。(笑)
優しく美しい音色でありながら、体中が打ち震えるくらいに思い焦がれるマンリーコへの情熱が伝わってきます。
夢のようにうっとりと聞けるお歌です。
「当然だー異教徒めー♪」なんて厳しいコーラスが始まる前にこの純愛アリアをしっかり聞いておいて、心にゆとりを持たせましょう。
高級女官の(つまり身分の高ーい)レオノーラだけれど、その中に流れている血はジプシーのように自由奔放で解き放たれた精神であったように思います。
綺麗なお城も、華麗なドレスも、豪華な食事もないけれど、「ジプシーになって逃げた」時の生活の方がレオノーラは幸せだったのではないでしょうか??(マンリーコが心配で心配で仕方なかったことを除けば。)
優美で上品なお嬢様ですが、内面には熱い炎を持ち合わせている人だと思います。
あっ。登場人物は皆、心に何かしら「炎」を燃やしていませんか?
マンリーコは生き生きと躍動的な情熱の炎。
ルーナ伯爵は・・・赤というより青い炎のイメージ。
パリアは信念の炎。アズチューナは復讐の炎。
そしてレオノーラは愛の炎です。

そうです、レオノーラはマンリーコ一筋なのです。
レオノーラに思いを寄せるルーナ伯爵はキッパリ拒絶です。
結構断り方もハッキリしています。そんな嫌そうに振り払わなくても。(泣)
伯爵に力ずくで迫られている時、抵抗しつつも伯爵をきっと睨んでいたような。
うーん、お芝居が始まる以前の伯爵とレオノーラの関係って見てみたいですね。
どうしてここまでレオノーラが冷たいのかが読み解けそう。
恋人の姿に似せ勝手に庭に侵入する時点でアウトなのでしょうか。
でもマンリーコだって勝手に庭に入ってきたんでしょ~?リュートの響きにのせレオノーラを呼ぶ歌声とともに・・・。 一緒じゃーん
あ~・・・ダメです。伯爵を拒む気持ちがどうしてもわかってあげられないっ!
なぜなの、レオノーラ!? 伯爵の何が気に入らないっていうの!?
・・・でもレオノーラとマンリーコのは命にも、魂にも、何にも勝るものであったので(←歌詞そのまま)それで納得しています。

さてレオノーラ語りはやっぱり長くなりそうです~。
2へ続きます。

「炎にくちづけを」ルーナ伯爵

2005-11-16 01:02:50 | **宙の観劇日記**
さて皆さまにも伝わっているかと思いますが、マドレーヌは異様なくらいルーナ伯爵にべった惚れなので、さぞ語りたいことがあるのだろうと思われることでしょうが・・・
そ、そうでもないんです。
むしろ「難しくて、難しくて、わからない」のです。

ではなぜ伯爵に惚れたの?
きっかけは~・・・外見。(キッパリ)
いえ、もちろん美しさだけでここまでハマれません!
でもきっかけになったのは確かにあの冷たく美しい瞳&オールバックです。
私ね、ハナちゃん以外の方に「気品」を感じたのは初めてだったんです。
花總まり姫vol.1でも語っているとおり、私にとって「品がある」のと「気品がある」のって違うんですよ。
気品という言葉はハナちゃんにしか使いたくないくらい特別なものだったんです。
でも、ルーナ伯爵には気品を感じた。
私の大好きな高貴さを、ハナちゃんとは全く別方向から感じたんです。

そして観劇していくうちに、「私が好きな“伯爵”は作られた伯爵だったんだ!」と気づいたことがありました。
私はあの不敵な笑みが大好きなんです。
だってあんなお顔、ずっと貴公子の和央さんやお姫様のハナちゃんだけを追っかけてきていた私にしてみればものすごーく新鮮な「悪役顔」だったんですよ!
思いっきり歪める顔。
きつめのポーカーフェイス。
権力者の威厳を感じさせる風情。
冷たい目つきどころではない、切り裂く刃物のような目つき。(密かに眼球ナイフと命名。)
余裕た~っぷりに微笑むあの極端な感じが初めてで。
「こんな笑い方する人初めて見たー!」とすぐさま一目惚れしちゃったんですね。(←なんか変?)
ルーナ伯爵は「きれいに笑う」のではなく「極端なまでの笑いっぷりがきれい」なんです。

でもそれは真の伯爵の顔ではなかったのです。
「三ヶ月」の歌が唯一の素である伯爵。
全然違いますもん。高みに立ちつつ虚しさを歌う顔と、降り立ってから皆の前で見せる堂々たる主君の顔とは。
私はその下に降りてからのお顔がたまらなく好きだったんです。最初のうちは。

ですが、次第に「三ヶ月」の虚ろで孤独なお顔が・・・愛しくて愛しくて!!
レオノーラだってこんな弱いお顔を見れば、この伯爵なら、愛してくれたかもしれないのにと思ったり。
「はああああ・・・」と地を這うような恐ろしさすら感じさせる溜息の歌が、耳にではなくお腹の方にズシンと残ります。
ガイチさんの歌声は魔法みたいなんですよ。
弾けてあっかるい声。男らしく凄みのある声。爽やかで軽やかな声。クールで切れのある声。色っぽく甘ったるい声。やんちゃで可愛らしい声。優しく穏やかな声。燃えるように情熱的な声。切なく胸に迫る声。しっとりと優雅な声。
・・・ってなんか違うこと語りだしちゃいましたね。強制終了っ。
とにかくガイチさんほど「声」に変化のある人って初めて出会ったのでそれもすごく新鮮で!
伯爵様は高貴でおごそか(でも高め)な声。
・・・すすすすっごい好きなんです・・・あのお声もお話の仕方も・・・。

って、つまり「顔」と「歌」がよかったと?
やっぱ外見じゃないですか! 表面しか見てないじゃないですかー!
いえいえ、もちろんそれだけじゃありませんってばー!!

それ以上の「お芝居」のこととなるとね、振り出しに戻りますが難しいんです。
単純に同情できるような人でもない。
憎たらしい加害者でも決してない。
・・・わからない。(伯爵に恋してラビリンス

レオノーラへの愛も悲しくて。
以前になみさんから「親に早く死なれ孤独に育ってきたため愛し方がわからない人」という印象を伺ったのですが、まさにそれ。
なんと不器用だったことでしょう。
いつだって冷たい表情を変えることはありませんでした。(冒頭の口説きだけは精一杯甘いマスクだったりして
「マンリーコはどこ!」と叫ぶレオノーラをまるで蔑むように一瞬笑うのです。
そこだけ見れば本当にただの「悪役。」
でも伯爵ほど周囲に心を閉ざしているお方も初めてだったし、権力にしがみついているのかそれすらも自嘲しているのか、あの薄笑いからは本当によくわからないのです。

レオノーラが自分を裏切る(=死を選ぶ)ことも、わかっていたの・・・?
全ての憾みを火あぶりの炎へ浄化させようとしたの・・・?
わかーらない♪(ピアノマン)

最後に血の繋がった実の弟を火あぶりにした伯爵。
-「悲しい」はもう越えている。「痛い」だね。-
公演を見る前に聞いた、役者:ガイチさんと演出家:木村先生のそんなお話。
その痛みがどれほどで、どんなものであったのか・・・難解すぎてついにわかりませんでした。
そんな難し~い役を演じきったガイチさんの舞台力に感服したのです。

あら。結局こんなに長く語っちゃいましたね・・・。

「炎にくちづけを」ジプシーたち

2005-11-15 18:30:57 | **宙の観劇日記**
公演は終わったものの語り足りないことがまだまだあります。
途中で留守にしたりするからですよねぇ。
そんなわけで(必要性もないのに)まだ『炎にくちづけを』、引っ張ります。
記者会見までには終わらせるつもりですのでちょっとスピードを上げてゆきます。(←でもカメ?)

今回はタニちゃんのパリアをはじめとしたジプシーさんたち。
東京公演ではもうストーリーを知っているから、ジプシーたちが舞台に登場した瞬間から泣きたくなってしまいました。
こんなに生き生きとして、こんなに幸せそうなのに。
タニちゃんの(パリアの)笑顔が眩しすぎて。
「全ての人に太陽は降り注ぐ」という歌詞のとおり、日の光をいっぱいに浴びて輝いて。
カラッとしたパリアがいるからこそ、どしんと重たくなりがちな舞台に希望があると思うのに簡単に殺されてしまうから・・・途中は本当に救われない気持ちになりますね。
でも「殺せ」と言い放つ伯爵がすっっっごい好きなのですが~~~!!(矛盾)

そんな処刑場面ではオペラグラスは大体において伯爵に釘付けなので、ジプシーたちがどんなひどい扱いを受けていたかは実はよく知らなかったりします。(えー。)
でも伯爵ついでに(ついで!?)、無理矢理ひきずろうとする家臣につばをはきかけるパリアが見えました。
あと逃げ出そうとしている子たちもいますね。まだ幼そうなジプシーくん?
・・・ジプシーに同情していると身が持たないから銃声と歌とのリズムを心地よく感じていました。
奇妙な感覚です。人の死をあえて何とも思わないように、冷めた目で見るなんて。

余談ですが『炎にくちづけを』の中ではパリアがいっちばん「いい男」だと思います!
真っ直ぐさが魅力のマンリーコだけど、ちょっと考えなしといっちゃー考えなし。(汗)
その点、パリアは物事をしっかりと見据えていて、ジプシー集団の中で最も頼れるリーダーですもの!
伯爵様はあんなだし(笑)パリアは嘘偽りの全くない、太陽の申し子みたいな人。
宗教の愚かさに翻弄されることなく、強く、明るく、逞しく生きている。信念をもって。
(・・・パリアべた褒めしていますが、私は完璧に見えて欠陥だらけ(?)の伯爵が好きなんです。人間、必ずしも光に惹かれるわけではないのね。)

そういえばマンリーコとパリアは幼なじみ。(・・・に見えなかったのは私だけですか?どうしたってマンリーコはあの中で異質に見える。血筋の違い??)
パリアは「マンリーコのためなら死んでもいい」とまで思っているらしいですよ。
きっと兄弟同然に育ってきたんですよね。
でも「兄弟」というなら遼河さん&悠未さん兄弟が印象的だったな。
チェくん・・・じゃなくてティーンくんはね、お兄さん大好きなんだと思う!!
冷静沈着でありながら熱い魂をもった兄貴に憧れているんだろうなあって感じます。
ドー兄貴も「行くぞ、チェ。」と声をかけてくれたり、弟は相棒みたいなものなんだろうなあ。(→チェは和涼華さんでした。弟の名はティーン・・・いやいやどちらにしても面倒見のいい兄貴で素適!)(間違ってごめんなさい。
私は自分が女姉妹の中に育ったので、そういう男兄弟の爽やかな絆って憧れます。
しっかりと地を踏んで堂々と死に向かったドー。
「兄さん!!」と無我夢中で追いかけていったティーン。
こういう死の間際に2人の個性がよく表れていると思いました。

まあ「兄弟」といったら誰よりもルーナ伯爵とマンリーコなんですけどね。
わりと忘れがちな真実。(忘れてはいませんが、最後の最後に知る!というのが醍醐味。)

そしてようやくアズチューナを「人間」として見れるようになりました。(何だと思ってたの~。)
「息子よ」と語りかけるアズチューナは、敵の息子であるマンリーコを常に「息子」だと信じこみたかったのかもしれません。
いつもいつも「私の息子」と自分に言い聞かせ、生きてきたのかもしれないと思うようになりました。

で。私が観劇した時だけでしょうか?微妙にカゲコーラスに打ち消されていたお芝居のキーとなる大っ事な台詞→「マンリーコはお前の弟だよ!母さん、復讐を遂げました!」
これがようやく、カゲコーラスにもオケにも負けず、しっかり聞こえるようになって
 ・・・スッキリ!!
ああ、これでやっと『炎にくちづけを~イル・トロヴァトーレ~』を終わらせることができます!
この台詞を他のどの台詞よりも強く強く耳に残したかったのです。(でもそれが叶ったのは楽の2日前だったりした。アレ??
まあ演出によって、原作オペラとはちょーっと離れましたからね・・・。
東京からは「復讐を遂げました」の後に「マンリーコ!」とうめく?ようになったのが印象的です。

忘れちゃいけない女ジプシーさんたち。
お嬢様なレオノーラをきっと大切な友達として扱ってくれたと思いますー。
男たちの分まで精一杯生き抜いてください。がんばってね。(←あんまり興味ないことがバレバレ?
「子どもを生め♪」の歌唱に涙しなかったのって私ぐらいのもんでしょうか・・・。

さて、ジプシーたちの残したメッセージは今も世界に息づいているのでしょうか。
・・・難しいことはわかりませ~ん。(逃)

「炎にくちづけを/ネオ・ヴォヤージュ」東京千秋楽

2005-11-14 03:51:39 | **宙の観劇日記**
行ってまいりました。千秋楽。
ガイチさんのラストデイです。
ちなみにわっかりずらいですが、上の画像はペンライト。
もう一個のほうは・・・ナイショ。(笑) 
それではさくっと楽ならではのご報告をいたします。

お芝居はやはり楽となると違いますね!!
激怒して床にぶん投げた鍵がこっぱ微塵のマンリーコ。
全てにおいて絶好調のレオノーラ!(ハナちゃんて楽に強いんですか
「なんだと!」で全身ビリビリッとさせられたルーナ伯爵。
誇り高いジプシーとして生き抜いたパリア。
(誉めどころがおかしい方もいますが)素晴らしかったです。
もう何度も観劇しているのにのめりこんで見てしまいました!

ショーはガイチさんへの拍手があたたかくって。
私、「拍手」を自然発生的にできたのは初めてだったかもしれません。大体決まりごとのように拍手を送るのが常でしたが、心が感じるままに手が動き、それが客席と同時に一体化したのは初めてかも・・・?

そしてタニちゃんのハロウィンマンが最高でした。
子どもたちもマリエッティも、カボチャのお面や被り物をつけ、飾りがゴージャスに。
そして・・・ハロウィンマンのタニちゃんはというと!
か~わいいーっ!
右手に緑色のお肌な魔女、左手にパンプキンのパペットをパクパク☆
お衣裳にいたってはパンプキン模様になっちゃってました。(模様というと語弊がありますが。)
右肩にはカボチャがちょこんとのっかっています。
パペットをパクパクさせるタニちゃんがかわいくってかわいくって、ほっこりできました。

フィナーレ、トップコンビのデュエットダンスは以前から拍手がものすごくってショーストップ状態だったのですが、今日(正確には昨日)にいたっては拍手が鳴り止まないどころかスタンディング状態!
エトワール様が上で待ってるのよ~というくらいの、ものすごいショーストップ!
和央さんが拍手に応えて手をあげるとハナちゃんは和央さんを称える?ような振りで手をあげました。
和央さんをたてている~みたいな。
ってあなたも主役よ!ハナちゃん!(これだから好きなんです~♪)

サヨナラショー。
ガイチさんの歌声はいつまでもいつまでも心ときめかせて聞いていられます・・・。
甘い歌声に酔い、男役・初風緑のかっこよさにしびれ、眩しい笑顔に涙しました。
銀橋を渡り、白いバラを客席へ配るガイチさん・・・2回ほどボトボトッと落としていらっしゃったような・・・まあそこがガイチさんらしい?
一輪だけ手元に残し、その一輪を和央さんに渡しました。

ガイチさんのご挨拶。
今、この気持ちを表現できる言葉が見つかりません。
・・・私たちもみつかりません。
目に見える力、見えない力、愛、絆・・・ガイチさんのしてくださったそんなお話は、全て私がこの短期間にガイチさんから感じていたものでなんだか嬉しくなりました。(正規のファンではない者としては。
これからも、私らしく、正直に、真っ直ぐに、歩んでまいりたいと思います。

和央さんのご挨拶。
感極まっていたせいか記憶がアヤフヤです。
幕が再度開いた時に「ありがとうございます」以外の言葉を探していたらしく、ちょっと困ってらっしゃいました。
そして客席に向かい「あなたが生きている♪それだけが我が支え♪」と歌ってくださいました。 うわあ、最高のメッセージ!(笑)
(しかしその後また幕が開いた時には「また歌うわけにもいきませんので」と困っちゃうたかちゃん。)(←本当“たかちゃん”という感じでかわいかったんです。初めて呼んだよ・・・。激照)

11月13日。ガイチさんをはじめとして、愛紗ももさん、聖野花珠さん、綾花ちかさん、白河るりさん、みなさんお疲れ様!!

・・・もう思い残すことはありません。
しっかり「見送る」ことができました。すっかり満足
大好きな人の旅立ちの時を一緒に迎えることができる。
こんな経験、できるとは思っていませんでした。
だからすごーく満足してしまって、「もう充分!」ってくらい。


・・・でも「これから」なんですよね・・・。

「炎にくちづけを」マンリーコ

2005-11-10 18:02:32 | **宙の観劇日記**
せっかくなので(何がせっかく?)主人公:マンリーコ視点の感想を。

今回、初めてこの作品をマンリーコ視点で見ることができました。(後半からだけど。)
前半はどうあっても伯爵モードだからちょーっとマンリーコ様がおろそかになりがちなのですが・・・。

瑞々しいマンリーコの激動の人生。
もちろんかっこいいことは重々承知しているし、いつもの調子なら「マントで剣を振りかざす和央さん」というドツボにハマる舞台姿にきゃーきゃー言って喜んでいるはずだったのに・・・まさかこんなことになるとは。(笑)
だから前半の吟遊詩人兼騎士兼ジプシーの凛々しきマンリーコについては惜しいことにずいぶん見落としている点が多いと思います。
でも茶髪がキレイで、足が長くて、伯爵よりも強い(笑)ことは知ってる・・・。

劇中で唯一の幸せシーンからちょっとずつマンリーコモードに入れました。
森の中で迎えた朝。照れ笑いするマンリーコがなーんか若くってかわいいの。
誓うより早く、言葉より強く、愛し合う2人の姿は、作中の歴史も宗教も何もかもを越えて、ひたすらに尊くて美しいと思います。
衣裳がすっきりしたように見えたのですが、やはりシンプルな黒ブラウスに変更になっていたんですね。
そうよね。レオノーラは布一枚なのに自分だけあんなにしっかり着込むなんてルール違反だったもん。(何のルール)
愛しそうにレオノーラに触れるマンリーコが大好きです。目がとろけそう。
あのシーンが作中で1番好きです。
ええ、どんなに伯爵様が素適でもここばっかりは譲れませんともっ。

でも今回マンリーコに魅せられたのは、粗末なボロ服に白髪という宝塚のヒーローにあるまじき姿になってからの「芝居」が最も大きかったかもしれません。
(それ以前は伯爵にかかりきりだったからってだけなんじゃ。
和央マンリーコのスラリとした長身をごっそり隠しちゃう囚人服。
私のお気に入りカラーの茶髪も、美しさとは程遠いお色に。(泣)
きりっとした表情もいつのまにか虚ろに。人が違って見えちゃいます。
「殺せ!お前にできるか!」なんて挑発していた若々しさからは明らかに変化しているんです。
仲間を失い、自分自身の命も失おうというその時から。
鎖につながれたマンリーコを見た時はヒステリックに「イヤーーーっ!!」と金切り声を上げそうになりました。(追い出されるよ。)
処刑台がぐーんと上がってくる場面なんて何度見ても慣れない。
あまりに残酷だったから目をそらしたくなったのかもしれません。
だからこんなに伯爵寄りで観劇してしまったのかも。(それが1番最後には救われないんですけどね・・・。)

そして、マンリーコの恋歌は胸をグッと圧迫されるような感覚があります。
「あなたが生きている。それだけが我が望み!」
・・・究極の愛ですよね。マンリーコの愛に圧されて、見ている自分も同じ呼吸になってしまうんです。
どんな現象かというとですね、ピアノを弾いている人がやったら体を揺り動かしてる感じあるじゃないですか。
または指揮者がノリにノってるような。
ああいう感じでマンリーコ音楽に自然と身も心も任せてしまうんです。
あ、だからといって客席で揺れてたりしませんからご安心を!(でも少しは揺れてるかもなあ。


『炎にくちづけを』を観劇した当初は、マンリーコは知らぬ間に翻弄されて終わりの役かと思っていました。
でも彼は彼の人生を真っ当に「生きた」んですね。
レオノーラという運命の女性に巡り会って、愛し合い、その愛こそが2人の全てだった。
命をかけて愛してくれたレオノーラを疑ったことで、最後の最後に「許し」の境地にたどり着いた。
死んだレオノーラを抱きながら嗚咽する声が悲しくて悲しくて。
子供みたいにただ泣いているマンリーコを見ていたら自然に涙がだらだらだらだら 流れてきて止まりませんでした。
あんな声で泣いてもらって抱きしめてもらえるレオノーラは幸せだったと思います・・・。

   「許しを求める今、全ての人に許しを」

初見時にはこのくだりが理解不能だったのですがようやく自分の中で答えが結びついた気がします。
マンリーコに“許し”を促したのは、レオノーラの愛だったんだ!!
ラストの宗教画のようなストップモーションはマンリーコを聖人化したわけではなく、たまたまキリストにかぶっただけで、マンリーコ自身の生きた結果だったんですね。

そんなラストはさすがに「なんだと!」の伯爵だけしか見てないなんてことはありません!(結構あったけど。)
マンリーコは「ジーザスもきっとこんな顔をしていたんだろうな」と思わされるくらい、やわらかで全てを包み込むような笑顔をしていました。
ふわっとした美しい瞬間でした・・・。
幕。

炎にくちづけを(東京)雑感

2005-11-06 01:32:50 | **宙の観劇日記**
宙組東京公演真っ只中。
雑感なのでたいしたことは書いていませんが、何度も見ていくうちに感じたことをぽつぽつと。

*2階席からだと全体が見れて(特にお芝居の場合は)意外においしいことに気づきました。
でもやっぱり1階で見たいですけど。

*ちなみに2階席の後方から見ると、レオノーラの背後に立った伯爵の背が弱冠高く見えます。(喜)
ただ2階席前方だといつも通りです。上から見下ろす事によって目の錯覚が??

*気のせいかもしれないけど、最近伯爵のお顔の「性格悪そう度」が増したような気がします。

*伯爵に愛されていることを知りつつもそれを拒むレオノーラ。
「知っているならなぜ!」と伯爵。
「なぜ」って・・・ねぇ? ちょびっとナルシストっぽい伯爵様ラブ。

*剣をふりかざす伯爵はとても強そうに見える。

*銀橋から帰ってきた後、剣を拾う→悔しそう→切りかかる、という一連の動作が愛しい伯爵。(なんで愛しい?)

*「にく~い~やつ~♪」の「やつ」の歌い方がとっても好きです。よ~く聞いて♪

*三重唱の最後にマンリーコの肘鉄を食らうルーナ伯爵。
崩れ落ちる時の「痛そう度」が減ったように思います。

*マンリーコに剣を突きつけられた伯爵!
「んぎー」って感じの口の動きが好き。
さらにマンリーコが剣を下ろした後、ちょっとふっと笑う伯爵がす~て~き~っ!

*・・・というか伯爵しか見てないことがバレました?
近頃お芝居は伯爵にロックオン!状態で・・・わりと中身のない見方をしてしまっている気がします。

*「剣を交えたい。とりわけあのルーナ伯爵とは。」とマンリーコ。
伯爵にマンリーコの剣の相手が務まるのかどうか・・・(もごもご)

*修道院に入る決意をしたレオノーラ。
真ん中で踊る(踊る?)レオノーラが美しすぎて、いっつも銀橋に現れる伯爵を見逃します!!
ついつい見とれてしまってダメなんですよねえ。

*修道院にマンリーコ登場!の場面。
いつからかはわかりませんが、伯爵はレオノーラが手を離しても反応しなくなりました。

*伯爵の手から逃れたレオノーラ、あちこち駆け回るけど一回伯爵のおそばに戻ってきてる!「捕まるよ!」と一瞬あせった。

*マンリーコのケガは大丈夫なんだろうか・・・。

*伯爵、パリアに連れられて銀橋へ。
暗転直前、客席に向かって一瞬「ニヤリ」と伯爵スマイル(スマイルとは違うけど)が飛んで来ます!!
これはファンサービス!??(違うんじゃ。)

*マンリーコの腕の中にレオノーラがいる。というのがすごーく自然なことに見えます。
愛し合う恋人たちだから寄り添う、というよりも、もっと強い運命的なつながりを感じる。 

*三ヶ月の孤独伯爵を目の当たりにしたらレオノーラだって「きゅん」と来ちゃうんじゃないかと思うんですけど。(しないかなあ~。)

*伯爵の緑の帽子はカワイイ。

*伯爵が手を上にあげるだけで何の指示だかわかる家臣たちはスゴイと思う。

*パリアの遺言最中もジプシー銃殺中も、ずーーーっと伯爵を眺めている私。
たいして表情は変わらないんですがそれがまたいい感じなのです。

*でもトークショーで「それでもジーザスを敬ってるのか!」という台詞のくだりが好きだとタニちゃんが仰っていたので、ちゃんとパリアの話を聞いてみた。
大劇「いいか、偽善者ども!よく聞け!」→東京「いいか!よく聞け!」というように、「偽善者ども」という言葉が無くなったことで、呼びかけの対象が広くなったのかなあと感じる今日この頃。

*レオノーラが「待って!」と飛び込んで来た時の伯爵の驚き。
ここは「三ヶ月」以外で伯爵の素が見れる貴重な一瞬だと思う。
でも「あの人はどこなの、マンリーコは」という名を聞いた途端、瞬時に変わる表情が好き。
「その言葉が私を凍らせる♪」と歌っていたとおりに「あ、凍らされた。」って感じで。

*取引中の伯爵のレオノーラへの台詞が優しく聞こえたことがありました。
なんだかかわいそうになりました・・・。(伯爵が)

*レオノーラへのキッスタイムが微妙に微妙に長くなった?

*やっぱり「拭くな!もったいない!!」と思ってしまう自分がいます。

*これも2階席から見て初めて気づいたことだけど、レオノーラが歌う子供時代に聞いたジプシーのお話。
舞台上の暗闇が効果的です。周りにいる大人たちに囲まれた小さなレオノーラの恐れみたいなものが自然と視覚的に表されているようで。

*牢獄へ忍び込むレオノーラ。
カギがシャラシャラいう音とは別に、綺麗な金属音が加わったような気がします。
これはレオノーラの存在そのものを象徴する音に感じました。
抱き合う直前まで「キラン」って感じで2音ずつ控えめに鳴ってるあの音ですよ!(わかりずらい!)

*ラストの伯爵の表情がいつも微妙に違うので毎回目が離せません。
ある時はショック!!な、衝撃的なお顔。
ある時は茫然自失。女性らしく見えたほどだったから(演じている人はそもそも女性だし)本当に何もかもが抜けてしまったのかなというくらい。
またある時は最悪の顔。あの表情をどう表現すればいいのかわからないけれど「最悪」という言葉が一番しっくりくるようなひどいお顔。(注:言い方がマズイですが伯爵は超美麗顔です。)
そしてまたある時は「弟~っ!」て感じの顔。
・・・どれも言葉で表すのは難しくてサッパリ伝わってきませんが、私の好みは「最悪な顔」です。

以上、かなりどうでもいいマドレーヌのつぶやきでした。(しかもほぼ伯爵の話しかしてないような・・・?)

「ネオ・ヴォヤージュ」東京 2

2005-10-13 20:37:52 | **宙の観劇日記**
続き。
今回のテーマはジンジャーピアノ魔の一本勝負。(←?)

<キューティージンジャー>
このショー最大の見せ場、タップダンスの始まり☆
往年のジャズの名曲にのせて。(よく知らないけど。)
わーい♪ フレッド.A&ジンジャー.Rのコンビだーい好き!
オシャレに軽やかなダンスコンビです。
あ。ジンジャーの投げキッスを見逃さないように!
むしろ下手花道に登場の瞬間からジンジャーオンリーでの観劇を推奨。
って、またここでマドレーヌ的ゴールデンカルテットが並ぶわけじゃないですか。
さあ順番に見ていこう。と思ったのに。
ハナちゃんのジンジャー。
ジンジャーかわいすぎ!!
何そのキュートな笑顔は! 何そのキュートな動きは! タップ踏んでる足元はもちろんスゴイけど、上半身のらぶりー具合は一体何事!?
ぱっ☆と開くお手てが可愛い。
ルンルンキャピキャピ動く腕が可愛い。
にっこにこのHAPPY☆なお顔が可愛い~っ・・・! 本物のロジャースでもここまで可愛くなかったでしょうに。
もう目が離せない。
ジンジャーかわいい、ジンジャーかわいい・・・・・・。

そんなわけで。
それ以降、ジンジャー以外目に入りませんでした。
ど~してくれるのよ。(そんなこと言われても。)

ラインダンスはプチ休憩時間。(ひどい)
いえ、ちゃんと見てましたけど。「ネ・オ・ヴォヤージュ!!」の掛け声、好きですよ♪

<ピアノ魔の衝撃>
 素敵すぎる。
以前の銀髪バージョンには特に反応していなかった私ですが(なんか好みではなかった。)、東京でのピアノ魔様の黒髪カツラが・・・カツラが・・・。
 

↑言葉にならない怒涛の愛の嵐!!
いえ、こちらも従来の私の好みを考えると絶対に「好み」の幅からはズレるはずなのに、思いっきりツボにはまりました。
もうこれからは様付け以外ありえません。
(大劇の中日をすぎた辺りからカツラチェンジされていたそうですが私にはこれが初見です

そしてそんな悪魔的に美しい彼を見つめていたら・・・。
あれ・・・?
ピ、ピ、ピアノ魔様 私、そのカツラ・・・知ってる・・・!
んーっ同じもの・・・なような気がします! それ、知ってます~!!
うわー、驚きでした。目を疑いましたもん。
私もウィッグとかつけるの好きなので、たまたま同じものを見たことがあったのですよ。
ピアノ魔ファンのあなたにヒント♪キーワードは・・・ゴシックウルフ。
別に私、ゴスロリ系ファッションの人ではないんですけどね。 

それからは美しいピアノ魔様に釘付けになってしまい、下で誰が踊っていようと曲調がどう変わろうと、ピアノ魔様だけを見つめていました・・・。
大好きなたにちゃんも世界各国のダンサーたちもオール無視。
私はピアノ魔様の虜です。。。

そんなピアノ魔様があまりに衝撃だったせいで実はその後の記憶がありません。
フィナーレでも黒髪ピアノ魔様の余韻をひきずったままで、ハナちゃんはおろかピアノ魔様役ご本人(=ガイチさん)すらもどこかぼんやり見えたり。
目に映ってはいても心はピアノ魔みたいな。
体はここに残り、魂はあの人のもとへ・・・♪(レオノーラ)
信じがたいことですが、それからは何も覚えていません。
怖いよ。すごいよ。さすがピアノ



最後の最後に「あ!初日だ!挨拶しっかり聞かなくちゃ!」と我に返ったんですが。

さてわかりやすいくらい“陰と陽”のこの勝負。
勝者はどうやら・・・・・・・・・・・。
こんなことでいいのかしら。自分。

「ネオ・ヴォヤージュ」東京 1

2005-10-12 19:53:35 | **宙の観劇日記**
お芝居のレポがまとまらないのでショーの感想をお先に。(ショーもまとまってないけど。)

  楽しすぎる!ネオ・ヴォヤージュ♪♪♪

あのお芝居の後にうってつけかも。何も考えずに楽しめます。
何より「大好き」がいっぱいで楽しいったらないです!!
(ハナちゃん主体の場面があまりないにも関わらずこんなに楽しいショー☆なんて私には珍しいことです。)
私にとっては和央・花總・初風・大和のゴールデンカルテットなわけですよ。
歴代の宙組もそれぞれ豪華で大好きがいっぱいだったけど、
今の、本当に“今”の宙組が好きだなあって思います。

では今回はレポっていうより心の声を中心に進行してまいります。
つまり勝手に騒いでるだけ。どんなに楽しかったかをお伝えします。

<海の精・セイレーン>
ショーの始まり、大好きだなあ~♪
美しいセイレーン。人魚の像と髪型が同じ?(今更気づく。)
歌い方がムラでの観劇時とちょーっとだけ変わっていたかな?
「お前の冷たい体さえあればいい♪」のさえ♪のところ。(細かい)
ビバソプラノ。ビバ魔性。声も体も全身キラキラなセイレーン大好きです。

<にぎやか>
パイレーツがいっぱいの主題歌。
セイレーンも海賊姫となって参加です。
銀橋にパイレーツ集団5名(和央さん・ハナちゃん・ガイチさん・タニちゃん・はるひさん)が、「初めてのネオ・ヴォヤージュ♪」とやってくるところがあります。
・・・困る!どこを見たらいいのか非常~に困る!!
まずこれが最後のガイチさんを見たい。髪型かっこいいし笑顔ステキだしガイチさんを見たい。
でもやっぱりカリブ娘のハナちゃんが見たい。
(あ!両手をばっとあげる振りがめちゃめちゃ可愛いので、ココで和央さんだけしか映してないってことはないですよね!?>TCA
でも普段私はハナちゃんばっかり見すぎなのよ!ってわけでガイチさんへ戻る。
しかし和央さんがかっこいい。
いやいや和央さんはこの後また銀橋に来るからその時でいいでしょ。
ガイチさんへ戻ろう・・・としたら、うわーっ笑うなたにちゃん!!
たにちゃんが笑うと誰であれ、誰でさえ、何であれ、何でさえ、オペラはたにちゃんにギューンと引きつけられてしまうのよー!!
(なんか無意識にはるひさん無視。ごめん・・・美形だから好きなんですけどね。

ふう。ゴールデンカルテットが並ぶとどうしたらいいかわからなくなります。
結局たにちゃんに持っていかれたのでしょうか・・・?

そんなたにちゃんのハッピーハロウィンも可愛らしく。
最後の暗転直前のウィンクを見逃すことは私が許しません。
たにちゃん。なんでそんなにかわいいの?
私の目はハートマーク飛ばしまくりでした。

<大人の世界>
大人の恋物語。
初日は和央さんが砂の上でジャリジャリ足を動かすはずのところがスリスリ聞こえました。
砂が足りなかったのかしら??
ザ・レディのハナちゃんはしなやかでお美しい。
やっぱりストーリー展開はよくわからず。
でもタカハナに集中できてなんとなく安心できました。

続くタップではやっぱり「バッファロー!」以外の単語がわからない。(泣)

ここまで観劇した時点でテンションも上がってきてますが、真の興奮は後半から!
さあ一体何が起きたのか!?

「炎にくちづけを/ネオ・ヴォヤージュ」東京初日

2005-10-07 23:36:39 | **宙の観劇日記**
行ってまいりました。
久々の(といっても約2ヶ月?)宙組公演はやっぱり最高。
もうお芝居もショーもあらゆるところに感動しまくりだったので・・・それをいちいち記していたら終わりが見えません。
なのでそれは明日からゆっくり語っていくことにしまして、本日は初日ならではのレポートをお届けします。

芝居もショーも大劇場公演時から特に目立った変更点はなかった(と思います。)
冒頭のすっしーさんの長台詞に新たな音響が加わったくらい?(もとからあったりして・・・。)
細かな変わった(進化した?)点はあれど。
もうたーっぷりどっぷり楽しんでまいりましたよ!

最後にはオールスタンディング!
わあっ 私、スタンディングを経験したのは何気に初めてでした。
言葉に詰まってしまった和央さんは「もうありがとうございますしか言えないんですが・・・本当に感謝してます。ありがとうございます!」と笑顔。
きゃーっそんな!! こちらこそ感謝ですよ!ありがとうですよ!

和央さんのご挨拶
(注:言葉じりなど正確ではありません!頼りにならない記憶力ですので。大体の主旨をお伝えできればと・・・すみません。
いつものように、サバサバしつつもかわいい和央さんでした。
外はこれからどんどん寒く寒くなっていきますが、劇場の中はますます熱く熱くなっていきたい、というようなお話をされていました。
家に帰っても頭の中にお芝居の曲がずーっと回っていて、劇場を出る時にはタップを踏んでいる状態になって頂きたいです、とお話されて笑いと共に拍手喝采☆
いったん幕が下り、2回目に幕が開いた時は「ちょっと待っておりました。」と和央さん。
かわいいなあ♪
しかし3回目に幕が開いて、オールスタンディングだった時には「ここまでは待ってませんでした。」と笑っていらっしゃいました。

さあ、これからエンジン全開の宙組東京公演がスタートです!
私もついていきまーす!

*おまけ*
出待ちレポ。
ハナちゃんは黒のハンチング帽(キャスケットかな??)に、下までボタンのある黒いワンピ。
そして黒いブーツで、とーっても可愛かったです。
黒だけでまとめるあの可愛さ、見習いたいですね。
それにしても間近で見るとますますお人形さんのようです!
顔ちっちゃ~・・・ほっそ~・・・かわい~・・・。(呆然)
ファンクラブの方々からにこやかにお手紙を受け取り、お話されている声までは聞こえなかったのですが、なにやらぴょこって感じの可愛い動きをされていました。
ちょっぴり遠くからですが、もーうバッチリとろけてましたよ。
明日からもがんばりまーすみたいな爽やかなハナちゃんの笑顔を見ることができて幸せでした。

ネオ・ヴォヤージュ 3

2005-09-08 11:35:10 | **宙の観劇日記**
しばらく空いてしまいました。
続きです。

<海の上のピアニスト>
海辺に流れ着いた記憶喪失のピアノマン:たにちゃん。(某ニュースとは無関係らしい。)
ピアノ魔:ガイチさんが失った記憶を呼び起こすらしいのですが出てくるのは女、女、女ばかり。
あんな純朴そうな顔して一体何人の女をたぶらかしてきたんでしょう、この男は。
世界各国に恋人がいた模様。まあどこ行ってもモテそうだものね~。
ところでピアノ魔の歌声、高音部分でたまらなく好きなところがあるのですが上手く説明できないので省きます。でも素敵なのよ
最近では鬘が違うようなのでものすごく見たいんですけど!
私、何気に男のロン毛は好かないのです。(でもマンリーコとエリックとオーレリアンは別。和央さんならいいってことね。。。
ところでこの場面の4人娘:和音美桜ちゃん・咲花杏ちゃん・花影アリスちゃん・綾花ちかちゃんがかわい~っ!(学年も並び順も覚えてないので順不同)
この可愛いお姉さんたちに私も一緒に遊んでもらいたいわ。うふうふ。
運命(炎)の女であるるいるいちゃんがピアノマンの本命ちゃんだったんでしょうか?
ピアノそのものを女性化したともピアノ魔の手下とも分身とも思えるし・・・??
ちゅーした後の「かかったわね!」みたいな表情が好きです。
それからもがんがん翻弄されて終わり。

<フィナーレ>
10人ほど深海魚みたいな人たちが出てきます。
見た目明らかに女なのに掛け声が男声ってかなり不思議・・・。
フィナーレはてっきり深海かと思っていたら宇宙だったんですね!
でも水族館のように感じるな~涼しげで夏向きだなあ♪

ってわけで大階段。
だああ、かっこいい~~~!!
・・・この一言で説明は要らないかな。

さて和央さん、下に降りたらたにちゃんと一緒に踊るんですよ。なーんか新鮮!
「兄ちゃん、カッコイイなあ・・・。」とひょっこり出てきたたに弟に和央兄がダンスレッスンをする、というストーリー展開ととらえさせて頂きました。(勝手に)
和央さんがお手本を見せ、たにちゃんが同じ振りを踊ります。
・・・くだらない副音声つけて遊んでいたので2人のかっこよさを軽く見逃していたかもしれません。

さーてハナちゃんがしばらく出てこないので集中力が落ちていたのか記憶もアヤシイぞ~。

というわけでハナちゃん登場場面までさくっと早送り。
ハナちゃん、ヴィーナスという役名です♪ すてき~!
「半身浴ドレス」と勝手に命名してみました。
あのデザイン、腰の下辺りで水につかっているように見えませんか?
ドレスに合わせた髪飾りのグラデーションがとーっても綺麗です!
がいちさんのソロにのせてタカハナのデュエットダンス、という夢は破れたものの非常に綺麗なデュエットダンスでした。

<パレード>
エトワールのガイチ様。
歌詞が・・・。(涙)
ファンの方は泣いちゃうだろうなあ・・・とか思いつつちゃっかり号泣してきた私。
あんたファンだっけと自分で自分につっこんだりしてました。

そしてあひさんがソロで階段降りしてきたことに喜び☆
爽やかに宙組カラーなパレードでした。ハナちゃんは人魚姫の泡ドレス~♪


終わった後に「ああ、楽しかった!!」と心から言えるショーでした。