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**PRINCESS * MARIE**

宝塚歌劇団の誇る名花、花總まり
想い出は永遠に・・・。

PHANTOM

2005-05-08 01:51:23 | **宙組ファントム**
こっそり『ファントム』カテゴリーを更新。
かなりやっつけ仕事で終了させました。
誰か気づいてくださるのかしら。でも無駄な超長文なのでオススメしません。(笑)

ファントム、クリスティーヌ、フィリップの3人ともなると、語りだしたら止まらなくてもうエンドレス。
とりあえず中途半端にしておくのも気持ちが悪いのでなんとなく更新しちゃったよってだけです。

無邪気な怪物、エリックも。
天使のクリスティーヌも。
王子様なフィリップも。

みんな大好き。
宙組「ファントム」大好きでした。
何しろ和央さんとハナちゃんが「オペラ座の怪人」を宝塚で上演してくれるということが嬉しくて嬉しくて。
すごくいい思い出。あの頃が私のマッハな観劇回数でしたねぇ。
夏休みだったし。見過ぎました。

「ファントム」~ファントム2~

2005-05-08 00:04:52 | **宙組ファントム**
地下の湖を渡り、ファントムの隠れ家へ・・・。
なぜか二人とも着替えています。(それは本当に謎。着替えさせた?>ファントム)
ファントムは眠るクリスティーヌへの子守唄のように優しく優しく歌います。
随分思い込み入ってるなーとも感じる歌詞なのですが(こらー!)そんな純粋さ is ファントム。
やがて彼女を待っていたかのように表れる可愛らしいお部屋。
(でもインテリアが不気味な仮面だらけで謎。)
クリスティーヌのおでこに優しく、いとおしく、口づけるこの場面、大好きです。

そうこうしていたら。
キャリエールがクリスティーヌを地上へ帰すようにとやってきました。
「僕は天使を地獄へは送らない。僕はそこまで醜くはないんだ。」
この台詞が妙に心に残ります。
そしてまた殺人事件。
ファントムいわく「クリスティーヌのために」カルロッタを殺しました。
まあ、確かに・・・。天使のように純粋なクリスティーヌをひどい目にあわせたし、音楽を侮辱したことにもなるし・・・でもファントムはやっぱり怪人。
人の命をこんなに簡単に奪っちゃいけません。(と普通に思った。)

これでクリスティーヌを陥れる女はもういない。
これでもうクリスティーヌは不幸な目にあわずにすむ。
これからはずっとずっと2人だけで美しい音楽を奏でて暮らしていける。
オペラ座の地下で。誰にも見つからずに。
・・・ファントム、目が覚めたクリスティーヌを迎えにゆきます。
今までにないくらい幸せそうなはにかみ笑顔で。
人を殺すことは彼にとって自分や大切なものを守るため、そして幸せを手に入れるための手段であるのでしょう。
歪んでいるようで真っ直ぐな怪物。
だってこんなに無邪気な笑顔で、心から嬉しそうにクリスティーヌに会いに行くんだもん。
クリスティーヌを守れたことに大満足していそう。

そしてクリスティーヌを彼の自慢の森へ案内します。
作り物の偽りの森だけど、外界に出ることのできない彼が知っている一番美しい場所。
(でもとりあえず先に着替えてほしい。赤い死神の格好でデートしなくても・・・。)
好きな子を目の前にしてどうしたらいいかわからないながらも必死であれこれクリスティーヌに話し掛ける可愛いファントム。
クリスティーヌも少し戸惑いながらもにこにこしてファントムについてきています。
なんだか初々しい二人ですご~く可愛らしいんです!
観劇二度目からはこの先の展開がわかっているので、ファントムが純粋なほど涙がぶわっと溢れてきたものでした。

愛の歌を聞かされ、信じて、裏切られて・・・・・・。
8歳の頃、自分の顔を初めて知った時の絶叫を思わせるほどの悲痛な叫び。
クリスティーヌは彼の顔を見て恐怖のあまり悲鳴をあげて逃げ出してしまった。
それでも、彼はクリスティーヌを愛していた。
愛という名の無邪気さゆえの過ち。この歌詞はファントムがクリスティーヌを誰にも渡さないと決意していることなのかクリスティーヌが自分を愛そうと歩み寄りつつも顔を見てしまったことなのか、未だに悩んでます。

クリスティーヌを追うファントム。物語はエピローグへ。
このシーンのタイトルはオペラ座の怪人らしく「怪人の歌姫の真実」とでもしてほしかったなぁ、なんて。

アレ?なんか大事な場面飛ばしましたね。
私、あの大好評場面が苦手だったんですよ。ごめんね。
どうしてもパパが許せなかったんです。親子とか家族の愛情って・・・よくわからない・・・。
ただ、エリックが笑っていたから。甘えるように笑う顔は確かに「愛された息子」の顔だったから。
許さなくてはいけないのかな・・・私も・・・。
でもこの場面でエリックは「クリスティーヌの声が聞けた。それだけで生まれてきてよかった。」と言うんです。
もう、安らかに眠る覚悟はできていたのですね・・・。

とかなんとかやってたら警官にみつかっちゃった。
クリスティーヌは「エリック!」とファントムの名を呼びます。
ところがそんなクリスティーヌの側には騎士(ナイト)フィリップがついている!
エリックは「彼女を離せ!」と恋敵・シャンドン伯爵に叫ぶけれど、実質的にクリスティーヌを取り押さえているのは案内人のおじちゃんのような気も・・・。
死闘を繰り広げるファントム対シャンドン伯爵!
二人を必死で止めようとするクリスティーヌ!
ああ、素敵!!三角関係!(こんな緊迫した場面で何言ってるんだか。)
クリスティーヌの「お願いやめて!」という必死の叫びが悲しい。
こんな極限状態で彼と最後の再会をするなんて。
善意のクリスティーヌにとっては誰が傷つくことも耐えられません。
フィリップを今にも絞め殺してしまおうとするファントムでしたが、クリスティーヌの叫びで手を緩めました。
そして形勢が不利になったところで警官たちに捕まってしまいます。
ファントムが人間の世界に立ち入ることはありえない。
見世物にしかなれない。

エリックは「撃ってくれ」と最後の頼みごとをします。実父であるキャリエールに。
殺してくれという願い。
「約束しただろう」
「さあ早く」
催促する笑顔・・・。
表情が少し変わるごとに涙がどぼどぼと止まらなくて。
もうやめてよ~と思うくらい泣かされました。

銃声の響きと共に目が見開くくらいショックを受けてまだ泣けて。
「クリス・・・ティーヌ・・・」
力ない、けれどはっきりと彼女を求めて、クリスティーヌがすぐに駆け寄って彼を抱いて。
そっと横たえられたエリックが、クリスティーヌに触れようとゆっくり手を伸ばすところでまた号泣。
かろうじて手の届くのはクリスティーヌの金の巻き毛。
指先でそっと髪に触れて毛先をかすかに弄ぶ。
切ないです。いじらしいです。まだまだ涙が止まらないです。
やがてクリスティーヌの歌い始める"You are music"
エリックの顔がみるみる笑顔になってゆく。
じっとクリスティーヌの清らかな瞳をみつめて、エリックの目も耳も全身全霊がクリスティーヌに委ねられている。
仮面を外されたことにびくっとしつつも・・・醜い頬に授けられたのは優しいキス。
信じられないほどの幸福がエリックを包み、愛するクリスティーヌと笑顔を交わします。
「母は僕にキスしてくれた。いつも腕に抱かれてぬくもりに溢れてた。」・・・こんな歌もありましたね。
クリスティーヌと母ベラドーヴァは「愛」という同じつながりにあったのでしょう。
最後の言葉は「クリスティーヌ」
・・・喜びに満ちて、愛するクリスティーヌの腕の中、安らかに息をひきとったファントム、エリック。
幸せになれてよかった。生まれてきてよかったね、エリック。
顔中涙でいっぱいになりながらそう思いました。(どぼどぼ

そして最後は・・・
エリック in 天国なのでしょうか!?
まあこんなところが宝塚よってことで。
「もう二度と放しはしない、君を愛し求め続ける、僕のクリスティーヌ!」
あ~~~っ!(号泣)

「ファントム」~ファントム~

2005-05-08 00:03:23 | **宙組ファントム**
夜。オペラ座の屋根の上。
顔に醜い傷を持ったオペラ座の怪人が悲しい運命を歌います。
・・・私はすでにここで泣きました。もう和央さんの顔を見た瞬間、ぶわっと。
あのざっくりとした残酷で痛々しい傷に泣かされました。
美しい顔には無慈悲にも大きな傷跡が走っています。
そして和央さんの長身が映えるダンス。激しい悲しみのダンス。
1階の前列で見た時には気を失いかけたほどのかっこよさでした。(大丈夫かっ)
ちょっと切れ長の瞳が放つ、鋭くも哀しみに満ちた眼光がたまらない。
ファントムは“この世のものとは思えないほど醜い化け物の容姿をしている”という設定なんですが・・・でもねぇ和央さんのファントムはどうしたってすっごく綺麗なんです。
泣くわ惚れるわで体力を消耗する大変な場面です。(ファントムはそんな場面が多いのよ。)

次に出てきた時にはキラー・ファントム。
ジョゼフ・ブケーおじさん殺害事件の巻。(おかわいそう)
ここだけ見るとただの殺人鬼です。
彼の住処に勝手に入っただけでも殺される率70%くらいなのに、顔を見た者は100%殺されちゃいます。

ですがその後なんだか「あれれ?」
ファントムって子どもみたいです。ただ愛を焦がれている孤独な青年。
純粋さゆえの狂気なのですね。ある意味これも「化け物」だけど、とても人間的な化け物ですよね。(人間的な化け物って?)
彼はいつか自分を救い出してくれる天使の声を探し求めて生きているのでした。
・・・さっくりキャリエールおじさんを無視しましたが私はこの方向でゆきます。(キャリエール参照)

わ~い。キラキラキラ! ついに天使に出会ったファントム。
オペラ座を訪れた少女、クリスティーヌ・ダーエの歌声が聞こえてきたんです。
それは奇跡の声。なぜかなつかしく、温かく、安らぎを感じるその声。
・・・母に抱かれていた頃の赤子の記憶でしょうか。
ファントムってばオペラ座に住んでいたせいなのか元々天才なのかやや謎ですが、音楽の才能はものすごいらしいです。
そんなわけでクリスティーヌに歌を教えようと申し出ます。
夢はきっと叶うはずだよ。とクリスティーヌの願いをそのまま受け継いで。
出会いのデュエット"Home"とても良い曲です。

ところで。
音楽を愛するファントムにとって新支配人の妻カルロッタの歌声は雑音でしかありません。
カルロッタが主役の舞台はぶっ潰せ!
ってなわけで、あちこちに怪奇めいた嫌がらせを仕掛けてリハーサルは中止せざるを得ない状況に。
死体まで置いていったので悪趣味。でもそれが「オペラ座の怪人」ですよねー。

バババババババ♪
地上ではそんな大変な事になってますが、地下では・・・。
ファントムとクリスティーヌの歌のレッスン。
初見時から"You are music"は主題歌なのでは?と思っていたんですが・・・どう?
鬼気迫るALW版のデュエットとは対照に優しい二人のデュエットです。
音楽の魔法がかかったみたいに美しくて、でもどこか悲しい旋律です。
ファントムとクリスティーヌの作り上げる見えない絆と愛が、この歌からひしひしと感じられます。
お互いが"Angel of music"なんですね。
私の目にはファントムのクリスティーヌを見つめる眼差しが「僕だけの天使」と言っているように見えました。
(和央さん、そう歌っている時ありませんでした~?私の記憶違いか思い違いかもしれませんが初見時にそうだった気が?
そのためかどうしてもこのデュエットには「僕だけの天使♪」というキーワードがチラつくんです。
ちょうど「心に虹をかける♪」のメロディに合わせて。でも前後との文法が合わなくなるなあ。うーん?)
まあそれは置いておき、先生は可愛い生徒の手をひいて一緒に歌います。きゃー手つないでどこに連れて行く気っ?
レッスン中はいつもこんな調子なんでしょうか。
職権乱用というか・・・先生としていいのかしら。(綺麗な場面に水さしてすみません。)
いえいえ、二人は歌でつながっているから自然と体も寄り添っていくのでしょうね。マジックオブミュージックです。(それ、違う作品!)

さてその歌の成果を見せる日がやってきました。ビストロ!
クリスティーヌの晴れ舞台のためにファントムは純白の可憐なドレスを用意しました。
いきなり歌えと言われてビビるクリスティーヌちゃん。
プルプル震えるようなか細い声で歌います。
そんな生徒の姿を見てジャジャーン。先生登場!(ジャジャーンとはいえ密かに。)
ファントム先生はクリスティーヌの頭の中に歌いかけます。彼女を導いてあげます。
思惑通りクリスティーヌは最高の歌声を披露しました。影からひっそりと見守っていた先生、大満足。
ですが・・・それなのに・・・クリスティーヌちゃんってばハンサムな青年・シャンドン伯爵と共にラブラブ?しちゃってる!
先生は、振り返りもしない有頂天のクリスティーヌを悲しく見送るのでした。
でもでも後でお礼を言ったのよね?ね?>クリスティーヌ

↑大成功を収めたので。
『フェアリー・クイーン』のタイターニア役(主役!)に大抜擢されたクリスティーヌ。(罠だけど。)
ファントムはいつもクリスティーヌをどこかから見守っています。
このオペラだってファントムの手中にあるようなもの。
某悪女の思惑通り(笑)声の出なくなったクリスティーヌに野次が飛び始め、舞台は騒然。(いまいちわかりづらいですよね。ここの演出・・・。ぼそっ)
エリックはただただクリスティーヌを救いたい一心でついに人前に姿を現します。
人々のどんな視線をもものともせずに、真っ直ぐクリスティーヌの元へ向かい、彼女を連れ出しました。
この時のクリスティーヌ、ベールかぶってるし白だし・・・観劇前まではウエディングドレスかと思っていましたよ~。
オペラ座の怪人ってクリスティーヌに結婚を強要するじゃないですか。
でも、宝塚のファントムは愛するクリスティーヌを怖がらせるようなことは決してしない、
優しい優しい怪人なのでした。
天使を救い出したところで1幕終了。

「ファントム」~クリスティーヌ・ダーエ~

2005-05-08 00:02:36 | **宙組ファントム**
昼下がりのオペラ座通り。
きらきらした笑顔の無邪気な少女、クリスティーヌ・ダーエが楽譜を売っています。
クリスティーヌ登場の際の「ラララララ~♪」という歌声は、クリスティーヌお得意のソプラノでもなく低いアルトでもありません。
高くも低くもないような中間の音。
だからこそ本来の“声”が美しくなくては聞かせようがないところ。
高音を響かせたりなどして声に装飾することのできない、ごまかしが聞かない音なんです。
そしてハナちゃんの声はまさにまだ磨かれていない“少女”の声。
町の人々が「あの子は誰?」「何を売っているの、マドモワゼル?」と寄ってきます。
人を惹きつける魅惑の歌声と天使の個性。
パリのメロディ。とても可愛くて楽しい歌です♪ メロディメロディ♪♪♪
そこへ一目惚れしちゃったオペラ座のパトロンであるシャンドン伯爵がやってきて、彼女にオペラ座に来るよう名刺を渡しました。(かなり慣れた手つきで・笑)

「私がオペラ座に!」
夢にきらきら瞳を輝かせ、精一杯おめかししてオペラ座へやってきたクリスティーヌ。
希望に満ち溢れた夢見る瞳は、頼みの綱のキャリエールさんがクビになったと聞き、ものすごくわかりやすいくらいしゅ~んとして帰りかけます。素直ですねぇ。
こんなぴゅあぴゅあだからオペラ座の女の子たちにもちょっといじられてます。(笑)
しかし優しいおじちゃんのおかげで新支配人にお目通りできることに。
でも・・・支配人の妻でありプリマ・ドンナのカルロッタは若くて可愛いクリスティーヌに嫉妬し、彼女を衣裳係りにしてしまいました。

それでもオペラ座にいられるだけで幸せだったクリスティーヌ。
「夢に手が届くその時を待っていたの・・・」と健気に働きながら歌います。
その歌声はまさにファントムが夜毎探し求めていた天使の声。
ここでファントムと運命的な出会いを果たします。
そんなすぐ地下にいたの??という不思議は置いておいて。(住家は地下5階のはずなんだよねぇ^^;)

レッスンの You are music は「ファントム」欄で語っているので省きましょ。
こんなに大好きな場面ってありません。私には、No.1デュエットです。
ところでこのバラ模様のレースで覆われた淡いクリーム色の、優しげな色のこのドレス、一目見ただけで「やっとクリスティーヌ~!」と思ったくらい好きになってしまいました。
これまでは原色系のドレスばかりだったので。もちろんそれもめちゃめちゃ可愛いのですが。(私的にクリスティーヌ・ダーエは薄いパステルカラーを着ているイメージ。)

ビストロ。
クリスティーヌは魔法で美しく変身して舞踏会にやってきたシンデレラのよう。
おずおずと一歩ビストロの会場へ足を踏み入れただけで、「なんて綺麗な子なんだろう」とクリスティーヌに客たちの視線が集まっているのがわかるんです。
フィリップはこの時までクリスティーヌが衣裳係りとして働かされていると知らなかったみたい。
自分がスカウトしておいて無責任な~。今まで何していたの?仕事?

さてクリスティーヌは明らかに嫌悪丸出しのカルロッタにびびっていたのか、弱々しいプルプル震えた声で歌いだしました。
それでもリシャールなんかは満面の笑顔で拍手しているけど。(彼はクリスティーヌに恋しているという密かな設定が。)
ここでファントムが「あ~あ~~~♪」とクリスティーヌのために登場。(みんなには見えていません。)
だんだん笑顔になっていくクリスティーヌと静止している群集も良いっ。
特にフィリップの止まり具合がかっこいいんですよ。
まさに天使が舞い降りたかのごとく素晴らしい歌声を披露したクリスティーヌ。
なぜかキャリエールとフィリップも勝手に歌に参加してきて、最終的には全員で合唱してしまいます。
楽譜売りの頃といいビストロといい、クリスティーヌには周りの人を自分の歌に一緒にひき込んでしまうカリスマ性があるのでは。
さあ見事歌い終えた瞬間、なぜかシャンドン伯爵の胸に飛び込むクリスティーヌ!
うおっ!なんで!と叫びたくなりましたが、気持ちが高潮しちゃっていたのでしょう。
かなり勢いよく飛び込んでいるよ。フィリップ、ラッキー♪だね。(笑)
それにしてもファントムが見ていなくてよかった。
クリスティーヌはオペラ座の歌手として契約するということを聞いて嬉しそうに帰っていきました。
そして、なんとまあ主役への抜擢まで決まっちゃった!
クリスティーヌは大混乱です。驚き、戸惑い、そして大きな大きな喜びへ。

盛大なビストロも終わり、パリの夜。
フィリップと共に夜の街へと繰り出すクリスティーヌ。
(どこへ行くところだったのでしょうか・・・クリスティーヌお酒飲まされてないか心配~。)
フィリップは一人で大盛り上がり、熱烈な恋のアプローチ!
軽快なメロディで「心を奪われた」だの「君に夢中」だの素敵な言葉を並べてくれているのに。
当のクリスティーヌは全く聞いていません、上の空。
一応"I'm in love with you♪"にはちょっと反応してるっぽいけど、すぐにオペラ座の歌手になれた喜びに浸ってしまうんですね~。
舞い上がっちゃって、混乱しちゃって、「優しいあなたに見守られて歌いたい・・・」なんて言っています。
こ、こらっ。思わせぶりなこと言うんじゃないっ。
フィリップは完全に「恋に落ちたそんな気持ち」
クリスティーヌは・・・単にその場のノリですか?(笑)
そんな恋人同士のような二人の姿をファントムは遠くから悲しげに見送るのでした・・・。あぁ~っ。(泣)

余談ですが元のミュージカルにはある“ファントムがクリスティーヌに用意したドレスを得意げに見せるシーン”を是非入れてほしかったです・・・。
それがダメならせめて後日、クリスティーヌがファントムからのプレゼントをみつけて大喜び!とか。
だって、ねぇ。このシーン、クリスティーヌからファントムへの感謝や依存がひとつも感じられない・・・。
喜びに舞い上がってしまってファントムのことなんてこれっぽっちも思い出さないんだから。

主役の舞台『フェアリー・クイーン』初日。
楽屋でどきどきしているクリスティーヌにカルロッタの魔の手が・・・。
さすが主役だけあって豪勢なガウンを着ていますね。
輝かしい濃いオレンジ(蛍光色??)にレースの裾。妖精の女王らしく、髪にお花がいっぱいですごく綺麗です。
いざ舞台に立ったら「女王」というには随分可愛らしいタイターニア。
白地に小花模様の可愛いドレス。これって結婚式場面なのですか?
もうこのあたりは「ファントム」で語ったからまた省こう。
クリスティーヌやエリザベートについて話し出すとエンドレスになっちゃいます~。

アルバムもあることですし、一気に最後まで飛ぼう!
「私の真の愛」は・・・いろんなところで語った気がするし。(笑)

瀕死のエリックを抱いてあげるあの場面。
クリスティーヌは優しく優しく導いてあげる。
こんなに愛のこもった歌声は聞いたことがありません。
温かく限りなく優しい、天使の、もはや聖母の歌声。
そっと仮面を外して優しく傷に口づけて、また仮面をつけてあげました。
見つめあって微笑みあって。涙がエリックの顔にかかって。
二人の調べは生きる証・・・。
仮面を外して傷に口づける瞬間に射す愛に満ちた光が綺麗で。

ファントムが永遠の眠りについた後、「私の願いを聞いてほしい。もう一度あなたと巡り会いたいの。」と一人寂しく、清らな声で歌います。
するとクリスティーヌに笑って歌いかけるエリックが・・・!
たとえそれが生き残ったクリスティーヌの夢や幻想であったとしても、確かな愛の真実。
幸せそうな二人の姿を見ることができて良かったです。
小舟に乗って、二人きりでどこまでも愛という名の湖をわたっていってください。
(なんか違う作品が混ざった気が。)

「ファントム」~フィリップ・ド・シャンドン2~

2005-05-08 00:01:44 | **宙組ファントム**
2幕からは本当に一途な恋する若者です。

クリスティーヌを想って銀橋で歌うナンバーがあるのですが・・・
曲調がやたらと明るいような。
コピットさんが書き下ろした新曲ですが、フィリップにはこういうポップな曲しか与えないのね。
でも陽気なフィリップらしいといえばフィリップらしい。
「クリスティーヌ、待っていて!今すぐ助けに行くから!」という希望をこめてこんな曲になったのかな?
でもね!とうこフィリップの必死な表情は「ポップな曲」だということを忘れるくらい悲愴感に溢れてます。
歌詞もすごく好き。切ないくらい真っ直ぐな思いが乙女心をわしづかみ!
こんな弾けた曲からでもフィリップの思いが伝わるのだからとうこさんはスゴイと思いました。

さて探し回ってもみつからず、楽屋でフィリップが憔悴していると。
鏡の中から弱々しく彼の名前を呼ぶクリスティーヌが!
すぐさま鏡をぶち壊そうとするけれど、あんなに強かった伯爵なのにミラーはビクともしない。
この鏡は相当頑丈らしいです!
地下に通じるこの鏡扉は仕掛けつきだったんですね。隠しボタンで開きました。
そして混乱気味なクリスティーヌを抱きかかえるようにして連れて行きます。
このフィリップ、クリスティーヌへの接し方が本当に優しいの!
守ってくれてる~という感じがして好き☆
身長が同じくらいだなんて気になりません!(ん?)

さてラストに向けてエリック対フィリップの直接対決!
フィリップはクリスティーヌを守る一心で戦い。
エリックはクリスティーヌを奪われたくない一心で戦う。
うーん二人ともクリスティーヌの本心からは微妙に食い違っていてすてきなすれ違い。
そんなのんきなこと言っていられる場面じゃありません、緊迫しています。
エリックはなぜだかめちゃめちゃケンカが強い!
伯爵は絞め殺されかけますが、クリスティーヌの叫びによってエリックから解放されます。
それからキャリエールとファントムの「撃ってくれ」というやり取りに唖然として。
ファントムを抱くクリスティーヌ、その真の愛を見てさらに唖然として。
フィリップ王子の居場所がない・・・もうボロボロなシャンドン伯爵・・・。
私はいつもYou are musicを共に歌うクリスティーヌとエリック二人の姿しか目に入っていなかったのですが、何回目かの観劇の時、初めて二人の横にフィリップが立っていることに気付いたんです。
優しく歌うクリスティーヌの姿を信じられないような顔でみつめるフィリップ。
二人の愛に入り込めない。きっと初めての喪失感。
あの瞬間に限ってはフィリップは息絶えた怪人よりも不幸です。
彼は毅然として、ゆっくり去っていきます。
フィリップ・ド・シャンドンも、オペラ座の怪人事件によって変えられた人間の一人でしょう。

「ファントム」~フィリップ・ド・シャンドン~

2005-05-08 00:00:24 | **宙組ファントム**
星組より特別出演の安蘭けいさん。
ハンサムでお金持ち。プレイボーイのシャンドン伯爵。
フィリップはラウル的役割なのでクリスティーヌの恋人(まがい)です。この作品の中では。
キャストが発表になった時は舞い上がりました~。
同期であるとうこさんとハナちゃんの絡みが見れるのが嬉しかったんです♪
原作ではラウルの兄がフィリップなんですよね。(ちなみに怪人に殺されてしまいます。)
にしても、シャンドン伯爵。なんだかラウルとは全く違った一見軽薄な人物です。
これでは“ファントム・クリスティーヌ・フィリップ”という三角関係ができあがっても絶対にファントムの味方になっちゃいますって!
さんざん女の子をひっかけていたようだからいまいち信用が・・・。
でも遊び歩いていた彼がクリスティーヌに出会ったことで真実の愛に目覚めたんですけどね!
よく考えれば彼の中のその変化が見どころです。
でもでも私はもっとフィリップに感情移入したかったです。(完全にファントムサイドだったから。)
フィリップの心の動きがわかるような場面がほしかったなあ。>演出家

そんなこんなで本格的に恋が始まるのはビストロから?
フィリップは明るく軽快な持ち歌で熱烈なアプローチ!
最初は「このプレイボーイがぁ~!」なんて気分で聞いていた歌でしたが、とても真っ直ぐな気持ちなんですよね。
恋の始まりに胸を躍らせるフィリップの気持ちがすごくストレートに伝わってきて、楽しくなります。
「嘘じゃない!」なんて弁解が入るのもちょっとおもしろい。
ちなみに私、この明るい曲を朝の目覚まし代わりに使っていたことがありました。
結構目覚めいい・・・♪
そして心が浮き立ちすぎて伯爵への恋心と勘違い(?)してしまったらしいクリスティーヌちゃん。
いい感じになった2人はどこかへお出かけ・・・どこへ行ったのかな??
プレイボーイの彼が純情なクリスティーヌちゃんに何も手を出さなかったか心配になります。
でも逆に純粋すぎて手が出せないかも。
というより本気の恋だからこそ簡単に手が出せないのかも。
クリスティーヌファンとしてはいろいろ考えちゃうところです。
?二人が下手側に去っていく時の会話
ク「緊張したのよ」フ「本当かい?」とか。
フ「何か食べに行く?」とか、フ「どこに行こうか?」とか。
毎公演観に行くたびにアドリブを楽しみにしていました。(でもあまり聞こえない時が多かったの。)

びゅんっと飛びまして。
『フェアリー・クイーン』の初日。
ファントムに誘拐されたクリスティーヌを助けるために闘うフィリップはまさに騎士(ナイト)です!
このフィリップに、ディズニー映画『眠れる森の美女』の王子様を連想したのは私だけでしょうか。
いばらの城で眠る姫を救うため、悪戦苦闘している王子様です。
ちなみにこの王子様も名前はフィリップ。

そんなこんなで12人の従者を相手にバリバリ倒していきます!
強いです、フィリップ!王子様はこうでなくっちゃ!
そんなこんなでフィリップ王子、ようやく楽屋にたどり着きます。
「クリスティーヌ、大丈夫かい!?入れてくれ!」とドアを叩くフィリップの声にエリックがすごい顔するんですよっ。
睨みつけるようなこの顔がすっごく好きでした。
哀れ、結局姫を救えなかった王子は「クリスティーーーヌ!」の絶叫でせり下がり。
同時に地下の湖を行くファントムとクリスティーヌの小舟が現れます。
ここまでが1幕。
あんなに軽そうだった伯爵が、ここまで一人の少女に入れ込むようになった姿はやっぱり素敵。
でも最初からラウルのように一途だったら、もーっとフィリップラブだったのになあ~なんて思ってしまいます。(笑)
やっぱり私はファントムの味方!
でも好きよ、フィリップ!というわけで2幕に続くっ☆

「ファントム」~オペラ座の人々~

2005-04-19 21:33:34 | **宙組ファントム**
相変わらず時期外れも甚だしい「ファントム」ブームな当ブログでございます。
今日はオペラ座メンバーにれっつきゅー。

カルロッタ(出雲綾さん)
新支配人ショレの妻であるプリマドンナ。
もう・・・お見事!
本当に見事なカルロッタさんです。なんというかミュージカルらしい悪役で。
やたらとわざとらしい歌い方や、嫌みったらしさが最高!
"This place is mine"という歌で、ディズニー映画「リトル・マーメイド」のアースラという魔女を思い出すのは私だけ? カルロッタが意地悪であればあるほど、クリスティーヌの可憐さが浮き立つので悪役でも憎めない役どころかも。
出雲さんは超・芸達者です

アラン・ショレ(鈴鹿照さん)
オペラ座の新支配人。
完全にカルロッタの尻に敷かれていますが、とっても愛妻家のかわいいおじちゃんです。
ひたすらコミカルでおもしろい。

ジャン・クロード(美郷真也さん)
オペラ座の楽屋番。
世話好きの面倒見のいいおじちゃんというかんじ。

マダム・ドリーヌ(貴柳みどりさん)
怖ーーーっ
黒ずくめのバレエ教師。とっても厳しそうです。
ファントムのことはどうとらえているんでしょう?謎です。

メグ・ドリーヌ(花影アリスさん)
マダム・ドリーヌの娘。
団員たちの中でもいっとう年下に見えるのですが、いっとうお転婆な感じがします。
女の子たちがみんなシャンドン伯爵に夢中な中、メグは単にからかい係という感じ。
伯爵ファンでない分、クリスティーヌに一番ひとなつっこくしていそうなイメージがあります。
ファントムの噂を真っ先に吹き込んだのもおしゃべりメグなのではないでしょうか??

ソレリ(彩乃かなみさん)
オペラ座団員の中でも特にフィリップ・ラブな女の子。
オペラ座へ初めてやってきたクリスティーヌに対して見せた「どーぞ、よろしくねっ!」という笑顔に秘められた軽い皮肉っぽさが可愛いです。
結局自分は伯爵とは結ばれないことを知っている感じなんですが、そんなに思いつめることもなく(ちょっと切ないけど)今を楽しんでいるらしい?
それよりもクリスティーヌをチクチクいじめていないか心配でした。

リシャール(遼河はるひさん)
オペラ座団員のハンサムガイです。
実はクリスティーヌのことが好きらしいです!
ビストロでの心からのにこにこした笑顔の祝福や、タイターニア役で声が出なくなってしまったクリスティーヌのもとに真っ先に駆けつける一途さがステキな彼。
クリスティーヌにとても優しそうでよかった、よかった。
(とにかくクリスティーヌ中心で観劇する私。

ラシュナル(悠未ひろさん)
オペラ座団員。背が高いぞ~
いっとう長身の彼ですが、見た目にそぐわず、かなりの怖がりくんなご様子。
ブケーの死体を見た瞬間「ギャーッ」と側にいたジャン・クロードに抱きつくラシュナルくん。 
その後「すいません」と謝っておりました。

ざっと順不同にこんなかんじで。
オペラ座団員はよく観察しているとキャラクターがさまざまでおもしろかったです。

「ファントム」~エリック・ファミリー~

2005-04-19 01:01:18 | **宙組ファントム**
エリック・ファミリー。
過去の回想シーンで見ることのできるエリックの家族にフィーチャー☆です。

ベラドーヴァ(音乃いづみさん)
エリックの優しく美しい母。
いづみちゃんの慈愛に満ちた眼差しは、本当に母性が溢れていて暖かです。
あんなに優しく微笑む人だったのね!
登場シーンはせり上がりの東京公演バージョンが好き。
ただこの役、私はぜひハナちゃんで見たかったんです
いづみちゃんに不満があるとかではなく、クリスティーヌとそっくりのベラドーヴァだったならファントムの気持ちももっとわかりやすいなあ、と思うのです。
二人を重ねて見ることができるから。
肖像画の女性はどう見たってクリスティーヌですし。
ハナちゃんで見たかったよ~ん。

エリック:幼少時代(和音美桜さん)
ボコボコした醜い傷はあれど、とっても可愛い男の子。
こんなに無邪気な瞳が後々は「ファントム」として悲しみをおびた冷たい瞳に変わってしまうなんて本当に残酷。
美桜ちゃんの少年役は初めてでしたが、ばっちり男の子!
美桜ちゃんはお芝居上手です!
余談ですが、WSSのマリアでそれを確信しました、納得しました、感動しました~!
って演技力に感心している場合ではありません。
水面で初めて自分の顔を確信した瞬間、発狂するかの如く悲鳴をあげて走り出す。
初めて自分の顔を知ってしまった時からの悲劇は涙なしには見れないです。
泣き叫ぶ声が頭から離れない・・・。
美桜ちゃんの美声でこの小さなエリック君にも何か一曲歌ってほしかったです。


ジェラルド:若き頃(初嶺磨世)
はっちゃん。
はっちゃん・・・ヒドイ。 いえ、はっちゃんでなくジェラルドがひどいんですけども。
それにしても若く見えます! 未成年、なんてことはないですよね??
オペラ座支配人の見習いだそうです。
子供エリックと楽しそうに遊んだ後に「ああ~」とめちゃめちゃ絶望の顔をして去っていく(上手にひっこむ)時の彼の顔が忘れられません。

そんなこんなでエリック・ファミリーでした。

「ファントム」~キャリエール補足~

2005-04-17 23:46:31 | **宙組ファントム**
うう。
クリスティーヌについて語った時は涙を流しはすれど心が洗われたような安らかな気分だったのに、キャリエールについて語った昨晩はかなり鬱でした。
なんだかいつまでも救われないようなどん底気分。
ただただエリックの幸せな姿が見たくなって Home だけを見たりしました。
キャリエールの苦しみってものがちょっとわかったような気がします。
私はDVDを見て少し落ち着けたけど、彼はどんなに幸せな姿を見たくても叶わないんだなあと。
でも許せませんけど。(頑固)

でもってさらに突っ込みたい父子・銀橋のシーン。
「きっとおまえも見たいんだろう?僕の顔を。」
とエリックは言いますが・・・
エリックに最初に仮面をつけさせたのはキャリエールじゃないですか
見たことあるじゃん!

エリックは気が動転していて覚えていなかったの?
それとも若き頃のキャリエールと現在のキャリエールが同一人物だと認識していないの?
まっさか~。
というわけで大きな矛盾にもひっかかり、どうも感動できません。
誰か教えてください、この謎を。

「ファントム」~ジェラルド・キャリエール~

2005-04-16 21:00:11 | **宙組ファントム**
今の時期、宙組さんは何も音沙汰がなく、宙ファンの私も暇なファンライフです。
というわけでここ最近、私の中で「ファントム」ブーム再来。
グシャグシャ泣きながらDVDなど見ております。
TVのつまんないところは、いつ見ても同じ画面でしか見れないこと。(当たり前)
でも劇場で見た臨場感が甦ります。
生で見た感動を思い出しつつ、またきっとハンパなく長い()観劇日記のスタートです。
少しでも分散させるため、主要人物別に語りたいと思います。

第一発はオペラ座の前支配人、ジェラルド・キャリエールさん。(樹里咲穂さん)
キャリエールさんはお話のキーパーソン・・・だってファントムの実の父親なんだもの。

でもね、先に謝るから許してね、ごめんなさい、実はね・・・。
私、キャリエールさんがキライですっ!!
そんなわけでブタさんマークなんかつけて嫌がらせしてみました。↑(ごめん)

「ファントム」を見た誰もが、父子の愛に感動して拍手鳴り止まない~!という状況だったのもわかるのですが、対して私はかなり異例です。あの親子の名乗りの場面では泣けませんでした。

ストーリーとしての盛り上がりはわかるんです。
でも元々の『オペラ座の怪人』が好きな私としては「なんでこんなことに?」と原作とのかけ離れぶりから、つい冷静になってしまったりしたんです。
・・・それよりも何よりも。キャリエールが普通に許せないということ
ベラドーヴァとの出会い、エリックの誕生など過去の回想シーンでのキャリエールの卑怯者ぶりといったらもう!
すでに結婚している身でありながら、純粋なベラドーヴァさんと子どもまで作っちゃいました。
しかも既婚者であることを隠していたらしいです。
その結婚も騙されるような形でしてしまったようなのですが、人がよすぎて何も言えないまま暮らしてきてしまったらしい。
おまけにこの人、生まれた我が子のあまりの醜さに絶望します。
そして母親はその子を「美しい」と思っていることにも。
彼の人の良さから推し量ってみてもその罪の意識というのは相当なものだったと思われますが、それにしても許せません。
何が「生まれた時からずっと守り続けてきたんだ♪」ですかっ
閉じ込め続けてきたんでしょうが。恩着せがましい。

ダメだもう、好評に反していて申し訳ありませんがやっぱり好きになれません。
子供は結局親に弱いです。無条件に愛を求めてしまいます。
一言も責めないエリックがかわいそうで仕方なかったんです。

で、でも・・・これだけ好き放題言った後でフォローにもなりませんが、樹里ぴょんは大好きなんですよ~!演技力の程を見せつけられたなあなんて思いましたよ~・・・。(ほんとフォローにならない。

キャリエールさんだって決して悪い人ではありません。
むしろ気持ちの優しい、穏やかな人であると思います。
団員たちからの信頼は厚いし、クリスティーヌを助けにも行きます。(結局戻ってきちゃうけど。)
エリックの理解者であったのもキャリエールさんだけ。
でもだからといって彼の罪が許されるわけではないと思う。
息子をその手で銃殺したことによって、彼の足かせはそれからどうなったのでしょうか。

最後に。キャリエールさんに感動しまくりだった方、ごめんなさい。
こんな感想もありましたよ~ということで。