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**PRINCESS * MARIE**

宝塚歌劇団の誇る名花、花總まり
想い出は永遠に・・・。

サヨナラショー

2006-07-10 20:10:33 | **宙の観劇日記**
だぶりゅー! ♪ あい! ♪ えぬ! ♪ じ~! ♪ WING!!

↑元気なフリしてみました。(フリなの?)
NとGのあたりで真似できなくなるんですけど。

そう。千秋楽の映像を見たのですよ。
サヨナラショーが見れた。
挨拶が聞けた。
たとえ映像でもそれは大きな収穫です。
ありがとう、CSさん。 でもカメラワークが何とかならないですかね。

まずは『NEVER SAY GOODBYE』の幕が下りるところから。
ジョルジュの一瞬だけ見せた寂しげとも言えるあの笑顔、特別だったな。
和央さんの歌声って大地の響きです。

始まるフィナーレナンバー。
いよいよ登場した白鳥まりさんは・・・
ハナちゃんだった。(当たり前)
ハナちゃんの歌声だったの。これこそ!!
何の(誰の)魂も入れ込んでない。
ハナちゃん自身の可愛い声。
どーんな音色でもかなわない可憐な綺麗なハナちゃんの声だ!
キラキラ細やかな輝きを放つような声。
オルゴールの音色より美しく、澄んだハープよりも優しく、小さな鈴の音よりも愛らしい声。
クリスティーヌの天使の声も大好き、HANACHANGの明るい声も大好き、エヴァ・マリーの優雅な声も大好き・・・でも“ハナちゃん”の声が1番好きよ。
なんて綺麗な歌だったんだろう・・・夢みたい。

そして最後のデュエットダンス。
和央さんとハナちゃんの最高ゴールデンコンビが魅せるデュエット。
ああ、幸せそう・・・。
笑顔を交わして手と手が自然に寄り添うの。
私はよく2人を「オルゴールの中で踊るお人形さんのよう!」と感じていたんだけれど、人形じゃないなって思った。
決まりきった動きを無機質な美しさで見せるのではなくって、空間を共有しているの。
「愛」って言葉が1番似合うような透明な空気の中で、2人は確かに生きているんだなあ・・・。
和央さんがハナちゃんをぎゅぎゅってするみたいなところがあって、いつものように「幸せな恋人たち」とは見えず、「たかこさんとハナ」に見えました。

サヨナラショー。
和央さん、和央さん。どこまでかっこいいんですか。
もう二度と訪れない、こんな時。
時間を戻してほしい。
もう一度、2人の軌跡を辿りたい。
あの劇場に帰りたい・・・。

和央さんのおっしゃっていた通り、その頃の舞台空間にすっと戻れた感じで。
ハナちゃんの笑顔を見ているといろんな気持ち(何)がしゅううと消えていきます。
優しいあなたでありがとう。

おぉ!早変わりだったね、ファントム・・・。(普通に感心する。)
顔色のいいファントムさん。平熱は36℃を越しているでしょう。(エリックは絶対35℃代だよね。って何の話だか。)
・・・クリスティーヌとのレッスン場面は私が魔法にかかった名場面だったから。
サヨナラショーに組み込まれていることが嬉しかったです。
あああ、エリックとクリスティーヌが生きてる~!!!
あのオペラ座の怪人と歌姫が!
悲しく優しい眼差しと全てを信じきった清らかな笑顔が!
あの2人が生きているよ~・・・!(涙)

ハナちゃんが歌う「Home~私の夢が叶う場所~」は、純粋なクリスティーヌ役を花總まりちゃん自身に投影させて見ていた私にとってはすごくしっくりきました。
クリスティーヌ?ハナちゃん?の歌はきらきらとした夢そのもの。
夢を叶えたハナちゃんからのメッセージのようにも思えました。
この歌があれば、明日からも希望をもって生きていける。
そんな気がします。ありがとう。
天まで届くハナちゃんの歌!「きっと叶うはずよ、夢は」

はい。
私、今はわりと元気です。
なんだかね、「好き」って気持ちだけで、和央さんとハナちゃんが好きなんだってことだけで、幸福な気がするのです。
「好き」の心はとても楽しくて、ワクワクして、微笑みを忘れさせないでいてくれる。
だから平気かも。好きよ~!(笑)

7/2千秋楽

2006-07-02 22:17:30 | **宙の観劇日記**


終わりました。
みんなみんな、終わりました。

○楽屋入り
“まりちゃん、千秋楽おめでとうございます。今日も一日元気に行ってらっしゃい。”

ハナちゃんは9:00過ぎ頃、楽屋に入られました。
最後の楽屋入りをするハナちゃん、一言でいうと。

夏少女!

って感じ。

麦わらぼうしに真っ白いワンピース。
こ、このワンピは東京お茶会でプレゼントだったもの・・・よねっ!?
わーい!わーい!着てくれた~っ!(嬉)

ぼうしは前髪を出さない感じにかぶってらして、後ろ髪がサラサラ☆
ノースリーブで膝上丈の白いワンピースはとても涼しげで、ハナちゃんの真っ直ぐで細い体にはぴったり。
お茶会会場で見た時はライトのせいかウエディングドレスみたいに見えましたが、実際は空気の澄んだ高原をさあっと走り抜けちゃえそうな白さだったかな。(感じ伝わるでしょうか。)
ウエストの大きなリボンがとても可愛いかったです。
眩しいくらいにきれいだった。
しばらく残像に残るハナちゃんの夏子ちゃん・・・。(また勝手に命名したよ。)

そして何より笑顔!
爽やかに笑って、みんなに手をふります。

体をかがめ気味にして片手を広げ、晴れた空を仰いで(あの可愛い動作は文で現すのがむずかしいなあ。^_^;)「皆さまのおかげで晴れましたぁ。」と言ってから「いってきま~す♪」とニコニコ楽屋に入られました。



○楽屋出
“まりちゃんと過ごした一日一日が幸せでした。たくさんの感動をありがとうございました。お疲れさまでした。”

ハナちゃんが、東京宝塚劇場を去ります。
緑の袴で現れたハナちゃんはとてもきゃしゃで小さくて、私はなんだかそのパキンと壊れちゃいそうなくらいの細さがやたら気になりました。
とても可憐だったんです。

白いお花の髪飾りをつけたハナちゃんはお人形さんみたい。

手にもっているのは淡く優しい色合いの色とりどりのゆれお花。
あれ、なんてお花なのかなあ。

大勢のファンに拍手いっぱいで迎えられ、見送られ。
手をいっぱいふってくれるハナちゃん。
笑顔いっぱい。
相変わらずの可愛い動作であちこちに小さな幸せをふりまきます。(笑)
それからファンのみんなに何かお話しているけれど、なにしろ人が集まり過ぎていてよく聞こえない。(笑)
でも「本当に皆さまのおかげで頑張って来れました。」風のことを言ってらしたのは確か。
そして「本当ですよぉ!」とお茶目なハナちゃん。

パシャパシャバシャバシャたくさんシャッターが光って、報道陣にもわぁわぁ言われて。(いや、わぁわぁっていうかこっち向いてくださーい系のことを次々と。)
そんな中でハナちゃんはふんわりを越えてふんにゃりとやわらか~い笑顔。

たおやかで優しげで。

このふにゃりとしたやわらかさって何だろう。

とても透明で、綺麗で繊細な光を放ってる。

私にとって、最後に印象に残ったハナちゃんは以上です。



・・・はいっ。千秋楽は無事終わりましたね。
ついに終わってしまいました。

ちなみに和央さんは白いベールで道を演出、赤絨毯と白薔薇のオンステージ。(笑)
入りにはハナちゃん同様、東京お茶会でプレゼントだった白いジャケットを着てくださいました。
袴姿のハナちゃんが去っていく時に
「もう一回たかちゃんの隣に並んでる姿が見たい。」
そんな声が聞こえて来て、私もそう思ったなあ。
とにかく今は「たくさんの夢をありがとう」という気分よりも「はぁぁぁ・・・」というどうしようもないため息気分。
「ありがとう」の気持ちになれるまで、PRINCESS MARIEはあとちょっとだけ続きます。

それでは今日はおやすみなさい。
みんなみんな、お疲れさまでした!

「お前らみんな、ただの外国人なんだ。」

2006-06-20 19:20:32 | **宙の観劇日記**
『NEVER SAY GOODBYE』を見ていて疑問に思ったこと・・・。

みんな、何語を話しているの?

だってヴィセントの台詞どおり↑みんな外国人よ。
うーん、普通に考えれば英語ですよね。
キャサリンはアメリカ人だし、舞台はハリウッドから始まりますし。

でも、スペインにいる時って?
バルセロナ市民たちみんながみんな、英語を話すとは思えないし。
市街戦中に負傷したマリオくんママはスペ語で「ありがとう」と言いましたよねぇ。
ジョルジュも「ウノ、ドス、トロァ」と数えていました。
そうしたらスペイン人の前ではスペ語、その他の状況が英語?

でもそれなら「俺の生まれはバルセロナ~♪」のヴィセントは~?
彼はハリウッド映画「カルメン」に出演が決まっていたくらいだから英語も話せるのでしょうか。(でもパオロが通訳代わりのように見えなくもない。)
エレンは英語しか話せなさそうだし(頭の中身はカラッポだもの・笑)、やはりジョルジュたちの日常会話は英語なのかしら。

となれば、気になるのはセンチュリア・オリンピアーダの面々。
オランダやらモロッコやらスウェーデンやら・・・みんなは一体何語を!?
そして仲間同士の「センチュリア・オリンピアーダ~♪」という名付けに対して
「センチュリアって何だ?」とヴィセント。
ヴィヴィヴィヴィセント それ、スペ語ですよね!?
(でも新しい言葉だったのかもしれないし。何より、意味を理解してから「センチュリア・オリンピアーダー♪」と一気にご機嫌笑顔になっちゃう彼がかわいいぃので見逃しましょう。)

サン・ジョルディのお祭ショーはスペイン語でしょうし。
うぅ。みんなはスペイン語なのか英語なのか・・・両方を操っているのかなあ。
ジョルジュに至っては・・・彼の生き様から察するに、ポーランド語、ドイツ語、フランス語、英語、スペイン語が話せるってことですか
それは・・・すごい・・・・・・・・・。
ひとつの言語を学べば、その国の文化や思考、価値観も得られますからね。
外国語に全く同じ意味をもつ言葉なんてないと思うし。
広い視野なんてものじゃないです、ジョルジュの真実を映し出す瞳って。
キャサリンが「あなたに出会うまでは私ただの愚かな女だった。」と歌うのもわかる気が。(意味合いはそこだけじゃないでしょうけど。)
ジョルジュってすごいんだ。
キャサリンも知識人であるのだけど、やっぱり「あなたが私を変えた。」なのですね。

そんなわけで結局よくわからないままですが、

Hanachan es una señora muy bonita.

スペイン語をお勉強してみましたっ。↑
では Adiós!

「NEVER SAY GOODBYE」 メンズ

2006-06-14 21:37:03 | **宙の観劇日記**
宝塚のヒロインって大抵モテモテですが、ハナちゃんはまた特におモテになりますよね。(笑)
今回の『NEVER SAY GOODBYE』ではジョルジュ、アギラール、ピーターの3人がキャサリンを想っています。
(他にもラジオ放送でファンを集めてたり、どこかしらでキャサリンに惚れている輩はいそうだけど。)
というわけで「キャサリンらぶ」なメンズに注目してみたいと思います。

先日観劇中に「おもしろいな」と感じたのは1幕終わりの"ONE HEART"
・・・のジョルジュが歌い終わった後!
キャサリンを愛する3人の男が揃って同じ舞台に立っているのにご注目。(とことん恋愛寄りの見方しかできない私。)
この時のそれぞれの表情を見てるとおもしろいですよ~。

○ジョルジュ
言わずもがな、キャサリンと同じ時を生きてます。
ジョルジュが笑えばキャサリンも笑う。
ジョルジュが歩けばキャサリンもすぐ傍についてくる。
こ~の~ひ~と~は~・・・かっこよすぎる男なのでツッコミ入れる気にもなれません。はぁ。

○アギラール
嫉妬めらめら。睨んでる、怒ってる・・・。
そんなアギラール氏はなぜだか私のお気にいり。(笑)
内戦が始まり、「市民よ立ち上がれ」と両手を大きく広げて群衆の中心に立つ姿!
特に戦闘中に盆が回ってくるところの彼!
「きゃー結婚してー!」と心の中で叫びました。(変)
(はるひさんはより存在が大きくなっていらして、東京ではお喉の調子も良いようです・笑)
でも1番かっこいいと思うのはサン・ジョルディの祭をぶち壊しに来た時。
かわいそうなPOUMのスパイ(と決めつけられた人)を銃殺させて、舞台が血を表す真っ赤な照明になって・・・「♪叛乱軍に勝つためならばどんな犠牲でも払う
ここがぁ~!たまらなく好き~!!カッコイイ・・・!
ポーカーフェイスで、洗脳されたようなしもべたち(笑)をゾロゾロ引き連れてるところや、限りなく残酷でみんなの反感かいまくって、それでも自分の主張を貫くところがたまりません!(・・・誰かを思い出してませんか?)
でも。つい最近気付いてしまった。
アギラールは服を一着しかもっていないことに

○マイケル、じゃなかったピーター
ピーターはジョルジュとキャサリンの姿を見て悟ったような顔をしています。
悔しいけれど、キャサリンが愛する人は紛れもなくあの男なんだと精一杯受け止めてる。
・・・ところで何、マイケルって。でもピーターってマイケルっぽいですよね。(←?)
はっちゃんのピーターはなぜだかディズニーアニメの『ピーター・パン』に出てくる末っ子のマイケルを思い起こさせます。
マイケルは大きくなったらこんな感じの金髪ふにゃら~な優男になりそう。
体力よりも頭脳で勝負みたいな。(笑)
キャサリンには振り回され続けていそうな彼ですが、男性としては充分に魅力的な人だと思います。
ジョルジュやアギラールのように何が起きても曲げない強い信念をもっているわけじゃないけど(そんなのもっている人の方が珍しいし)平凡な幸せを手に入れるなら理想的なタイプ。

さぁ、あなたのタイプはどの男性(なんか趣旨が変わってる!)
私は・・・注射を打たないアギラールがよいです。
気取ってないジョルジュか、もっと男気磨いたマイケルもいいですが。

でもでもやっぱり優勝はヴィセントですよね!(一体何の話に。)
彼の情熱と強さ(とウインク)には皆めろめろ。マタドール万歳。カマラーダ万歳っ。

でもハナちゃんキャサリンは何があっても「ジョルジュが1番!」なのでしょうね。

「NEVER SAY GOODBYE」G&K

2006-06-13 20:13:23 | **宙の観劇日記**
今回はジョルジュ(Georges)とキャサリン(Katherine)に絞っての感想。

ジョルジュとキャサリンが・・・。
なんかね、ひとつに見えるんです。
もうひとつに溶けこんでる感じなの。

NEVER SAY GOODBYE の打ち出すひとつのメッセージは"ONE HEART"
作中ではスペイン人も外国人も、見知らぬ者たちが力を合わせ、愛するものを守り抜くために戦っています。
でもスペイン共和国は2つに分かれて、互いに銃を向け合うようになってしまいました。国を守るためだけにファシストと戦っているはずなのに。
そんなわけで「ひとつの心に固く結ばれ、明日を目指し歩いていく。友を信じて♪」というジョルジュからの訴えにさあ感動しよう!というわけなのですが。

・・・私は「みんなで団結しよう」みたいなスローガンを物心ついた時から胡散臭いと思ってて(笑)そういうのってあんまり好きではないので、正直『NEVER SAY GOODBYE』の真っ直ぐなメッセージは私には届いてません。
ごめんね、素直な人じゃなくて。
でも男女間の"ONE HEART"なら信じてる。

これまでの和央さんとハナちゃんが演じてきた恋人たちにも、

「僕が生まれてきたのは君と出会うためだった。」

↑こんな運命論がよく出てきたけれど、今回のジョルジュとキャサリンもそれが本当と感じるからすごい!

最近の記憶が呼び覚ましやすいので『炎にくちづけを』でいいますと、マンリーコとレオノーラ。
この子たちは(この子たちって)マンリーコの胸にレオノーラがぴっとり抱かれている、その図がすごく自然っていう恋人たちだと感じました。
で。肝心の本題になかなか入れていませんが。
ジョルジュとキャサリンはもう「ジョルジュ is キャサリン」、「キャサリン is ジョルジュ」の勢いでお互いがお互いそのものなんです。

「同じものを見て、同じ空気を吸い、同じ夢を追い掛ける」

というのはそういうこと。 だって本当にそうでした。
市街戦でも同じ時に市民たちの戦う姿を追い、同じ時に「バルセロナに残る」と決意し、同じ時に人生の真実を見据えてる。
これはまだ愛を誓い合う前だったけど、それでも2人は同じ時に生きていて、これって「運命」としか説明しようがないと思います!
ジョルジュとキャサリンが、舞台上の対極の位置で同じ(もしくは似た)行動をとっている演出は素敵でした。

そしてまさにONE HEARTの2人は共にバルセロナの夢を生きていましたが・・・。
2幕でキャサリンが「自分のするべきことにやっと巡りあった」とジョルジュのもとを去る時。
(でも目指していることはやっぱり2人とも同じです。あなたは写真で♪私はラジオで。)
ジョルジュは「男と女の間には渡れない川がある、彼女との間だけは渡りきりたい」という風に歌っていたけど、そんなことない!
渡れてるよっ!あなたたちはひとつだよ!・・・と勝手にジョルジュを励ましていました。
だから、離れたところにいてもいつも一緒。
最後の最後。ジョルジュがキャサリンを残して前線に向かう時に。
キャサリンはそのことがわかって(いつもジョルジュの方が一枚上手だ・笑)、だから女神の笑顔で去ってゆく。

でも人間だから、2人とも涙は出るけど、「僕は生きてる、君の中に」で「君は生きてる、僕の中に」なんです!!
ジョルジュの中にはキャサリンがいて、キャサリンの中にはジョルジュがいるんですもんね。
悲しくなんてない。キャサリンは生きて、ファシズムの脅威を世界に訴えたんだもの。
2人の夢を歩んだんですもん・・・。(でも泣)


そういうわけで。
とことんラブストーリー好きな私は、カマラーダ精神に感動するよりこちらのONE HEARTに反応してしまいました。

「♪もう離れられない、何があろうと乗り越えてゆける、君がいれば」

それから2人が離れたことは、片時もなかったんだと思います。

「NEVER SAY GOODBYE」東京

2006-05-28 21:10:30 | **宙の観劇日記**
早速観てきました。イェイ♪
では大劇場公演時と変わった点などを中心に簡単にレポート開始。

ジョルジュのアトリエへフィルムを取り返しにゆくキャサリン。
ドアを叩く回数が増えました。(笑)
コンコンコンコンコン!かなりしつこいです。怒ってらっしゃるのね。

ズビグニエフビブロフスキ!
ジョルジュの本名。キャサリンはもうちょっと正解に近い発音を言えるようになっていました。
大劇時は「ズビ、ズビ」の時点でひっかかっていましたが、ついにズビグニエフまではクリア!
あとはビブロフスキが言えれば完璧ね!
(まあこのあたりは多少アドリブ入っていそうですが。)

ヴィ・セ・ン・トったら~~~!
ウィンク飛ばしすぎですよ。他が何も目に入らなくなるじゃないですか!
今度数えてみよう♪

スペイン内戦のはじまり。
「♪モロッコでフランコ将軍」の歌詞にいつもぷぷっと笑いそうになります。
私、ダジャレを聞くとすぐ笑っちゃう質なんですよ。(別にダジャレじゃないのに。)

教会でジョルジュとキャサリンの初のキスシーン。
なんだかより濃厚になっちゃって。
キャサリンの力の抜け具合とかがたまりません。(笑)どきどきします。

2幕冒頭。エンリケ君とペギーちゃんは下手側から歩いてきます。
これで下手側のペギーファンも一安心です。

やっぱりサン・ジョルディの一場面が大好き。

そんなお祭りをぶっ壊しに来たアギラールに対し「何するんだ!!」とヴィセント。
・・・なーんかこの台詞、誰かを思い出すのです・・・。
わかった!オリラジの慎吾だ! ご存知ですか?オリエンタルラジオ。
いつもの武勇伝ネタにある、「しゃらくせ~!」とぶっ飛ばされた時の「何するんだよ!!」という口調によ~く似ていたのです。(笑)

やったーーー
キャサリンのお衣装が一点変更になっています!わーい、わーい♪
以前に私がやめてほしいと言ったあの衣装、ピンクのお洋服になりましたー。
濃いめのピンクなんだけど大人っぽくてエレガントなのっ。
ジャケット型を残したような、モードなワンピースです。
ピンクと赤(or すごく濃いピンク?)の組み合わせが最高に好きな私としては嬉しい限りのデザインでした。
座った時にますますかわいいんですよ~。スカートの生地がよく見えるので。
そんなこんなでピンク衣装にはしゃぎすぎ&観察しすぎた私は、大事な大事なジョルジュとキャサリンの「あなたにだけはわかってほしい。愛していることを」をうっかり見流してしまいました。
あれっ!キャサリン行っちゃった!!みたいな。(泣)
でもこの衣装変更のおかげで、キャサリンをよりサン・ジョルディのお姫様とかぶらせて見ることができるようになったと思いますよ。

ジョルジュも衣裳チェンジ有。
ファーつきジャケットのジョルジュ、正面から見ると両肩をあげている人みたいに見えたのはきっと気のせい。

戦場のジョルジュ、センターでいかにもこれから撃たれます的ポーズでしばらく静止しているので「そんなことしてる場合じゃないよ!」とおかしなツッコミを入れたくなります。

フィナーレ、白鳥まりさん(笑)の白さが眩しすぎました。

NEVER SAY GOODBYE <大劇場>

2006-05-28 21:10:13 | **宙の観劇日記**
大劇場公演を終えての感想をまだ書いていませんでした。
でも個人的な感想だから(それはいつものこと)皆さまにお披露目するほどのものではないんです・・・。
一応自己満足として。ほんと読む必要ないですよ。
それでもうっかり読んでしまったら。「マドってあんまり頭良くないんだなあ」くらいに思って聞き流してやってください。


わかった!
これってジョルジュとキャサリンの物語というわけじゃないんだ。(気づくの遅い?)
あくまでもスペイン内線や義勇軍がテーマであって、作品そのものの中に人間がいる。
人間の物語じゃなくて社会があって、それが大前提のメインテーマで、その中に生きた人の姿を映し出したってだけ。
だから「最後に愛を歌ってくれなかった~!」なんてジョルジュの話だったら言えたけど、そんな不満を抱くこと自体的外れだったわけです。

そしてこの作品は「○○さんが見たいから~♪」などという理由で見る作品じゃないんだなあと。
少なくとも私にとっては。

とりあえずこれだけは言わせて!
キャサリンがジョルジュに最後に見せる微笑み。
その神々しいほどの眩しさ! 上手側からでは見えない席もあり。
今回、何としてでもセンターor下手側の席をおすすめいたします!
キャサリンのあの笑顔を見逃しちゃいけません。

それではこれにて。
♪全て~が治めてへゆくのぁ~~~♪(←何が言いたいのかな?

私の千秋楽

2006-05-07 02:21:56 | **宙の観劇日記**
宝塚大劇場にて、My 楽を終えました。

それは「和央の会」貸切公演。

私はサヨナラショーと楽が見れないんです。
でも、この貸切公演のおかげで和央さんを見送ることはできるなあと思っていました。
でも!ハナちゃんには何もできないよ!!と悩んでいました。

実は『NEVER SAY GOODBYE』を見てきた中で抱いていた不満は「和央さんばっかり~!」という嫉妬の気持ちが多かったんです。
ずっと大好きだった人に、それもハナちゃんの尊敬する人にそんな気持ちを抱いちゃう自分がイヤでした。
この公演でもなんとかその気持ちを抑えようと努力しながら、客席にいました。

さてこの日のフィナーレショー。
事前に配布されていたペンライトはもちろんフィナーレ用です。
画像の光だけでなく赤、ピンク、黄色、グリーン、ブルーなどなど色が変化します!わーお!(笑)
やっぱり和央さんが歌いだした時にペンライトきらきら。
私も憧れと感謝ともうよくわからないけど「あなたが好きでした」という気持ちをこめてきらきらペンを振っていました。

そしてやがて、純白ドレスのハナちゃんが大階段に降りてきます。
「お願いだからみんなハナちゃんに光を届けてっ!!」
私は和央さんファンの方々に囲まれながら(囲まれながらっていうか自分もそうじゃんって話なのですが)、そう祈っていました。
和央さんの貸切公演という名目なので心配だったんです。
小心者の私は率先してペンライトを振ることができず、お腹の前あたりでペンを握ってきょろきょろしていました。(ばかたれ)
でもそんな私をよそに!和央さんファンの方々はちゃーんとハナちゃんにペンライトを振り出してくれたんです。
虹色の波がピカピカ光る客席。

よかったぁ。
和央さんだけのサヨナラじゃない。
初めて退団は和央さんだけじゃないって感じることができました。
初めてハナちゃんを送ることができたって思いました。
そしたら涙がぽろぽろ出てきちゃって、和央会貸切だというのに私は白いハナちゃんの場面で号泣だったのでした。

ハナちゃんに向けてペンライトを振ることができてよかった。
ステージの上、白い鳥さんはにこやかに美しく舞っていました。
澄んだ白色が目に焼き付いています。とっても鮮やかに。
今日ここにいることができてよかった。

そして貸切公演のご挨拶&カーテンコール。
和央さんはちっともやまない「たかちゃーん」の呼び声にはい!はい!と律義に(笑)応えていました。
初舞台を踏んでから、こんな形で皆さまに見ていただくことのできる日が来るなんて、本当に皆さんのおかげです。ありがとうございます。
と、たくさん「ありがとう」を言ってくれた和央さん。
劇場の中がすごい熱気だったなあ・・・。
カーテンコールが終わって劇場内に「さよなら~皆さま~♪」が流れだしてもスタンディングで誰も拍手をやめようとしない。
ついには館内放送で和央さんのみんな~ありがとう、バイバーイ!との声が。
それでようやく皆さま撤収。(笑)
収拾つかないくらい、めいっぱい愛されている和央さんのことがなんだか誇らしくなりました。(なんでマドが?)

とにかく今日の収穫はハナちゃんにペンライトが振れたこと。
そのことが嬉しくて嬉しくて仕方なかったんです。

でも本当の千秋楽はこれから。
その時はハナちゃんのメッセージも聞けますね。
退団挨拶・・・。ハナちゃん、緊張しないでしっかりね!(心配・笑)

それでは略式報告ではありましたが今日はこれまで☆
作品そのものを楽しめるようになったし、いろいろ語りたいこともあるのですがマドレーヌはまたカメさんと化すことでしょう。
申し訳ありません。ではまた後ほど・・・。(眠)

「NEVER SAY GOODBYE」8

2006-04-14 21:31:15 | **宙の観劇日記**
今日で本当に観劇レポ終わらせます。
長々とどうもすみませんでした。(笑)

<永遠>
・・・。
お芝居終了。

あ、感想書かなきゃ。と思うんだけど。
そうね~・・・。

エリックのように「僕のクリスティーヌ!」じゃないんだ。
レオナードのように「砂漠の中に城を作る、君のために」じゃないんだ。
最後に愛を歌ってくれないんだなあ・・・。
と、寂しい思いがしちゃったのでした。

そもそもジョルジュ一人で幕が下りるということがさみしくって。
ジョルジュとキャサリンの二人が一緒に笑っているところを見たかったんです。
同じところにいるのをこの目でしっかり見たかったんです。


申し訳なくて申し訳なくて申し訳ないんだけれど、宝塚を観た後なのに幸せになれなかったんです。
それは別にラストに限らず、いろいろな思いがあったのですけど。
ああ、おむすびマン(=○池)め・・・。(恨)


まあいっぱいいっぱいいっぱい、いろんなことを考えてしまったのですが、そういう時には「同じことをハナちゃんの前で言えるの?」と自問してみました。
とにかく私はハナちゃん第一主義なので決してバッシングではなく、むしろハナちゃんへの愛ゆえ!な不満ばかりなのですがそんなの絶対に嬉しい言葉ではないし。
じゃあこの場で書くこともやめようと思いました。
(真剣に悩んでみる。

「とにかくハナちゃんのことが大好きなんだ!」

この思いだけでいいか、と最終的には思いましたので。
そんなわけでした。(←どんなわけだかサッパリわからない。)

「NEVER SAY GOODBYE」7

2006-04-10 21:42:03 | **宙の観劇日記**
なんだか日を置いたら記憶がずんずん失われてきてしまいました。
そんなわけでサクッと省略されている箇所も多いですが、基本キャサリン中心なのでそのあたりだけまとめましょうか。(いいかげん。)

<ヴィセントの実家>
このシーンがあたたかい・・・。
戦士たちの休息なんです。
みんなの笑顔を見ていると泣きたくなっちゃうのはどうしてだろ。
キャサリンの表情がどこか暗いからかなぁ。完全にこの後を予期している風で。
ヴィセントが撮ろうとしたジョルジュらカマラーダの写真は・・・結局撮れなかったんだね。
だから結局ジョルジュとキャサリンが一緒に写っている写真はこの世に存在しないってこと?
そんなことを思うと悲しくなるけど「この愛だけは真実!」ですからね・・・。
観客である私もそれだけを信じていくことで愛を感じていないと。

ここらでアギラールが「キャサリン返せー!」って乗り込んでくるんですよね。
しかし・・・ビックリ。撃たれちゃった!な、なんか犬死にってカンジで哀れなの。

はいはい、ジョルジュたちが戦いに行くってよー。(すごく適当。)

ジョルジュはキャサリンに希望を託して戦場へ向かいます。
笑顔で Never say Goodbye を歌って二人は別れます。
いろんな愛のかたちを見てきたけれど、こうやって離れ離れでもお互いがお互いの中にいつもいて、その真実だけで生きていく・・・という愛の在り方は、夢々しい宝塚を見慣れている私にとっては少ししんどいものがありました。
だからどうも心の中に寂しさと幸福との区別がつかなくなって苦しくて、涙も出なかったんです。

<戦場>
絶対ジョルジュ死ぬ。
もうわかっていること。
どんな思いで見ていたらいいかわかりません。
途中でキャサリンの歌声が響いて、ジョルジュ一人がゆっくり舞うところがあるのだけど・・・あれは何を意味しているの?
愛するキャサリンのことを思っているの?
それならウェディングドレス姿のエヴァ・マリー(by.カスミラ)のように、キャサリンの白い幻想でも出してちょうだーい!なんて思いつつ。
もしかしたらハナちゃんの歌声だって気づいてないお客様もいるかもしれないし、ドキドキしちゃいます。
そんなこんなで。あ。やっぱり撃たれた・・・・・・。

キャサリンはあれ以来もう出てきません。
そこがまた残酷な演出なんだなあ。二度とキャサリンには会えないんですよ。
ペギーの手にヴィセントがジョルジュのカメラを手渡します。
それだけで「希望」を納得しなきゃ。
なんだかすごく苦しいんですけど、それでもジョルジュの真実は今でも息づいているってことなんですよね。


さあ、お次でようやくお芝居の感想は終わります。
でも最後の最後に私はとんでもないことを言い出す予定ですので・・・ごごごごめんなさいね。