**PRINCESS * MARIE**

宝塚歌劇団の誇る名花、花總まり
想い出は永遠に・・・。

** Dear Graceful Princess **

2006-08-07 00:00:00 | **姫語り**

美しい夢をありがとうございました。

時は確実に流れていく。

でも、いつまでも心の中に息づいているよ。

メッセージ

2006-07-29 10:15:54 | **日々のつぶやき**
更新が少なくて申し訳ありません。
卒業の日からもうひと月近く経とうとしているのですね。
なんだかとても忙しく生活していました。

でも私の中の和央さん&ハナちゃんの存在が忙しさの中にかき消えることはありませんでしたね、やっぱり。
気が紛れるのは確かですけど。

「永遠」と「特別」
ハナちゃんファンの皆さまとおしゃべりしていく中で、このコンビを最後に表すこととなったキーワード。
夢は消えることはありませんよね。
覚めることはあっても。
失うことはありませんよね。
ずっと大好きでいられるなら。
だから、和央さんとハナちゃんのくれた幸せな時間や、和央さんとハナちゃんがくれた「ありがとう」の心を大事に大事にして、これからも楽しく生きようと思います。(笑)

** PRINCESS * MARIE **は、8/7をもって終了させていただきます。
こんな拙いブログにおつきあいくださった皆さま、ありがとうございました。
いろいろな立場の人がいる。時にはそんなことも忘れてしまっていた私だったと思います。ごめんなさい。
あまりにも好き勝手なことばかり語ってきたのでお恥ずかしいのですが、大好きなハナちゃんのことをたくさんお話できて楽しかったです。

いつも(たまにでも)コメントをくださった方。
まるでお友達のように感じてお話させていただいていました。(馴れ馴れしいわ
私の目に見えているハナちゃんの素晴らしさをさらにさらに押し広げてくれて、世界が広がるようなお話をありがとうございました。
素敵なメッセージをありがとうございました。とても楽しかったです。

いつも(時折でも)遊びに来てくださった方。
無駄に愛だけ溢れたどうしようもないブログを読んでくださってありがとうございました。
誰かに聞いてもらえているんだと思うと嬉しかったです。
ありがとうございます。

ハナちゃんのことを愛する皆さま。
お付き合いくださってありがとうございました。
ハナちゃんがどこかで幸せでいることを願って。
あの美しい夢の人を、大切にしましょうね・・・。

花總まり姫 vol.∞

2006-07-22 22:16:04 | **花總まり姫**
今までハナちゃんの好きなところをいっぱいいっぱいい~っぱい、語ってきました。
・・・私ごときには語りきれない魅力がまだまだいっぱい!ですが。
最終回とさせていただく今回は 名コンビぶりを。
(※最初にお断りしますが、和央さんとのコンビを語らせていただきます。 それまでのコンビについてはコチラで語っているので許してちょんまげ。←死語、、、というより実用していた人がいたのかどうか???)

私が最初に宝塚を知った時(ビデオでしたが)は、二人はまだコンビではありませんでした。
でも、なぜか、和央さんとハナちゃんの二人に惹かれてました。
ストーリーの関係上、一番感動したのはもちろん主演お二人の愛が叶った瞬間だったけれど。(ちなみに何度も言っているからご存知かもしれませんが、その作品とは『エリザベート』
でも、なぜか和央さん演じたフランツ・ヨーゼフのエリザベートを愛する心と愛されるハナちゃんが、印象強かったんです。

どうして二人セットだったのかな。
単に「きれいだから」じゃ説明がつかない。
だってコンビになる前から二人に惹かれてた。
そんな特別なつながりを感じさせる二人。

私が初めて劇場で宝塚を見たのが和央さんとハナちゃんの主演コンビ作品だったことは、あまりにも幸運だったと思います。
二人が見つめあうと誰も入り込めない世界ができあがりました。
視線が絡まりあう様子なんてそれまで生きていて初めて見たし(笑)、舞台の上での二人のシーンはお互いがお互いの瞳の中にしか存在していませんでした。
最高のロマンスを美しく魅せ続け、築き上げてくれた、和央ようかと花總まり。
うっとりと見とれる笑顔。
愛しさに溢れそうになる幸福感。
激しくひき合う強い愛。
優しく包みこむあたたかさ。
「愛の歴史」なんて言うとこっぱずかしいですが(笑)、それはどれだけ時間が経とうと、どれだけの変化が起ころうと、変わらないこと。
二人が笑いあっていると幸せになれました。
コンビで評されることが多かったのは、私だけじゃなくみんながその特別さをこのコンビに感じていたからですよね。
この二人じゃなきゃ!作りこんだラブシーンなんて適わない。

二人は「息の合う」というより、もはや「同じ呼吸」をするゴールデン・コンビです。
それはハナちゃんの努力の賜物のように和央さんはおっしゃいますが(笑)、二人の歌もデュエットダンスもやっぱり特別でした。
必ずそこには信頼の絆があって、まばゆい光を放ち続けてるんですもの。(←キャサリン、パクった。)

そんな二人が、世紀の美男(?)美女カップルとしてなんとも恵まれた素晴らしーいルックスをされていたもんだから・・・これ奇跡としか言いようがないわ。(笑
トップ・オブ・スーパー・ゴールデン・ドリーミー・ビューティフル・タカラヅカ・コンビ、とでも呼びます!?(何者)

さらに二人は舞台のことを離れても名コンビ。
ハナちゃんは相手役さんのことを心から信頼しきっているんだなあというのがわかって、それがとっても微笑ましいんです。
本当に和央さんが大好きなんでしょうね。
私も和央さん大好きだからそれが嬉しい♪
100%の信頼を感じます。
ああ、こんな風に純粋に人を信じられるなんて素敵なこと・・・ハナちゃんがきらきら眩しいです。
大きな心で受け止めてくれる和央さんも。

千秋楽の挨拶も、黒燕尾と緑の袴で手をつないで銀橋を歩いてきた時も、ハナちゃんの最後の迎え方も・・・
名コンビぶりが確実に感じられ、私は本当に“ハナちゃん”が、“和央さん”が、そして“和央さんとハナちゃん”が、大好きだと思ったのでした。・・・

夢の配役 5

2006-07-16 01:45:05 | **姫語り**
↑ええ~。
お、往生際悪くまだ「ハナちゃんにこの役をやってもらいた~い」と語るつもりでいます、この人!
でもね~!いいのよ!! それはまた最後に言い訳します。
では。

クララ・シューマン
・・・ってだ~れだ!?
シューマンという姓でピンと来るかと思われますが、そーう!作曲家のシューマンさん。
その妻でピアニストのクララなんです。
先日ね、ある雑誌記事で読んだんですよ~。
ロベルト・シューマンとクララのロマンス。
「あなたは私の世界、私の歓び、私の苦しみ、その全てです」!
2人は音楽で惹かれあい、ロベルトは数々の美しい歌曲をクララが傍にいてくれる幸せの賜物として生み続けてゆきます。
けれどいつしか彼は一台だけのピアノ部屋に閉じこもるようになります。
それでもクララは「最高の感激は夫の音楽の美しさをわかってもらえた時!」とシューマンの新曲を演奏し続けるのです。
ロベルトが苦悩の末に生み出す音楽は素晴らしいものだったけれど、彼はやがて狂気のまま息を引き取ります。
クララは夫を愛する妻、看護役、彼の作曲活動に霊感を与えるミューズとして、音楽と愛を生き抜いたのでした。
(ちなみにクララ夫人に無償の愛を捧げる若き作曲家・ブラームスにはタニちゃんで・・・。シューマンはもちろん和央さんでしょ。笑)
 
バージニア
・・・ってだ~れだ!?
わかるはずもない。(笑)
米国の小説家エドガー・アラン・ポーの奥様なんでした。
ポーさんはね・・・私が英米文学を受講していた時に10ページのレポートというありえない課題を出されたトラウマつきの作家さん。(笑)
でも彼の詩や物語って美しいんですよ。自分が美しいものしか選ばなかっただけかもしれないけど。わりとスイスイレポートが書けちゃいました。
・・・そんな話はどうでもいいとして、バージニアちゃん。
ポーは27歳の時に13歳のバージニアと結婚しました。
それって・・・すみれコードとかいう以前に問題がありますね。いろいろと。
でもそんなんじゃなかったと思うんです。(そんなんって何)
ポーはバージニアを一生処女のまま愛し、妻の病死後には半狂乱になってしまったんですって。
舞台を観ていて時折ハナちゃんが小さく見える時があって(ジジやマリー・ヴェッツェラとかね)、そんな時にはふっとこのバージニアとの物語を思い出しちゃったりしてました。
ヒールのない靴をはいたハナちゃんと和央さんならできるなぁ~・・・。(尺の問題)
すごく透明で綺麗で純粋な愛の物語になったと思う。特殊だけど。
コチラ→アナベル・リーという詩とエピソードが載っているので少しでも「どんな?」って思われたら是非ご覧になってくださいな。

由希
・・・ますます誰だかわからない!(笑)
由希ってね、篠田節子さん作の小説『ハルモニア』のヒロイン。
言葉も話さないし感情ももたない(?)少女ですが、天才的なチェロの才能があります。
主人公の秀行はタイトルにもなっている「ハルモニア=真の音(由希の音)」を求め、彼女を演奏家として育てることにのめり込み、音楽以外のものは何も見えなくなるんです。
芸術に身を滅ぼしていく、というべきなのか、愛なのか?よくわかりません。
実はこの本を読んだのはずぅ~っと昔で、私はまだ子どもだったから正直なところ全然理解はできなかったんですよ。
でも、恋人も肉親も絶対にかなわない秀行と由希の音楽の絆がやたら印象的で。
レッスンシーンなど、音楽を通した交流だけに不思議に惹かれていました。
今、また読んでみようと思っている一冊なんです。
(ドラマにもなっていたのですが、原作とは違うような気がして見ていませんでした。でもちょっと見てみたい。由希役の中谷美紀さんの美しさだけはおぼろげながら覚えてる・・・。)

あー。メジャーではないものばかりだったから長くなっちゃいました。
それでもって和央さんには「狂気」や「苦悩」を求めているんですね、私。
だって素敵でしょ~。(ファムファタールに翻弄される青年やオセローなど)

それはともかく、こういう風に素敵な「物語」に出会う時。
私の中ではハナちゃんの「美」が生きてくれてるんですよ!
・・・私が本をあまり読まないのは想像力を働かせることが苦手だからなのかもしれません。(単に活字の羅列で眠くなるっていうオバカさんなんですが。)
でも、なにか惹かれるものをもった美しい女性が文中に現れて、息づき始めた時。
必ずその人はハナちゃんの姿をしています。
なにしろどんな美にも対応可能なお人なので。(笑)
ああ、こうやってずっと生き続けてくれるんだな。
たとえ宝塚の舞台を卒業していても、ハナちゃんの存在はまだまだ私に舞台を見せ続けていてくれる。
そんな風に感じて、永遠だなって思ったのでした。

ファントムとクリスティーヌ

2006-07-11 20:35:10 | **姫語り**
サヨナラショーを見て、無性に『ファントム』を見たくなりました。
で、見ました。(笑) ドレミファソ♪ファレファミ♪

私が和央さんとハナちゃんのコンビ作品で最も好きだと思うカップルを敢ーえーてー選ぶとしたら。
エリックとクリスティーヌ
なんです。

なぜなんでしょう。
和央さんとハナちゃんって王子と姫です。
まさにまさに宝塚の夢をそのまま体現化した美しいコンビです。
でも・・・ファントムって怪物。
王子様とはとても言えません。
それに、あの2人の物語は恋人たちの甘いロマンスというわけでもない。
かなり異色の愛の物語でしたよね。

闇と光という対極的な位置にいる2人。
エリックはクリスティーヌの歌声になつかしい安らぎを覚えた。
闇の中から天使を見出した。
クリスティーヌはエリックの音楽の魔法の虜になった。
彼の歌を聞くとたちまち笑顔いっぱいで。
エリックはクリスティーヌを愛しいと思った。
クリスティーヌはエリックを師として慕った。
見つめあう中で確かに何かが芽生えていた。
エリックはクリスティーヌを自分だけのものにしたかった。
彼女を守りたかった。一生そばにいて、共に音楽を紡いでいきたかった。
クリスティーヌはエリックの心を信じた。
怯えているのなら今度は私が包み込もうと真心を捧げた。
エリックの運命を決めた化け物のような醜さが、いったん2人を引き裂いた。
でも、互いに求めた。
エリックは「僕のクリスティーヌ」を。
クリスティーヌは愛を伝えることを。
そして、最後にエリックは聖母のように微笑む最愛の少女に看取られた・・・。

2人の「愛」って恋人たちのもの?
そうであって、そうではないような気もします。
クリスティーヌのエリックへの思慕は単なる恋愛とはいえないと思う。
ALW版の『オペラ座の怪人』の話をもちだしてしまいますが、クリスティーヌが「♪今、見せてあげるわ。私の心。」と怪人にキスをするラストシーンがあります。
熱烈なキスです。(2回もするよね・笑)
これは何のキス?
・・・その幸せな疑問は宝塚版の『オペラ座の怪人』にも生きています。
(あ、ハナちゃんのキスは優しい優しい穏やかチュウですが。)
クリスティーヌの授けたキスは、ただエリックへの愛なのですよね。
全部、全部、ひっくるめた愛。
宝塚で和央ファントムとハナクリスティーヌが見せてくれた愛は、ただただ純粋で交じり合うことなく交じり合っているもの。
いつも愛し合う恋人たちを演じる2人に涙してきたのに、それすらも包括して超越していたと思うんです。
本当、奇跡みたいだった。あのあたたかな愛の光。

王道の王子様とお姫様こそタカハナを思わせる(というのが一般論?)ですが、それには私も心から同意しますが・・・っ!
ファントムとクリスティーヌの特別な愛は、和央さんとハナちゃんというゴールデンコンビが見せた奇跡のひとつだと思っています。

う~ん。
グラン・アモーレ!偉大なる愛だ~!(←他作品

サヨナラショー

2006-07-10 20:10:33 | **宙の観劇日記**
だぶりゅー! ♪ あい! ♪ えぬ! ♪ じ~! ♪ WING!!

↑元気なフリしてみました。(フリなの?)
NとGのあたりで真似できなくなるんですけど。

そう。千秋楽の映像を見たのですよ。
サヨナラショーが見れた。
挨拶が聞けた。
たとえ映像でもそれは大きな収穫です。
ありがとう、CSさん。 でもカメラワークが何とかならないですかね。

まずは『NEVER SAY GOODBYE』の幕が下りるところから。
ジョルジュの一瞬だけ見せた寂しげとも言えるあの笑顔、特別だったな。
和央さんの歌声って大地の響きです。

始まるフィナーレナンバー。
いよいよ登場した白鳥まりさんは・・・
ハナちゃんだった。(当たり前)
ハナちゃんの歌声だったの。これこそ!!
何の(誰の)魂も入れ込んでない。
ハナちゃん自身の可愛い声。
どーんな音色でもかなわない可憐な綺麗なハナちゃんの声だ!
キラキラ細やかな輝きを放つような声。
オルゴールの音色より美しく、澄んだハープよりも優しく、小さな鈴の音よりも愛らしい声。
クリスティーヌの天使の声も大好き、HANACHANGの明るい声も大好き、エヴァ・マリーの優雅な声も大好き・・・でも“ハナちゃん”の声が1番好きよ。
なんて綺麗な歌だったんだろう・・・夢みたい。

そして最後のデュエットダンス。
和央さんとハナちゃんの最高ゴールデンコンビが魅せるデュエット。
ああ、幸せそう・・・。
笑顔を交わして手と手が自然に寄り添うの。
私はよく2人を「オルゴールの中で踊るお人形さんのよう!」と感じていたんだけれど、人形じゃないなって思った。
決まりきった動きを無機質な美しさで見せるのではなくって、空間を共有しているの。
「愛」って言葉が1番似合うような透明な空気の中で、2人は確かに生きているんだなあ・・・。
和央さんがハナちゃんをぎゅぎゅってするみたいなところがあって、いつものように「幸せな恋人たち」とは見えず、「たかこさんとハナ」に見えました。

サヨナラショー。
和央さん、和央さん。どこまでかっこいいんですか。
もう二度と訪れない、こんな時。
時間を戻してほしい。
もう一度、2人の軌跡を辿りたい。
あの劇場に帰りたい・・・。

和央さんのおっしゃっていた通り、その頃の舞台空間にすっと戻れた感じで。
ハナちゃんの笑顔を見ているといろんな気持ち(何)がしゅううと消えていきます。
優しいあなたでありがとう。

おぉ!早変わりだったね、ファントム・・・。(普通に感心する。)
顔色のいいファントムさん。平熱は36℃を越しているでしょう。(エリックは絶対35℃代だよね。って何の話だか。)
・・・クリスティーヌとのレッスン場面は私が魔法にかかった名場面だったから。
サヨナラショーに組み込まれていることが嬉しかったです。
あああ、エリックとクリスティーヌが生きてる~!!!
あのオペラ座の怪人と歌姫が!
悲しく優しい眼差しと全てを信じきった清らかな笑顔が!
あの2人が生きているよ~・・・!(涙)

ハナちゃんが歌う「Home~私の夢が叶う場所~」は、純粋なクリスティーヌ役を花總まりちゃん自身に投影させて見ていた私にとってはすごくしっくりきました。
クリスティーヌ?ハナちゃん?の歌はきらきらとした夢そのもの。
夢を叶えたハナちゃんからのメッセージのようにも思えました。
この歌があれば、明日からも希望をもって生きていける。
そんな気がします。ありがとう。
天まで届くハナちゃんの歌!「きっと叶うはずよ、夢は」

はい。
私、今はわりと元気です。
なんだかね、「好き」って気持ちだけで、和央さんとハナちゃんが好きなんだってことだけで、幸福な気がするのです。
「好き」の心はとても楽しくて、ワクワクして、微笑みを忘れさせないでいてくれる。
だから平気かも。好きよ~!(笑)

Yo no me olvido de usted.

2006-07-07 21:13:02 | **日々のつぶやき**
皆さま、その後いかがお過ごしですか~。

暖かいメッセージをありがとうございました。
にもかかわらず、お返事ができていなくて申し訳ありません。

・・・袴姿で去ったたおやかなハナちゃんを見送って。

それから、宝塚(=和央さんとハナちゃん)からはまるきり離れていました。
2人のことを忘れたかのように忙しくしていた週でした。

実は千秋楽の模様もまだ見ていません。
未見のGRAPHもDVDも、ストップ状態です。

なぜか、見たくない。
見れないんです。
まだ、いる気がしてしまうから。

これまでと何ら変わらない気がしてしまう。
もういないのに。
それが怖くて、見てません。

でも。
最後の時を見届けなくちゃ。
心の整理、つけなくちゃ。

そんなわけで今夜、ようやく見てみようと思います。
永遠の、不滅の、トップコンビ。
王子様とお姫様の最後を。(笑)

今夜は七夕。織り姫と彦星も会えますね。

7/2千秋楽

2006-07-02 22:17:30 | **宙の観劇日記**


終わりました。
みんなみんな、終わりました。

○楽屋入り
“まりちゃん、千秋楽おめでとうございます。今日も一日元気に行ってらっしゃい。”

ハナちゃんは9:00過ぎ頃、楽屋に入られました。
最後の楽屋入りをするハナちゃん、一言でいうと。

夏少女!

って感じ。

麦わらぼうしに真っ白いワンピース。
こ、このワンピは東京お茶会でプレゼントだったもの・・・よねっ!?
わーい!わーい!着てくれた~っ!(嬉)

ぼうしは前髪を出さない感じにかぶってらして、後ろ髪がサラサラ☆
ノースリーブで膝上丈の白いワンピースはとても涼しげで、ハナちゃんの真っ直ぐで細い体にはぴったり。
お茶会会場で見た時はライトのせいかウエディングドレスみたいに見えましたが、実際は空気の澄んだ高原をさあっと走り抜けちゃえそうな白さだったかな。(感じ伝わるでしょうか。)
ウエストの大きなリボンがとても可愛いかったです。
眩しいくらいにきれいだった。
しばらく残像に残るハナちゃんの夏子ちゃん・・・。(また勝手に命名したよ。)

そして何より笑顔!
爽やかに笑って、みんなに手をふります。

体をかがめ気味にして片手を広げ、晴れた空を仰いで(あの可愛い動作は文で現すのがむずかしいなあ。^_^;)「皆さまのおかげで晴れましたぁ。」と言ってから「いってきま~す♪」とニコニコ楽屋に入られました。



○楽屋出
“まりちゃんと過ごした一日一日が幸せでした。たくさんの感動をありがとうございました。お疲れさまでした。”

ハナちゃんが、東京宝塚劇場を去ります。
緑の袴で現れたハナちゃんはとてもきゃしゃで小さくて、私はなんだかそのパキンと壊れちゃいそうなくらいの細さがやたら気になりました。
とても可憐だったんです。

白いお花の髪飾りをつけたハナちゃんはお人形さんみたい。

手にもっているのは淡く優しい色合いの色とりどりのゆれお花。
あれ、なんてお花なのかなあ。

大勢のファンに拍手いっぱいで迎えられ、見送られ。
手をいっぱいふってくれるハナちゃん。
笑顔いっぱい。
相変わらずの可愛い動作であちこちに小さな幸せをふりまきます。(笑)
それからファンのみんなに何かお話しているけれど、なにしろ人が集まり過ぎていてよく聞こえない。(笑)
でも「本当に皆さまのおかげで頑張って来れました。」風のことを言ってらしたのは確か。
そして「本当ですよぉ!」とお茶目なハナちゃん。

パシャパシャバシャバシャたくさんシャッターが光って、報道陣にもわぁわぁ言われて。(いや、わぁわぁっていうかこっち向いてくださーい系のことを次々と。)
そんな中でハナちゃんはふんわりを越えてふんにゃりとやわらか~い笑顔。

たおやかで優しげで。

このふにゃりとしたやわらかさって何だろう。

とても透明で、綺麗で繊細な光を放ってる。

私にとって、最後に印象に残ったハナちゃんは以上です。



・・・はいっ。千秋楽は無事終わりましたね。
ついに終わってしまいました。

ちなみに和央さんは白いベールで道を演出、赤絨毯と白薔薇のオンステージ。(笑)
入りにはハナちゃん同様、東京お茶会でプレゼントだった白いジャケットを着てくださいました。
袴姿のハナちゃんが去っていく時に
「もう一回たかちゃんの隣に並んでる姿が見たい。」
そんな声が聞こえて来て、私もそう思ったなあ。
とにかく今は「たくさんの夢をありがとう」という気分よりも「はぁぁぁ・・・」というどうしようもないため息気分。
「ありがとう」の気持ちになれるまで、PRINCESS MARIEはあとちょっとだけ続きます。

それでは今日はおやすみなさい。
みんなみんな、お疲れさまでした!

HANA * DRESS 9

2006-06-30 19:52:11 | **姫のドレス**

本日、飛ばしすぎでごめんなさい。

ちゃんと7月2日に終わらせたくて、バタバタと追い立てられるようになっちゃいました。
でも・・・バタバタするのって苦手で、わけがわからなくなってきてしまい、ゆっくりまったり最後を迎えたいなーと思い始めました。
考えてみれば千秋楽の模様ってCSで放送されるじゃないですか!!(前から言ってるじゃん)
楽の当日は楽屋出のお見送りまで(バーゲンがてら♪)都内をうろつくつもりですので、リアルタイムでは見れませんが・・・しっかり感想残したいし。
そんなわけで **PRINCESS * MARIE**の最終回は延びそうです。
夏中には終わらせます。(え、そんなのんびりするつもり?)
そこまでだらけませんが、急ピッチがどうも無理なようで(笑)ゆっくり、ゆっくり、ハナちゃんの最後を受け止めていきたいなと。
のんびりが好きなんです。ゆらら~。

ハイ!本題に入りまして今日のドレスは「レヴュー伝説」のジジ~☆
パリの裏町に住む貧しい娘、ジジが夢のように美しい貴婦人に変身しちゃう場面。
白とピンクのキラキラドレスでーす。
(貴婦人というより魔法少女に見えるんですけどね、私には。可愛いんだもん!初めて見た時に「きゃ~エンジェル!」と口をついて出ましたから・笑)

         
       キラキラキラ
      きらきらきらら
   キラキラキラキラキラキラ・・・
     

本当にきらきらした綺麗~なドレス。
キラキラオーレリアン様と一緒にますますきらら。
ドレスに施された模様はピンクのお花なのかな?
すごく綺麗に瞬いています。
和央さんがジジの頭を「キャンディーみたい」とおっしゃっていましたが、カツラだけじゃなくドレス全体、もはやジジ自身がもうキャンディーみたいですよね。
優しく甘いピーチ味がしそう。(笑)じゅるる。

画像ではスカート部分が写っていませんが、前身ごろが短くなっていて、ジジがくるくる踊るとドールパンツ(勝手に命名しましたがお人形さんが履いているようなレースのズロース)とブーツの足元が見えて可愛いです♪
きらきらドレス、とーーーってもらぶり~でした。

花ちゃんこだわりアラカルト~白~

2006-06-30 14:03:36 | **こだわりアラカルト**
ハナちゃんはとてもとても白が似合う人。
最終回とさせていただく今回は白をアラカルトです。

 『エリザベート』より「鏡の間」
鏡の間。白い気品を讃えて登場する皇后エリザベート。
美しさ、気高さで圧倒することによって「私は私だけに」という自我を突き刺してきますね。
ウィーンで当たり前に知られている肖像画に似せるのもすてきだけど、日本ではエリザベート自体どちらかといえばマイナーな歴史人物ですし、オーストリア人とは感じ方が違うでしょう。
正面を見据えて堂々と歩むエリザベートに、舞台の流れとして一番エリザの強い自己が見えたんです。
フランツの隣に寄り添ってはいてもエリザベートはエリザベートで独立して立っている。
そんな強い瞳をしていました。
(鏡の間の美しさについてはさんざん語っているのに、再三登場させてしまうエリザベート様でした。)

 『砂漠の黒薔薇』よりラストシーン
初夏にはピッタリな場面ですね~。
夏の夜、アラビアンな夢物語に浸ってみては?
きらめく白のアラビアドレスに身を包んだマリヤーナ姫。
アラビアのお衣装って肌の露出が多めだけれど、ハナちゃんはドレスに負けないくらいの真珠肌なの~! なんて綺麗なお姫様。
ひらひらとしたデザインがキラキラと白い風を運びます。
アリシャール王子(ずんこさん)の澄み渡る歌声にピッタリ。
白い鳥たちが2人の迎えた夜明けを祝福してくれているかのような終わり方でした。

 『レビュースペシャル99』より「我が心はイエスと共に」
クリスマスの賛美歌なのでしょうか。とても綺麗な歌にのせて軽やかに舞うハナちゃん。
「♪夢の続きのような鮮やかな光、注ぐその彼方に選ばれし乙女。」
それこそハナちゃん!! 白いドレスが清らかなことこの上なし。
そんな無垢な優雅さをふりまくハナちゃんと共に踊るメンバーが嬉しいのですね・・・。
貴城さま、朝海さま、成瀬さま、安蘭さまといった当時の雪組スター様たちに囲まれて。
ああ、贅沢!同期との絡みも嬉しい。きれいだなあ~・・・。
私は無宗教なのでわかりませんが、この場面は聖なる祈りに包まれているような・・・身の汚れを落とされたような気持ちになるのでした。

 『テンプテーション』より「白い蓮の花」
蓮は泥の中から咲いても清らかで美しい、のです。
真っ白な蓮の中の、真っ白い恋人たち。
ふくよかな優しい蓮の香りが漂ってきそう。
幻みたいに澄んで美しい白い蓮。
手をつないで駆け抜けて、ふわりと抱き合って、笑いあって・・・夢を見ているみたいです。
またたく間に壊されてしまった悲恋の物語でしたが、ベトナム情緒あふれた純粋な愛の世界は新鮮でもあり、とても綺麗でした。

 『ファントム』よりラストシーン
小舟に乗って歌う純白マントのファントム。
駆け寄る純白ドレスのクリスティーヌ。
湖も清らかな光に照らし出されているみたい。
2人だけの白い世界はファントムの描いた夢なのか、クリスティーヌの幻想なのか。
東京1人バージョンではエリックの想いだけが残った感じですが、大劇バージョンの(ありえないながらも)ラブラブバージョンの方が好きだなあ。
オペラ座の怪人がクリスティーヌを小舟にのせて、幸せに微笑みあって、歌を歌って、どこまでも・・・。
「宝塚」らしいじゃないですか。(笑)


本当はもっともっとあるけど・・・以上で。
清らかな白に彩られたハナちゃんを見ると、自分の心もまっさらにしてもらえる気がします。
聖なる白、華やかな白、清純の白、輝く白、冷涼な白、優しい白、明るい白、高貴の白、天使の白、しろしろしろ・・・。
しろって本当に美しい色です。
ハナちゃんに、ぴったりの色です。