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**PRINCESS * MARIE**

宝塚歌劇団の誇る名花、花總まり
想い出は永遠に・・・。

エリザベート

2006-06-30 13:37:31 | **宙組エリザベート**

宙組『エリザベート』

せっかくだけど、特別な作品すぎて語れません。

花總まりはいつまでも、私の心の中の最も綺麗な場所に住み続けるだろうけど、きっと私が生きていく中で、もっと大切なものをみつけたり作ったりしていかなきゃいけないから。
いつかは「離れる。」そういう予感は最初からありました。
今は、白い壁に張り付いたコケみたいなものをべりべりと引き剥がしている途中。(←意味のわからない不思議ちゃん発言。)
でも・・・宙組『エリザベート』だけは残るという確信がありました。これも最初から。

個人的な事情で申し訳ないのですが、そのため宙組エリザベートについて語ることはできません。
ハナちゃんファンの私が語るブログの範囲を越えています。
何ものも越えられなかった、これからも越えられることはない、大切な大切な、大好きな大好きな「一番」の作品なのです。
これだけは譲れないんです。
勝手な個人の思いなのですけど。

でも軽ーく一言ずつ思い入れを語ってみます。

姿月あさとさんの絶対的なトート。
「死」って、とらえ方はたくさんあるけれど、ずんこさんの暴力的で抗うことのできない冷たい強さが、私は好き。
体中にビリビリ染み入るような激しい歌声も天下一品!
エリザベートが自分の胸に飛び込んできた時の「やっと・・・!」という感じの表情が一番好きなんですけどね。

花總まりさん=エリザベート。
可愛い少女時代から気品溢れる皇后まで見事に生きたハナちゃん。
この美との出会いがなかったら私は宝塚はおろかミュージカルや舞台に全く触れることのない人生を送っていたと思います。
私が初めて見たミュージカル。宙組のエリザベート。
「エリザベート♪エリザベート♪」と何度も何度も歌われているから注目が一手に集まって。
ぱぁぁきらきらっとご登場したエリザベートがなんと可愛かったことか。
「あ。カワイイじゃん。観客の目を引くセンスのある人だな~。」と客観的に感じていた初見時。(笑)
とにかく美少女シシィだけど子供っぽくてお転婆。
「無邪気」って計算して作れるものではないから、無邪気さを印象づけるハナちゃんはすごいと思った。心から自由に生きていたシシィのあどけない無垢な笑顔が印象的。
「愛と死の輪舞」の歌詞がそのまんま怖いくらいにぴったりで!
-その瞳が胸を焦がし凍った心とかす
ええまさに!じっとみつめる綺麗な黒い瞳にはそんな効果がございます。
姿月トートの黒革レザー手袋が示すとおりに、息さえも私たちをとらえて凍った心をとかすんです。
こんなに歌詞とぴったりの感覚味わえるなんて経験あまりないですよ~。
トートの愛するエリザベート、がんじがらめのフランツを自由に導いてくれそうだったエリザベート、ハンガリーの国民たちが夢中になって愛したエリザベート、ハプスブルク反体制の市民たちが憎む豪奢なエリザベート、全てがハナちゃんのエリザベートで実体化されていました。
そしてハナちゃんの輝くような美貌は表情や声、仕草でその時々の年齢の女性の美しさを表します。
魂の自由を求める魂の底からの歌声。気品がまとわりつく搾り出すような声が痛々しかった。本当は気ままに無邪気に話すのがシシィなのに。
皇后として光り輝き、その美に執着して自己を突き進み続けた孤高の人。
悲しくなるほど美しい人。そして冷たい母親としての顔。
ルドルフの死でぼろぼろで立ってもいられない、全身から力という力が抜けきっちゃったみたいな姿はまさに抜け殻。
晩年の黒いベールで影を落とした喪服姿は負のエネルギーに満ちていて、それでもまだ戦っているから逃げているからどこまでもエリザベート。
そして。何もかもから解放された自由なシシィ。笑顔笑顔笑顔!
もう何ひとつ苦痛はない。長い旅路の果て、愛にとびこむ。それは死だった。
・・・ていうか長いですね。これでも一言のつもりなんです。(えー)

和央ようかさんの皇帝フランツ。
優しく優しく愛の眼差しでシシィを包みながらも、ハプスブルクの伝統と重荷を背負った人。
単にきれいでかっこいいから惹かれただけじゃありません。(笑)
和央さんとハナちゃんほど二人の間に流れる空気が特別だと感じる人たちはいないなあ。
初めて目にした(すれ違いの)上品カップル。
このフランツとエリザベートで、既にタカハナファンとなっていた私でした。

湖月わたるさんのキッチュ☆なルキーニ。
粗暴で「品」のカケラもない(←褒めてます!)ルキーニ。
宙組キャストはビジュアルイメージがそれぞれの人物と完全に一致しているところがまたスゴイと思うのです。
ルキーニのとらえ方は多種あるでしょうが、わたるさんのギャル男風(?)なヘアスタイルとおしゃれヒゲ、荒めの歌声が好きなんです。

朝海ひかるさんの儚く繊細なルドルフ。
年上のお姉さんの心を鷲づかみにする魅力に溢れてる。(私は年下だけど思わず「かわいい~!」と母性本能くすぐられますもん・笑)
初見時、和央さんにハマるかコムちゃんにハマるかの瀬戸際にいたんですよ。(笑)
やっぱり今でもコムちゃんは大好きで、この陰をさした美しさはコムちゃんにしか出せないものだと思います。
憂いと重圧とピュアな悲しみでいっぱいのコムちゃん・・・コムちゃんは私にとっていつまでもルドルフです。

             ・・・・・・・・・・・・

数々のヒロインを生きたハナちゃんにたくさん魅せられて、夢中になって、大好きだったけれど、このエリザベートに勝るものはなかったんです。
というかもう特別すぎて「宝塚」とか「ハナちゃん」の枠を越えているんですもん。
私にしか理解できない事情なのですが、エリザベートを語りだしたら別枠のブログが要ります。

そういうわけで。
私はまたどこかでエリザベートを観ているでしょう。(笑)

エリザベート in 『So in Love』

2005-11-27 12:07:57 | **宙組エリザベート**
アーニャに引続き、ディナーショーのお話を少し。
『So in Love』はサブタイトルが~In Love with musical~といいます。
そんなわけで和央さんは数々のミュージカル作品からのナンバーを歌ってくれます。
ハナちゃんはスペシャルゲストとして『エリザベート』にご登場。
・・・それがこんなに感銘を受ける時間になるとは思いませんでした。
私には宙組の『エリザベート』が何があっても、いつまでも、1番!特別な作品なんです。
たとえ和央さんやハナちゃんから離れる時が来ても、宝塚を見なくなっても、宙エリザだけは残る確信がありました。
ってそんな熱い思い入れは置いておくとして、感想ではなく感動を勝手に語ります。


ルドルフ、フランツ、トートのナンバーを和央さんが歌ってくださる!!
なんて贅沢・・・
これは夢ではないかしら?
いくらコムちゃんのルドルフが絶品でも、ズンコさんのトートが素晴らしくても・・・大好きな和央ようか様が演じてくださるのなら私は幸せです。
でもって。
  ハナちゃんのエリザベートだぁ~っ!!
エリザベート♪ エリザベート♪ うわあああっ!(興奮)
エリザに勝るものはなし!私の1番1番好きな時間に戻れました。

ルドルフの「僕はママの鏡だから」から登場のハナちゃん。
・・・誰かと思った。
ハナちゃんじゃなかったです。エリザベートがそこにいた!!
あのエリザベートに会えるのは限られたビデオ映像でしかなかったから、こうしてまた別の時間を生きているエリザベートに出会えるのは本当に幸せなことです。
髪型やドレスがエリザの扮装とは違うことなんて後から気づきました。
だってエリザベートがそこにいたんだもん。
彷徨いの皇妃、エリザベートが。

続いて、フランツとシシィの「夜のボート」
あぁ!本当に夢ではないのね!?(感涙)
何度もしつこいようですが、私にとって宙組エリザベート(大劇場版)は永遠にNo.1で、最高峰のミュージカル。ミュージカル好きも宝塚好きもハナちゃんファンも、ここから始まったから。
なので宙エリザの世界を見ることは初心に帰る瞬間なんです。
“花總まり”の名を覚えたてだったあの初恋の頃(笑)に戻る気がしました。
そしてビデオ(DVD)映像では「♪それぞれの港探しすれ違う」の部分でカメラが変なアングルのため、すれ違う瞬間がわかりづらいのですが、So in Love版ではしっかりすれ違う2人(しっかりすれ違うって?)が見れて満足です。
やっぱりこの公演を生で見れなかったことが最大の後悔だわ・・・。
フランツとシシィ・・・。

そしてどっきーん
そういえば今まで考えもしなかった・・・わわわ和央さんのトート
だってだってさらにしつこく繰り返しますが、ズンコトートでハナエリザで和央フランツでわたるルキーニで、コムルドルフの宙組エリザが(私の中では)絶対的なんです!
和央さんがトート!? ハナちゃんがエリザ!? あわわわどどどどうしよう。
えぇっ和央さんがトート!?(飲み込み遅い)
戸惑うかと思ったら意外に喜んでいる自分が!
ど~しよ~っエリザベートが和央さんのトートと~!?・・・ってハナちゃんは退場ですか!(がくっ)
いいのよ・・・ズンコさんとハナちゃんの愛と死の輪舞を大事にします私は・・・。


うわっ。気づけばこんなに長く語ってしまいました。
ごめんなさい。宙組エリザが大好きだし、ハナちゃんを語るにはエリザベートは外せない!と思い、カテゴリーを作ってはいるものの・・・私は好きなことになればなるほど夢中になってしまい、まわりが見えなくなるんです。
最愛の宙エリザについて語りだしたら、いろんな思い入れを抱えたファンの方がいることも忘れて好き勝手なことばかり言ってしまいます。
無意識にでも不愉快さを与えてしまうかもしれない。
そんなわけでエリザベートは愛しすぎて語ることができない作品。
すでにこの時点で突っ走りすぎですね。申し訳ありません。

でも・・・本当に好きなんです。宙組エリザベート(大劇場版)大劇にこだわるところがいやらしい?

Elisabeth Special DVD-BOX

2005-08-05 04:00:00 | **宙組エリザベート**
キャンセル待ちで申し込んでいた「エリザベート スペシャルDVD-BOX」が届きました!
「炎にくちづけを」の初日に来るなんてなんだか運命的・・・。
高級感ある箱でちょっと嬉し~♪ ちなみに写真のバラは撮影のために置いてみただけなので関係ないです。

で。大好きなハナちゃんのエリザベートと和央ルドルフのためだけに買ったこの一品。

感想としましては・・・
これさあ、「エリザベート」じゃなくて「トート」って名前に変えたほうがいいんじゃないですか~?(ちょっと怒)
完全にトートメインです。エリザベート目当てで買った私としてはうーんな感じでした。
でも宙組お稽古場:ラスト昇天シーンでのハナちゃんの表情がすごーーーく良かったので許すとするか・・・。
あのお顔だけでも一見の価値アリ☆ 「美しい」とか「幸せそう」とかそんなもの越えた何かを感じます。完全に自由な世界に解き放たれたエリザベートの顔だったんだなあ・・・。


で。念願叶ってようやく見れました、和央さんのルドルフ。
・・・よ、弱っちい~~~!!
今までに数々のルドルフを見てきたけれど、こんなに弱そうなルドルフは初めて。
和央さんはルドルフのイメージを「繊細なガラス細工のような人」と表現していたと記憶しているのですが、お言葉どおりです。繊細すぎる~!
こんなルドルフもアリだあ!と驚かされました。
いつも(?)カクカクプルプルしていて、私でも簡単に倒せそうです。

こんな感じでした♪ やっぱり「エリザベート」が1番好きだと実感した「炎にくちづけを」の初日・・・。
ちょっと間違っている気もしますが、きっと2番目に好きになれそうな「炎にくちづけを」を見に行ける日を待ち焦がれております。