アメリカのロックシンガー/ギタリスト、ビリー・スクワイアのライブより。
スクワイアは50年ボストン生まれ。大企業社長の御曹司として生まれたが、十代でクラプトンに心酔、ミュージシャンを志すようになる。バークリーにも進学、パイパーというバンドを経て、80年にソロデビュー。ハードロック系のヒットを何曲か出して日本でもサードアルバム「Emotions In Motion」で注目されるようになる。
しかし、80年代後半からはセールスに勢いを失い、長らく消息も途絶えていたのだが、最近はまた話題を聞くようになった。
今はブルース系のサウンドに回帰して、ふたまわりほど下の世代の、ジョー・ボナマッサなどとも共演している。
往年の、テレキャスを弾きながらシャウトするスクワイアは「ひとりペイジ&プラント」という感じで、なかなかカッコよかったのだが、あまりオリジナリティや革新性は感じられなかったし、他人のプロデュースに依存していたようなきらいもあった。才能があれば必ず売れる、というものではないのだ。
80年代のスーパースターにはなりきれなかったが、十代の夢を追求し続けて、今も現役でプレイしているというのは嬉しいことだ。
ライブでの定番、「クロスロード」をきょうは聴いてもらおう。
ポッと出の新人には絶対出せない味わいが、彼のシブめの歌とギターにはある。
プラントの亜流シンガーとして成功することより、一生ロックしていくことのほうが大事と、彼自身も気づいたのではないか、そう思うね。
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スクワイアは50年ボストン生まれ。大企業社長の御曹司として生まれたが、十代でクラプトンに心酔、ミュージシャンを志すようになる。バークリーにも進学、パイパーというバンドを経て、80年にソロデビュー。ハードロック系のヒットを何曲か出して日本でもサードアルバム「Emotions In Motion」で注目されるようになる。
しかし、80年代後半からはセールスに勢いを失い、長らく消息も途絶えていたのだが、最近はまた話題を聞くようになった。
今はブルース系のサウンドに回帰して、ふたまわりほど下の世代の、ジョー・ボナマッサなどとも共演している。
往年の、テレキャスを弾きながらシャウトするスクワイアは「ひとりペイジ&プラント」という感じで、なかなかカッコよかったのだが、あまりオリジナリティや革新性は感じられなかったし、他人のプロデュースに依存していたようなきらいもあった。才能があれば必ず売れる、というものではないのだ。
80年代のスーパースターにはなりきれなかったが、十代の夢を追求し続けて、今も現役でプレイしているというのは嬉しいことだ。
ライブでの定番、「クロスロード」をきょうは聴いてもらおう。
ポッと出の新人には絶対出せない味わいが、彼のシブめの歌とギターにはある。
プラントの亜流シンガーとして成功することより、一生ロックしていくことのほうが大事と、彼自身も気づいたのではないか、そう思うね。
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