国際電話

つい一昔前までは、国際電話をかけるといえば、００５１を押してオペレーターのお姉さんと話をしてつないでもらう。ってのが、一般的でした。ミニマムの料金が決まっているので、国際電話＝高額　っていうイメージでしたよね。
しかし、実際はつなぐ方法には、「指名通話」というモノもあり、それは話をしたい相手が実際電話口に出て、初めて課金対象となるのです。それなら、相手がいなければタダ。
内線でつないでもらおうが、ホームステイ先のホストファミリーまでつながろうが、関係ありません。言葉が話せない人には、大変使い勝手のよい商品です。

実際、今日、自分がオペレーターを通す時といえば、海外で何かトラブッて、保険会社にコレクトコール(料金着払い）で連絡をする時ぐらいでしょうか？

しかし、それも今後は出来なくなります。日本で唯一、その業務を行っているKDDIは３月３１日で全面廃止を決定しております。こちらを。

当たり前ですが、ダイレクトの電話は、電話番号がわからないとかける事が出来ません。しかし、オペレーターを通せば、番号がわからなくても、宿泊先がうら覚えでも、なんとかつないでもらえます。現場で働いている方々は、廃止撤回をもとめています。こちらを。
会社的に経費がかかるのであれば、在宅でもパソコンと電話があれば、技術的に可能だと思います。

JALが無くなっても、日本には他の航空会社が存在します。しかし、KDDIがこの業務をやめると、日本から国際電話オペレータ－は、絶滅します。公的資金を注入するなら、こっちに入れるべきだろうと思うんですけどねぇ。