お金がつくられるまで

印刷局(Bureau of Engraving & Printing)の印刷工場見学に行きました。



この広いアメリカで紙幣印刷工場は、ワシントンとフォートワース(Fort Worth)の２ヶ所だけ。

もちろん行ったのはフォートワース工場。
(フォートワースはダラスと隣接する都市です。)



まずセキュリティチェックを受けます。
携帯やカメラなど電子機器持込一切禁止
それとバックパックも禁止。
なので、すべての電子機器やカバンは車に置いて行く事になります。

すぐ工場かと思いきや、シャトルバスに乗って移動。

当たり前ですが、かなり厳重です。

そして工場内に。

工場といっても、キレイな建物。
私達は、印刷作業風景を上から見ます。

作業風景を見学する前に、印刷機械が発明される前の
手作業での印刷のデモンストレーションがありました。

インクを判板に一枚一枚塗り、重いローラーを一つ一つ手で回す作業。
(もちろん今もそうですが)昔の紙幣自体の価値は大きいなぁと感じました。

作業見学は、ガイドの方の説明を聞きながらの見学。

作業場を覗いてみると・・・・

ババァーン


印刷された紙幣シート(未裁断)の山！山！山！

あんなにあるとお金って気がしませんでした

そして・・・

＜あれ？？　なんか想像と違う・・・

Ｔシャツに短パン。
作業員の方は、とてもラフな服装

そして、オシャベリする人たち。

＜紙幣を印刷しているにしては、なんか緊張感がないようなぁ・・・

ちょっとここで
お金トリビア

各紙幣には印刷工場や管轄(発行)銀行(全米で１２の地区にある)が印字されています。

まず紙幣を見てみましょう！

例えば＄１紙幣の場合。


拡大


『ＦＷ』と『Ｃ』が印字されています。

ＦＷ・・・Ｆｏｒｔ　Ｗｏｒｔｈで印刷
Ｃ・・・管轄銀行地区の記号（Ｃはフィラデルフィア）
（ちなみにダラスはＫ）

この他にも

破れたお金はどうなるの
どうやって検品するの
＄１０００、＄５０００、なんと＄１万札が過去流通していた

・・・などなど為になる事たくさん学びました

ギフトショップへ

お札デザインの小物がたくさん。

未裁断の紙幣シートや、記念コインなど
本物のお金も売られています。

ちなみにこの未裁断紙幣シートは切って使用できます。

そしてこんなお札を発見！
＄２紙幣って見た事ありますか？？


デザイン画　第３代大統領　トーマス・ジェファーソン

アメリカ独立２００年記念として発行され流通もしていますが、
数が極少のためメッタニ見ることがありません。

珍しいお金と言えば、最近こんなコインを手に入れました。

『Half Dollar Coin』・・・５０セントコイン

デザイン画はＪＦケネディ

２時間ほどの見学でしたが、いろいろ勉強になりました。

今まで何も気にせず使用していたお金たち。
この日からお金に対して興味や愛着が湧きました。

でもだからと言って、買い物はやめられません！