お月見

先日、ダラス植物園で『お月見～the Celebration of the moon viewing』のイベントがありました。
昨年同様に、お習字ブースのお手伝いをしてきました。

当日、朝から曇り空。そして午後から激しい雨。
雨天決行なのですが、せっかく『お月見』なので、お月様を見たい。
だから、雨が止んでほしい。・・と思っていたら、激しい雨は１５分ほどで小降りに。そして晴れ空となりました。

願いが通じて嬉しかったのですが、外出をすると激しい雨、家に帰った途端雨が止む、と何とも意地悪されているのかと思う目に逢ったのです。
（洗車したばっかりだったのに！）

・・・と私のどうでもいい話はここまでとして、話を戻します。

イベントの行われた植物園は、今ちょうど『Pumpkin Patch』の飾りつけ。


かぼちゃの小路を通り抜け、催し会場へ。

イベントゲストの殆どはアメリカ人。
イベント内容は、アメリカ人による尺八演奏、琵琶披露。アコースティックギターとコントラバスのドゥオ。日本人女性のコーラス。そして俳句披露。
その傍らで、アクティビティとして習字体験コーナー。
みたらし団子も振舞われました。

英語判俳句ですが、季語を入れて短い分３行で作られていました。
（短いポエムの感じかな）
でも、中には「サラリーマン川柳か？」と思われるものもあり。
まぁ、ちょっと感じは違うけど、それはそれで上手くできていました。


　　　　　　 　　　　　　　　　　　 湖と夕空に映えるお月見バルーン灯り 　　

ゲストのみなさんは、ブランケットを広げてお弁当を食べるなどピクニックのようにリラックスした雰囲気。
ほとんどがプランケットやチャアーを持って来ているのに、一組の男性カップルは
テーブルをセッティング。そしてテーブルクロスまでかけていました。
きっとこだわりなのね。

お習字は、前年よりも大盛況。
４名体制でテーブルを設けたのですが、休憩する間もなくフル回転。
時間延長まで。
一番人気の字は『愛』。ちなみに昨年は『和』でした。
それぞれ時勢を表しているようで興味深い。

習字ブースに来られた方の中には、以前日本語を授業で取ってていた方もおり、
漢字は覚えていないのですが、自分の名前をカタカナで書ける方も。

そんなゲストの中に、

「習字書く？」「え～どうしよう。やってみる？」

日本語で話している若いアメリカン女性２人組みを発見。
「ん？ハーフの子かな？」
でもよく聞くと、ちょっとイントネーションが違うような・・

聞くと、２人とも大学で日本語をとっており、うち１人は先ほど留学先の関西から戻ってきたばかり。

文字を書き終わり、彼女が書いている名前を見ていると・・・

「え！？まさか？」

なんと、２年ほど前に知り合った大学生の女の子だったのです。
知り合ってしばらくして、関西へ留学に旅立ってしまい、それ以来の再会。
当事は大学１年生で、シャイで幼い感じがあったのに、
３年生になった彼女は、すっかり明るく垢抜け、大人に。
彼女も髪型が違う私に全く気がついていませんでした。

そんな彼女、「しゃーないなぁ」「あかん」など時折関西弁もでるほど
日本語は格段と上手くなっていました。

日本に興味のある方と交流を持ち、さらにサプライズ的な再会と、
今年も充実したいいイベントになりました。

満月のお月様