マスコミの最近の話題の一つ、兵庫県知事斎藤氏の問題。
事件の概要はご存じの通りですが
斎藤元彦知事がパワハラ疑惑などを内部告発され、その件に
対して記者会見で「嘘八百」と内容を全面否定、県は
告白者を停職3か月の懲戒処分を実施、その後告発者が死亡。
副知事が辞任、百条委員会が設置され、調査が開始された。
この経過の中で、嘘八百どころかかなりの事実を含んでおり、
知事の発言、行動について、間違いであるという事実が
次々と明るみに出てきている。
百条委員会に出席した専門家は
「独裁者が反対者を粛清するかのような構図」と話し、
「知事らの振る舞いは公益通報者保護法に違反する」
と断罪している。
この経過の中で、
維新を除く全会派が辞職の申入れを決める。今日になって
維新も辞職の申入れをするということが報道されている。
斎藤知事がどんな対応をするのかはわかりませんが、
いままでは辞職はしない、私は間違ってないという自説を
繰り返し主張しており、弁護士とか守る人たちもいて
今のままでいくと、議会で不信任決議、知事が議会解散
という流れになる確率が高いのですが、維新から知事に
どういう働きかけができるのか、それによりますね。
維新が知事をかばう姿勢を示しています。
ウィキペディアで斎藤知事の経歴を見て思うのは、
学生時代までは優秀な人材だったようですが、総務省に
いろいろと悪いことを身につけたようです。
精神科医の和田秀樹氏のコメントがある
「斎藤が辞めない理由は『次の勤め先がないから』
・・・総務省ははっきり言って地方いじめのための省庁に
変わっている。昔はいろんな地方の自治体を盛り上げようと
いう意識があったし、電波行政の監督省庁でもあるので非常に
力を持った省庁ではあるのだが、今やってることは
「ふるさと納税いじめ」だとかいった形での地方いじめである。
しかも総務省が全国の地方に対する交付金などを決める権限がある。
このためいろんな自治体の人間が総務省の人間にへこへこする。
そのへこへこされて威張ってる状態のまま知事になったのが
斎藤ってヤツだ。だから斎藤ほどのひどいことはないにしても、
総務省出身の知事はだいたい威張りん坊が多い。
だから人間的にも僕は好きな人はいない。
大体、総務省にいると性格は悪くなる。性格は悪い上、
総務省の官僚なんて普通に仕事ができるわけじゃないですから。
本当に役に立たない省庁だし、役に立たない人間たちです。
だから天下り先がない」
知事の発言を聞いていると典型的な官僚の答弁ですね、
自説を曲げず、論理を通して、なんとしてでも自分の
負け、間違いを認めない、この姿勢を貫き通し、しかも
それが自分で正しいと信じている。本当に癖が悪い。
議論がかみ合わないタイプです。
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