最近「オーメン」を見た。 オカルト映画のアレです、有名なホラー映画。
それも、30年も前のを現代版にリメイクされのを見ました。
はっきり言ってリメイク版のよりも、30年前のオリジナルの方が怖い。
ダミアン役の男の子は前作の方が、人間離れして一層不気味だった。
一見普通の子なんだけど、悪魔の子の雰囲気が漂っていたものだ。
ところが、新作のダミアンには失望した。 なんだアレは?
目の下にクマを作っただけの気持ちの悪い陰気なただのガキじゃないの・・・
30年前のダミアンは、以前テレビで見たけど、すっかり大人になってしまって
あの時の不気味さは消えてなくなり、証券会社のサラリーマンになっていた。
これがあのダミアンなのかと思ったものです。
新作のダミアンはどう考えても悪魔の子のオーラを感じないのね。
予告編でバチカンが出てくるから、期待してたんだけどハズレでした。
さて、「オーメン」の見せ場といったら、人が死ぬところなんだけど、
オリジナルのものよりは凝った作りになっていた。
オリジナルの勝っているところは、なんと言っても音楽でしょう。
さすがはアカデミー賞の音楽賞だったと思う。
グレゴリー・ペックはすごい役者だったんだなあと改めて思う。
新作のダミアンの父親は比較にならないほど存在感が薄い。
新作で一番の役者といったら、ミセス・ベイロックのミア・ファローだね。
「オーメン」はシリーズものになっているけど、
ダミアンが成長するほどつまらなくなっていくのは何でだろう?
このシリーズはリメイクして欲しくないなあ・・・多分前作を超えられないと思う。