はっきり言って”私はトイレが近いです!”
自慢するようなことじゃないけど、本当の話。
小学生の時、遠足でバスを止めるのはいつも自分の仕事だったような気がする。
私の後に続いてトイレに行きたかった子たちがゾロゾロ降りてくるものでした。
そんなことがあるものだから、大人になった現在も同じこと。
どこかに行く時はトイレの場所をまず確認するところから始まるんです。
ホテルや旅館に宿泊する人が、最初に非常出口を確認するような感覚ですね。
写真はドイツの昔のトイレ。 今の住宅にはこんなのはないです。
これは野外博物館の昔の農家の納屋にあるトイレ。
日本の農家もドイツの農家もトイレは家の外に作ったようで、
母屋から一度出てからトイレに用足しに行きました。
じゃあ、夜中にトイレに行きたくなったらどうするの?って思うでしょ?
ベッドの下に陶製の室内便器が置いてあって、それを使ってたそうです。
最初に見たときは豪勢なスープ鍋かと思ったものですが、中味は違うのね。
今時そんなのを使っているドイツ人はいないんじゃないかな。
で・・・この屋外トイレ。
博物館の展示物であるにもかかわらず、誰かが使用している気配。
周りが汚れて変色しているのがおわかりいただけるかと・・・
自分がトイレを我慢している時にこんなのを見てしまうと、
トイレに行きたい気持ちが増幅されて危険な状態になるもんなんです。
ある登山家の男性との会話を思い出しました。
私: 山にはトイレがないから心配で登る気持ちになれません。
山男: え~? 街中にいる方がもっと心配だよ・・・僕は。
私: 何で心配なんですか、街だと?
山男: だって、街中だとどこででもできないでしょ!
(そうだったのか、山だとどこででもやって良いものなのか・・・)
その辺の感覚が私とは違うようでした。