注文の多い料理店 (雑記帳by山猫)

やる気が出た時に更新します。

ザビエル公園

2005年09月30日 | 今日の気分♪

とりたててスゴイといえるほどの公園とも思えないような公園。

今月、鹿児島に行ってきた時に立ち寄った場所。
フランシスコ・ザビエルが初めて日本に上陸して布教を始めた場所らしい。

この写真の向かい側に教会が建っていて、新しく建て直してからは
すっかり風情が無くなってしまって、私としては残念に思う。

昔の古めかしい建物の方が好きだった。

この公園の付近には、私にとって忘れられない場所がある。

もう20年以上も昔の話、当時の恋人とよく立ち寄った喫茶店。
今でもお店は営業していた。

時間が止まっている。

「ふたり出逢った日が少しずつ思い出になっても・・・」 というドリカムの歌を
思い出した。

「ねえ、どうして涙がでちゃうんだろう?」

砂時計の砂が流れている音が聞こえる。
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風邪をバカにしてはいけない

2005年09月30日 | 今日の気分♪

季節の変わり目。
ついに風邪をこじらせてヒドイことになってしまった。

扁桃腺は腫れて熱は急上昇。  動けません・・・というより、気力が無くなってる。

仕事は2日半も休んでしまうし、もう、どうにでも・・・も心境になる。

病気をすると考えることがマイナーな方向へ。
それでもって、独身でいたらダメか? なんて思ったりもする。

(病気が回復するとケロッと忘れたりもする)

独身でいることが寂しくなるのは、大抵の場合、病気した時ね。
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疫病神に愛された男

2005年09月24日 | 中年ドラマシリーズ

20代の頃の話、通いつめている喫茶店があった。

同じく通ってきている30歳くらいの痩身の男性がいた。
物静かで穏やかな雰囲気を持つ人だった。

時代劇に出てくる浪人モノが似合いそうな感じだった。
言葉を交わすようになったのは、知り合ってから半年くらい経ってからだったと思う。

ある日、彼が履歴書を書いているのに気がついた。 求職中らしかった。

当時は、今ほど不況でもなかったので仕事はすぐに見つかり面接にこぎ着けて
めでたく就職のはこびとなった。

彼の勤めぶりはきわめて真面目だったと思う。

就職して一年も経たないうちに営業成績は上位に入っていたらしい。

そんなある日、彼が例の喫茶店で履歴書を書いていた。
訊ねてみると、会社が不渡り手形をだしたとかで倒産したというのだった。

勤めにも慣れて仕事も面白くなってきた、さあ・・・結婚でもと
考えはじめたころのできごとだった。

半月もしないうちに彼は次なる就職先を見つけた。

勤務先が少し遠かったため、アパートを借りてこれで安心と思った矢先の出来事。
朝、出勤したら会社の前に人だかりが出来ていた。
中に入ってみると、社長はすでに失踪、専務が債権者に囲まれていたらしい。

その後、同じようなことが2度ほど繰り返された。

その間、彼は失業保険で生活をしていた。

彼が趣味で所属していた音楽サークルもトラブルが発生して解散。

公私にわたって彼がトラブルのタネになったことは一度もなかったのだが・・・
結果はいつもこんなだった。

ある夏の終わり、観測史上2番目というものすごい台風が九州に上陸したときのこと、
私の家は全壊し、車の屋根は落ちたカワラでボコボコになってしまった。
家を修理するあいだ、私の家族はホテル暮らしをしていた。

メチャメチャに壊れた瓦礫の下でベルが鳴った。
どうやら、家は壊れても、電話は無事だったようだ。

受話器を取ると・・・

「台風どうだった~?」という彼の声が聞こえてきた。

台風が上陸する前日、彼はうちに遊びに来ていた。
あまりにも条件がそろいすぎてはいないか?
これをどう理解したらよかったんだろう?

次の日、彼は見舞いを持ってあらわれた。
なにかと心配してくれているのだが、自分は大丈夫だったのだろうか?
不運に慣れてしまっている彼は、人の不運をフォローするのが上手かった。

そんな彼が結婚したのは、うちがぶっ壊れた翌年だったと思う。
誰もが彼の将来を心配したものだが、めでたいお話しなので喜んだものだった。
教会で結婚式を挙げて新しい生活が始まった。

彼は自分で商売を始めて、それが波に乗ったころ
私は家を引っ越して、つきあいがとぎれてしまった。

数年前、突然手紙が来た。 差出人には覚えがあった、懐かしい名前だ。
離婚して仕事も変わったのだという内容だった。
どこまでも星まわりの悪い男だった。

私が知っている中で、彼が勤めてつぶれなかったところは自衛隊だが
もし、そのまま勤め続けたら自衛隊もつぶれてたのだろうか?
つぶれる前に彼が退職してくれたのは自衛隊にとってはラッキーだったかもしれない。

その後、彼からの連絡はとだえてしまった・・・
今、どこでどうしているんだろう?
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未知との遭遇

2005年09月20日 | 中年ドラマシリーズ
真実はいつも予告もなくやってくる

ある日、花屋の前を通りかかった時のこと。
「ゼラニウム」という小さな花に目がとまった。

知らなかった・・・・
その時まで「金属の一種」だと思っていた名前が
実は植物の名前だったなんて・・・

ついでに、「シンビジウム」も植物だったらしい・・・。

(こんなんで、よくも受験に失敗しなかったと思う)

 

学生生活も終わりに近づいてきた頃、友人との会食中。
サラダのなかにアスパラガスが入っていた。

「私、アスパラガス好きなの」といって私の皿のアスパラを
奪い取った友人の言葉に衝撃を受ける。

私はその時まで、「ヘリウムガス」と同じ
気体の一種だと思っていた。

まさか食べ物だったなんて・・・・

アスパラとアスパラガスは別物じゃなかったらしい。

(こんなんで、卒業できたかと思うと・・・冷汗)

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ピンポンダッシュ

2005年09月19日 | 中年ドラマシリーズ

子供の頃に誰でも一度は経験するイタズラだ。

小学生の時、誘拐事件があった。確か「吉伸ちゃん事件」だったと思う。
そんなことがあったので、学校は児童の登下校の際、危なくないようにと地域によってグループ分けをして児童の安全をはかった。
 
私が所属していた班は5人、どう見ても身代金など取れそうにもない家の子ばかりだった。
それが、毎朝一緒になって学校に行く。帰りもおなじことだった・・・と言いたいが、帰りだけは違ってた。 
今では学習塾など小学生でも当たり前の光景だが、昭和40年代は塾に行く子は、
有名私立校を狙ってるか、学校の勉強について来れないおバカな子のどちらかに決まってた。

だから、学校が終わって暇を持て余している小学生が学校からまっすぐ帰ってくるはずがないのだった。

私たち5人は帰る道々通りかかった家中の呼び鈴を押しては逃げるのだが、その家の
人が玄関まで出てくるのを確認してから逃げるのが、私たちのルールだった。

 
ある土曜日、お昼前に下校した5人がいつものように同じ道をふざけながら歩いてた。
交番を通りすぎたところあたりから、いつもの遊びが始まった。

そこの家は農家で、門が大きくて玄関からは一直線に歩いていけた。そしてグループ
の中のリーダー格の司くんが呼び鈴を押した時、信じられないことが起こった。
門のかげからものすごい形相のパジャマを着た男がバットを振り回しながら追いかけ
てきたのだ。
私たちは一斉に逃げた。頭の中はパニックだ。

パジャママンは下駄をはいているにもかかわらず速かった。
5人がそれぞれ違う方向へ逃げていれば良かったのだが、同じ方向に走っていた。

ピラニアのいる河を草食動物が渡る時、1頭が犠牲になってその隙に他の集団が
河を渡る光景をテレビで見たことがある。
それと同じことが起きた。 

5人のうちのひとり、斎藤くんがパジャママンに捕まった。
その隙に他の4人は無事に逃げることが出来た。
斎藤くんがどうなったか話し合った結果、もう一度、あの家に行ってみることにした。

家の門は閉まっていて、中は覗えなかった。 その夜は寝られなかった。
「もしかして殺されてるんじゃないかな」そんな気がした。

月曜日、斎藤くんは集団登校の集合場所にあらわれなかった。

私たちの恐怖心と罪悪感がピークに達したのはまさにこの時だ。
遅刻するのもかまわず、4人で斎藤くんの家に行ってみた。 

彼の家は材木屋で、家のまわりは材木だらけで、どこが玄関だかわからないような家だった。 

出てきたお母さんの話しでは、土曜の夜中に寝ぼけてトイレに落ち、上腕骨を骨折
して入院しているという・・・便器の中にスリッパが落ちそうになったのを止めようとして
足を滑らせ転落し、その瞬間便器に腕を打ちつけたのだそうだが・・・・
どこまでも運のない子だった。

パジャママンはすぐに解放してくれたそうだ。
私たちが呼び鈴を押す前に、他の誰かに2回やられてたので、今度こそ捕まえて
やろうと思って待ち構えていたらしい。 3回目に私たちが来たわけだ。
実際に捕まえて見ると、要領の悪い、トロい子だったので拍子抜けしたに違いない。

斎藤くんの家はその後、商売がうまくいかず夜逃げ同然に引っ越していった。
3年生になると同時に、私は転校したので他の3人とも会っていない

(もう35年以上も昔の出来事です。本当にトンデモないガキでしたわ・・・)

(なお登場人物は当時は未成年であったため仮名です・・・意味無いと思うけど)
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鹿児島に行ってきました

2005年09月18日 | 今日の気分♪

ちょっと長い休暇が取れたので、鹿児島に行ってきました。

親の転勤で一時的に住んだ土地だけど、第二の故郷かもしれない。
新幹線も通って便利にはなったけど、はっきりいって遠いです。
国内格安航空券を使って往復3万程度の旅費。
シーズンオフだから安く上がったわけで、正規の値段だったら
とてもじゃないけど行けないね。

友人宅に泊まり歩いて、念願のとんこつラーメンを食べて
幸せな1週間を過ごしました。

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シンプルなポテト

2005年09月17日 | 食べ物の話

一昨日の朝のメニュー。

ポテトをスライスしたガーリックと一緒に炒めて
塩と粗挽きコショウで味付けして
熱いうちに食べます。

好みによってはベーコンなんかも一緒に炒めても良いかもね。

私はこういうシンプルな食べ物が好き。
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