石川県七尾市に本社を置き、水産練製品・加工品の製造・販売、冷凍魚塩干魚の販売などを行う株式会社スギヨが制定。
かに風味かまぼこ「カニカマ」の美味しさをより多くの人に味わってもらうことが目的。日付は、かにのハサミの形状が漢字の「ニニ」に似ていることから毎月22日を記念日に。なお、6月22日は「かにの日」なので、本物のかにへ敬意を表して除いている。記念日は2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。この日を中心に、カニカマスマイルフォトコンテストが実施される。
元祖「カニカマ」メーカーのスギヨでは、「まるでカニのほぐし身のようなカニカマ」「大人のカニカマ」「匠のカニカマ」「香り箱」など数多くのカニカマ商品を販売している。
中でも「香り箱」は、ズワイカニの脚肉をイメージし、形状・食感・味・色合い・ジューシー感を再現したカニカマで、2006年(平成18年)度の第45回農林水産祭最高賞「天皇杯」を受賞している。カニの代用品として使用でき、お刺身やちらし寿司の具にもぴったりなカニカマである。
カニカマについて
カニカマ(Crab stick、Seafood stick)は、「かに風味かまぼこ」を略した名称で、色や形・食感をカニの身に似せたかまぼこ(魚肉練り製品)である。実際にはカニ肉は入っておらず、海外ですり身に加工し冷凍すり身として輸入されたスケトウダラを主原料とする場合が多い。
1972年(昭和47年)に、スギヨが着色・着香した蒲鉾を細く裁断した商品である「珍味かまぼこ・かにあし」を発売したのが最初とされている。発売当初、「インチキじゃないか!」などの苦情が寄せられたが、この消費者の声を逆手にとり「カニのようでカニでない」とのキャッチコピーで、あくまでも「アイディア商品」として全国に広告宣伝活動と販売を行った。
現在、カニカマは日本のみならず、世界各地で安値で食べられるサラダなどのトッピングとして広がっている。日本からも輸出されているが、海外では韓国製のものが多く流通している。