茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

七草粥

2010-01-21 23:32:26 | おいしいもの
 もう一月も終わらんとしておりますが、あけましておめでとうございます。なんだかんだとしているうちにパソコンに向かう時間なく、今日に至りました。今年もよい一年となりますように。

 今年の目標はと考えている間もなく毎日が過ぎていきますが、せっかくパソコンに向かったのだから考えなくてはと頭を絞りながら書き進めています。
 ひとつ、娘が健康に過ごせるようにおいしい食事を作り、育児を楽しむこと。
 ふたつ、お茶のお稽古に休まず通うこと。
 みっつ、今年も内緒。
 我ながら具体性に欠けてなんとも不甲斐ない目標です。皆さまはどんな目標を立てましたか。

 もうずいぶん前ですが、一月七日、買い物に行ったら七草詰め合わせが並んでいました。今は集めるのも大変な七種、便利になったものと驚きました。
 例年大根や蕪の葉を入れて作っていましたが、いたるところで詰め合わせに出会って今年は七種で作ってみたくなり、天然ものと書いてあったセットを購入。本来は朝頂くものですが、夕方の離乳食に合わせ、写真撮影後、細かく刻んで出汁だけでご飯と煮てみました。青々と見事な色、香りもつよく、天然ものだからかなあと勝手に思いつつ、グツグツ、七草粥が出来上がりました。少し苦味もありましたが、娘は完食。これで一年健康に過ごせることでしょう。
 七種の草は、芹(せり)、薺(なずな別名ぺんぺん草)、御形(ごぎょう別名母子草)、繁縷(はこべら)、仏の座(ほとけのざ別名小鬼田平子)、菘(すずな=蕪)、蘿蔔(すずしろ=大根)。
 これらを前日の夜囃し歌を歌いながら包丁でたたいて、翌朝のお粥にいれて頂くと、邪気を払い万病を除くといわれ、おせち料理で疲れた胃を休め、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補うためにもよいといわれます。皆様は召し上がりましたか。
 私の実家では七草粥以外に、3が日にとろろを食べると健康に過ごせるということで、毎年一月三日の夜はとろろごはんを頂きます。他、昔から大晦日には「女と馬のお歳とり」と言って、年越し蕎麦以外に鮭を食べるのが通例でした。結婚してもこの習慣は続けています。皆様もお宅ならではの食べ物の独特な習慣はありませんか?あれば教えてください。

 まだまだ寒い日があることと思います。皆様も健康に気をつけてお過ごしください。今年もなかなか更新がままならず、ご機嫌伺いと育児のご報告のようになるかと思いますが、皆さまからのコメントはとても嬉しく拝見しております。どうぞ宜しくお願いいたします。

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4 コメント

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七草粥たべましたヨ~ (春旦)
2010-01-23 07:27:11
「七草粥」わたしも食べました。
tamagoさまのブログが気になり、愛妻に小声で確かめてみた。
「この前食べた七草ど~したと~?」…「生協で注文して買ったよ~」って
ホッ…きっと七種類入った「七草粥」を食べれたと思います。
これで今年もお嬢ちゃん同用…わたしも健康にすごせるかな?
しかし驚いたのは、3が日にとろろを食べると健康に過ごせると言う願いに、大晦日には年越し蕎麦以外に鮭を食べるのが通例でした…という話に驚き!
地域によってそのような習慣があるというのは、な~んだかうらやましい。
それをお嫁に行かれても実践されているのが素敵です。
健康に過ごすという願いが、形や行いなって表れているんですもんね~。
邪気を払い万病を除く…ってたくさん行事としてもありますね。
福岡の私のまわりでは…
久留米の玉垂宮の三大火祭り「鬼夜(鬼火)」が7日にあり、また11日には自宅近くの田んぼで「どんど焚き」…昨年使用したお札やお守りなどを持って行き、一緒に燃やします。
これらも邪気や万病を払い除くという意味があるそうです。
日本人は農耕民族ですから、天変地異は鬼や悪霊にたとえて恐れられた、それを封じ込む、ひょっとしたら称える?…奉る?のにきっと各地でいろんな風習ができたのではないでしょうか?…想像ですが。
食べ物の独特な習慣…う~ん…うどんはさぬきみたいに、こしはなく出汁と充分に絡み合うつくり、ラーメンは豚骨、めんたいこが有名…一時期もつ鍋も大流行。
とりあえず福岡は南国なのに寒く、食べ物は海のもの、山のものなんでも豊富でおいしいって事くらいでしょうか?…福岡の方…助け舟求む!
tamagoさまこそお嬢さま、ご理解深いが主人さま健康に注意されて、健康な良い一年を過ごされてください。
子育てで忙しいのは、『ブログ徒然日記』ファンは充分承知いたしております。
無理をされずゆっくり更新なさってください。
私たちもの~んびり待たせていただきま~す!
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あけましておめでとうございます (ともとも)
2010-01-28 17:58:42
おめでとうございます。
茶道と育児大切に両立されていてとても素敵ですね。おかげで私自身も娘と一緒に先生の所へ通うことを楽しもうと思えるようになりました。
初稽古の日に娘にも着物を着せて(秋までは浴衣でしたので大喜びでした)ごあいさつ。
しかし、クリーニングが大変なので、浴衣の縫い方で生地を変えて簡単な一重をミシンで縫っています。無事出来上がりますように…。
返信する
七草粥 (m-tamago)
2010-02-01 22:47:47
春旦さん、こんばんは。
そうですか、七草粥召し上がりましたか~。
地方によって色々な風習があるんでしょうね。
馬と女のお歳とりの意味は母もよくわからないというのが残念。どういう謂れなのか知っている方がいたら教えてほしいなあ。
そういう風習をまとめた本も探せばありそうですね。

>久留米の玉垂宮の三大火祭り「鬼夜(鬼火)」が7日にあり、また11日には自宅近くの田んぼで「どんど焚き」…昨年使用したお札やお守りなどを持って行き、一緒に燃やします。
どんど焼も都会ではなかなか見られない風景ですけど、昔はどの集落でもあったものですよね。義理の母のところは近所であって行ってきたわよ~と言っていました。
おっしゃる通り日本人は自然に畏敬の念をもってきたからこそ色々な風習も生まれたのでしょう。

福岡は未踏の地、いつか行きたいものです。その際はご案内頂きたく宜しくお願いいたします。
今年もぼちぼちやっていきますのでどうぞ宜しくお願いします。
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おめでとうございます (m-tamago)
2010-02-01 22:55:14
ともともさん、遅まきながらあけましておめでとうございます。

お嬢さんと一緒にお茶に通われているのですね。何歳くらいでしょう。素敵ですね。

>初稽古の日に娘にも着物を着せて
それはそれは嬉しいでしょうね。娘だとそういう楽しみがありますよね。
末永く一緒にお茶を楽しんでください。
私もある程度の年になったら抹茶を飲ませたいと思っています。

>クリーニングが大変なので、浴衣の縫い方で生地を変えて簡単な一重をミシンで縫っています。
無事出来ましたか。ご自分で縫うなんてすばらしい~。着物は着るのも大変ですけど、着た後の手入れがまた大変ですもんね。

育児とお茶の両立といってもバランス良くはいかないと思いますが、切れ切れにでもお稽古に行ければ、お茶のことを考えられるし、気分もリフレッシュできるので、頑張っていきたいです。
ともともさんのお稽古での事、お嬢さんのこともまたお知らせくださいね。
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