師走、私の原点となった大学茶道研究会の同期と後輩が『茶遊庵』に来庵。
我が茶道研究会は現役・卒業生が力を合わせて5年ごとに茶会が催されることもあり、
まだ携帯電話がない時代でも、他のサークルより繋がりが持続しやすかったように思います。
卒業生のお稽古場も設けられているので、卒業後も継続して通う人はそのままつながっています。
私はお稽古場が遠いので通うことができませんでしたが。
携帯、SNSの発達で、今や学年ごとのグループラインができたり、今は連絡もとりやすく
便利な時代になりました。
今回は、2年後輩の女子二人と、同期男子が来てくれました。
まずは薄茶を一服、交代して点て合いました。
早稲田時計台茶碗も二度目のお目見え。
今回も、私以外誰も購入していなくて、改めて見て、「買っておいてもよかったな~」なんて言葉も。
後輩女子は卒業生のお稽古場に通っているのでお点前も慣れたもので美しい。
同期男子は久しぶりだからな~といいながら、稽古幹事だっただけあって、
お点前の細かい部分までよく覚えていて美味しいお茶を点てました。
気の利く後輩が、私たち先輩の点前姿を写真に残してくれました。
茶道研究会には表千家と裏千家とありますが、この日は全員裏千家。
部室を訪ねた際に裏千家の先輩がいたから、
自分の親が裏千家だったから、
誘ってくれた、もともと入っていた友達が裏千家だったから、
と初めて入会の経緯を互いに披露。
後輩とは卒業後、5年ごとの茶会で顔を見ることはあっても
ゆっくり話す機会はなかったので、互いのこれまでを話し続けました。
社会的立場は変わっても、話せば学生時代のままの私たちでした。
来年は茶研創設75周年茶会が催される年で、再会を約束して別れました。
茶道が繋げてくれる縁をまた感じ、幸せな時間でありました。
作年10月にも同期女子が集まり、懐かしく賑やかな時間を過ごしました。
『茶遊庵』朋有り 遠方より来る また楽しからずや
これからも稽古場としては勿論ですが、
皆が楽しくほっと集える場所でもありたいと改めて思いました。