茶道の世界では四畳半は一種の基準となって存在しています。四畳半より小さいと小間と呼び、大きいと広間と呼び、四畳半は両方に含まれます。点前や諸道具の扱い、正客の席など、小間と広間では異なることがいくつかありますね。
麻生圭子さんが書いた「京都で、古きよきもの、見つけました」と題されたエッセイに、“四畳半スイーツ”というものが紹介されていました。
かいつまんで書くと、
その昔、四畳半には「神田川」の貧乏学生のキーワードで、負のイメージしかなかった。それが変わったのは茶の湯の勉強をはじめてから。京都には「四畳半」と呼ばれている進物用の干菓子があり、本当の名前は「京のよすが」。正方形の箱に、詰め合わされた干菓子がちょうど四畳半の畳に見えるのでそう呼ばれている。この詰め合わせは季節によって色彩が少しずつ移ろっていく。こういうのは日本人だけの感覚、抹茶に用いる菓子だから、できる遊びなんだろう。国宝の四畳半、銀閣寺東求堂同仁斎を有し、茶の湯がさかんな京都では四畳半は上品なイメージが凌駕するのだろう。
最近四畳半という名の洋菓子も話題になっている。五つの焼き菓子が四畳半の模様に詰め合わされている。
と、こんな具合だった。
京のよすが、でネット検索してみました。四畳半といえばこのお菓子と有名なようです。
http://www.kyomeibutuhyakumikai.jp/kamesuehiro.htm
確かに四畳半の畳敷きのように仕切られています。京都に行ったとき、京のよすがではありませんでしたが、同じように仕切られた干菓子を拝見したことがある気がします。
畳の敷き方も夏と冬、また、祝儀不祝儀でも微妙に変わって、日本人は住まいにも季節や気持ちごとに手間をかけてきたことを感じます。四角いものをこんな風に敷き詰めると視覚的にセンス良く見えて、機能性の中にも芸術性の感じられる四畳半を作り出した日本人の感覚はやっぱりすごいと思います。
洋菓子の四畳半というのも気になり、検索。麻生さんの、同じような記事を発見しました。
http://www.keiko-aso.com/blog/sb.cgi?day=20080201
京のよすが、季節ごとに中身が変わるというのが楽しみですね。そして、洋菓子の四畳半、これまたおいしいと有名なようで、気になりました。今度京都に行ったら、抹茶と共に和洋の四畳半スィーツを求めようと思っております。京都訪問の楽しみがまた増えました。お菓子にまで“四畳半”があるとは面白い。京都在住の方はご存じでしたか。
写真は、4月初旬に訪れた鎌倉鶴が岡八幡宮のぼたん庭園にて、満開の桜と牡丹の共演。源氏池に桜の花びらが舞い散り、幻想的な風景でした。このぼたん庭園は、春と冬に開園されていますが、拝観料500円もかかり、これまでは入ったことがありませんでした。灯台下暗し、美しい場所でした。園内には100種1000株もの牡丹が植えられているとか。こんな中でお抹茶一服頂けたらと思いました。
機会あれば、おでかけください。9時~16時半まで、4月~5月にかけては春の大輪の牡丹が、1月~2月にかけては藁の囲いに包まれた、春とは違った味わいの寒牡丹が楽しめるようです。
麻生圭子さんが書いた「京都で、古きよきもの、見つけました」と題されたエッセイに、“四畳半スイーツ”というものが紹介されていました。
かいつまんで書くと、
その昔、四畳半には「神田川」の貧乏学生のキーワードで、負のイメージしかなかった。それが変わったのは茶の湯の勉強をはじめてから。京都には「四畳半」と呼ばれている進物用の干菓子があり、本当の名前は「京のよすが」。正方形の箱に、詰め合わされた干菓子がちょうど四畳半の畳に見えるのでそう呼ばれている。この詰め合わせは季節によって色彩が少しずつ移ろっていく。こういうのは日本人だけの感覚、抹茶に用いる菓子だから、できる遊びなんだろう。国宝の四畳半、銀閣寺東求堂同仁斎を有し、茶の湯がさかんな京都では四畳半は上品なイメージが凌駕するのだろう。
最近四畳半という名の洋菓子も話題になっている。五つの焼き菓子が四畳半の模様に詰め合わされている。
と、こんな具合だった。
京のよすが、でネット検索してみました。四畳半といえばこのお菓子と有名なようです。
http://www.kyomeibutuhyakumikai.jp/kamesuehiro.htm
確かに四畳半の畳敷きのように仕切られています。京都に行ったとき、京のよすがではありませんでしたが、同じように仕切られた干菓子を拝見したことがある気がします。
畳の敷き方も夏と冬、また、祝儀不祝儀でも微妙に変わって、日本人は住まいにも季節や気持ちごとに手間をかけてきたことを感じます。四角いものをこんな風に敷き詰めると視覚的にセンス良く見えて、機能性の中にも芸術性の感じられる四畳半を作り出した日本人の感覚はやっぱりすごいと思います。
洋菓子の四畳半というのも気になり、検索。麻生さんの、同じような記事を発見しました。
http://www.keiko-aso.com/blog/sb.cgi?day=20080201
京のよすが、季節ごとに中身が変わるというのが楽しみですね。そして、洋菓子の四畳半、これまたおいしいと有名なようで、気になりました。今度京都に行ったら、抹茶と共に和洋の四畳半スィーツを求めようと思っております。京都訪問の楽しみがまた増えました。お菓子にまで“四畳半”があるとは面白い。京都在住の方はご存じでしたか。
写真は、4月初旬に訪れた鎌倉鶴が岡八幡宮のぼたん庭園にて、満開の桜と牡丹の共演。源氏池に桜の花びらが舞い散り、幻想的な風景でした。このぼたん庭園は、春と冬に開園されていますが、拝観料500円もかかり、これまでは入ったことがありませんでした。灯台下暗し、美しい場所でした。園内には100種1000株もの牡丹が植えられているとか。こんな中でお抹茶一服頂けたらと思いました。
機会あれば、おでかけください。9時~16時半まで、4月~5月にかけては春の大輪の牡丹が、1月~2月にかけては藁の囲いに包まれた、春とは違った味わいの寒牡丹が楽しめるようです。
よくわかりました。
最近、歳をとると離れの四畳半一部屋の
家に住もうかなと考えていましたが、
その理由づけが出来ました。
ありがとうございます(笑)
四畳半の家ですか。私も独身時代は四畳半の部屋でしたが、一人にはちょうどよい広さでした。
最近は四畳半を知らない子どももいるのかなあ。スィーツから四畳半を知ったりして?!
「亀末廣」の話題なのでTBさせていただきました。
季節ごとに変わるのが楽しみなお菓子ですが、お店も重厚な老舗です。ぜひ訪れてみてください。
トラックバックありがとうございました。
京都には素敵なお店、お菓子がたくさんありますよね。羨ましいです。
ついデパートで買ってしまいがちですが、やっぱり本店に行って雰囲気を味わってみるというのも大事ですよね。